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Tel:06-6300-5757(代表
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

<今週の予定>
・13日:米消費者物価指数トランプ大統領中東訪問(~16日)、満月
・15日:米小売売上高パウエルFRB議長講演

<CFTC建玉明細>

Date

大口投機玉

前週比

NY金($)

04/22

175,378

-26,832

3,419.40

04/29

163,318

-12,060

3,333.60

05/06

162,497

-821

3,422.80

(直近3週間)

 

右軸:大口投機玉買い越し

5月6日終了時点のNY金大口投機玉の買い越しは162,497枚。
前の週と比べ、821枚買い越しが減りました。
中国が労働節のためお休みだった週、ポジションに大きな変化は見られませんでした。
 

白金

Date

大口投機玉

前週比

NY白金($)

04/22

5,677

-357

962.20

04/29

9,962

4,285

985.50

05/06

9,510

-452

992.10

(直近3週間)

 

右軸:大口投機玉買い越し

5月6日終了時点のNY白金大口投機玉の買い越しは9,510枚。
前の週と比べ、452枚買い越しが減りました。
金同様、こちらにも大きな変化は見られませんでした。
 

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

 

<今週の見通し>
先週のFOMCを経て、米当局による利下げ期待は後退しています。
FedWatