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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・インド中銀政策金利5.50%(予想5.75% 前回6.00%)
・独鉱工業生産[前月比]-1.4%(予想-1.0% 前回2.3%)
・ユーロ圏GDP[前年比]1.5%(予想1.2% 前回1.2%)
・米非農業部門雇用者数13.9万人(予想12.6万人 前回14.7万人)
・米失業率4.2%(予想4.2% 前回4.2%)
・米平均時給[前年比]3.9%(予想3.7% 前回3.9%)
▼ニュース、要人発言
米財務省の為替報告書、操作国の認定なし-日銀政策にも言及
米財務省は5日に発表した外国為替報告書で、貿易相手国・地域に対する為替操作国の認定を見送った一方で、中国の「透明性の欠如」を批判した、日本銀行の金融政策にも言及し、円安・ドル高を是正する観点から引き締め政策の継続が必要との見解を示した(ブルームバーグ)
NY連銀のサプライチェーン圧力指数、5月は小幅上昇
米ニューヨーク連邦銀行が5日公表した5月のグローバル・サプライチェーン圧力指数(GSCPI)はプラス0.19と、前月のマイナス0.28から上昇した、数値がプラスになると、サプライチェーンに平均以上のストレスがかかっていることを示す(ロイター)
他国政府見解に「立ち入ったコメント控える」=米為替報告で加藤財務相
加藤勝信財務相は6日、米財務省が半期ごとの外国為替政策報告書を公表したことに関し、「米国を含め、他国政府の見解について立ち入ったコメントは差し控えたい」と述べた(ロイター)
5月末の外貨準備高、5カ月ぶり減少 米長期金利の上昇で
財務省が6日発表した5月末時点の外貨準備高は1兆2981億ドル(およそ186兆円)だった、4月末と比べて1億ドル減った、減少は5カ月ぶり、米国の長期金利の上昇で米国債の時価評価額が減少した(日本経済新聞)
インド中銀が0.5%利下げ、景気支援へ 預金準備率も下げ
インド準備銀行(中央銀行)は6日、主要金利のレポレートを50bp引き下げ5.50%とした、利下げは3会合連続、利下げ幅は市場予想よりも大幅となった、政策の波及効果を加速させ融資を増やすため、銀行に義務付けている預金準備率(CRR)も100bp引き下げ、3%とした(ロイター)
スイス中銀が為替操作を否定、米「監視リスト」入りで
スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は6日、米財務省が為替操作をしていないか注視する「監視リスト」にスイスを加えたことを受け、為替操作を行っていないと表明した、「貿易バランスの調整を阻止したり、スイス経済に対する不当な競争上の優位性を得たりしようとはしていない」と付け加えた(ロイター)
ECB、緩和サイクル終了し「余地」残すべき=ラトビア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁はロイターの電話インタビューに応じ、不透明な経済見通しを踏まえ、ECBは毎会合の利下げをやめ、万一に備えるべきだと語った(ロイター)
ECB、状況見極めのため利下げ一時停止すべきだ-ギリシャ中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は6日、特に貿易に関連する最近のショックを評価する時間が必要として、利下げを一時停止すべきだと述べた(ブルームバーグ)
第1四半期のユーロ圏GDP確報値、前期比+0.6%に上方修正
欧州連合(EU)統計局が6日発表した第1四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は前期比0.6%増で、改定値の0.3%増から上方修正された、前年比では1.5%増(改定値1.2%増)だった(ロイター)
米関税がユーロ圏にデフレ圧力、物価1%に接近も=ポルトガル中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は6日の記者会見で、トランプ米政権が課した関税は欧州経済にデフレ的影響を及ぼし、ユーロ圏のインフレ率は2026年初頭に1%に近づくとの見方を示した、「利下げサイクルは25年も続きそうだが、どの程度のペースで行われるかは分からず、各会合で決定される」と述べた(ロイター)
ロシア中銀22年9月以来の利下げ、成長鈍化で 金利20%に
ロシア中央銀行は6日の理事会で、主要政策金利を1%ポイント引き下げ20%にすることを決めた、経済成長が鈍化し、インフレが緩和傾向にあることを受けたもので、2022年9月以来の利下げとなる、ロイターがまとめた市場予想は据え置きだった、金利は24年10月以降、21%で据え置かれていた(ロイター)
米5月雇用13.9万人増に鈍化、失業率横ばい 関税巡り不透明感
米労働省が6日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13万9000人増加で前月から減速した、関税措置の不確実性を背景に鈍化したものの、堅調な賃金上昇から経済拡大が当面続くとの見方から、連邦準備理事会(FRB)が利下げ再開を遅らせる可能性がある(ロイター)
中国政府、米自動車大手向けのレアアース輸出を一部許可-ロイター
中国政府は、米大手自動車メーカー向けのレアアース(希土類)供給業者に対し、暫定的な輸出許可を与えた、ロイター通信が6日、事情に詳しい匿名関係者を引用して伝えた(ブルームバーグ)
ボウマンFRB理事、大手銀の非公開評価見直しへ-手法修正を主張
米連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当副議長に就任するボウマン理事は、非公開としている大手銀行の評価と実際の財務状況との間に「奇妙な不一致」が見られるとして、FRBとして近く対処する考えを示した(ブルームバーグ)
米中、ロンドンで9日に通商交渉を再開-トランプ氏が発表
トランプ米大統領は6日、米中の通商交渉団がロンドンで9日に協議を再開すると明らかにした、米国からはベッセント財務長官、ラトニック商務長官、グリア通商代表部(USTR)代表が現地に向かい、中国側と協議するとしている(ブルームバーグ)
トランプ米大統領、パウエルFRB議長に1ポイントの利下げ要求
トランプ米大統領は9日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対して再び利下げを要求し、1ポイントの引き下げに踏み切るよう促した、トランプ氏はパウエル議長に対する揶揄的な呼称を使って「FRBの『手遅れ』は最悪だ」とソーシャルメディアに投稿、「欧州は利下げを10回実施したが、われわれは一度も行っていない。彼にもかかわらず、わが国は好調だ。1ポイント利下げを実施せよ、ロケット燃料になる!」と書き込んだ(ブルームバーグ)
トランプ氏、マスク氏との決裂巡り「大丈夫だ」 側近仲介へ=報道
トランプ米大統領は、米政治専門ニュースサイトのポリティコのインタビューで、 電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との決裂について聞かれ、「大丈夫だ」と述べた、同サイトが5日に報じた(ロイター)
テスラ株空売り筋、マスク氏とトランプ氏の決裂で40億ドルの利益
トランプ米大統領と電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の決裂によって同社の株価が急落した5日、空売り筋は40億ドルの利益を得た(ロイター)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
昨夜公表された米雇用統計は雇用者数と賃金が予想を上回る伸びとなり、年内利下げ期待が後退。
トランプ関税によるコスト増を嫌気した雇用減速が警戒されましたが、ひとまず回避されたもようです。
ドル円は一時145円台を回復しユーロドルは1.14を割り込むなど、市場ではドル買い戻しが優勢となりました。
ロイターは9日から米中が通商協議を再開すると報道、こちらもリスクオンムードを支えています。
▼株式
ダウ:42,762.87ドル(+443.13)
ナス:19,529.95(+231.50)
イーロン・マスク氏とトランプ大統領の対立沈静化や雇用統計の上振れが、株式相場を支えました。
▼債券
米10年債利回り:4.504%(+0.113)
実質金利:2.187%(+0.090)
期待インフレ率:2.317%(+0.023)
(過去3営業日)
右軸:実質金利(上下逆注意)
左軸:NY金(ドル) 右軸:期待インフレ率(%)
利下げ期待の後退から、米2年債利回りも4%台に乗せています。
▼原油
NY原油7月物は、1.21ドル高の64.58ドルにて終了。
地政学リスクの影響による強地合いのなか、カナダの山火事による影響も懸念されています。
▼金
NY金8月物は、28.50ドル安の3,346.60ドルにて終了。
今朝の国内金は、136円安の15,544円で終了しています。
ドル高が圧迫、3,300ドル台を中心としたレンジ推移が続きます。
左軸:NY金(ドル) 右軸:信託金残高(トン)
SPDR:934.21トン(-1.44トン)
▼白金
NY白金7月物は、31.60ドル高の1,168.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は、13円高の5,128円で終了しています。
米中協議期待から、NY白金は2022年のウクライナ侵攻以来の水準に上昇です。
今週もありがとうございました。
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谷本 憲彦
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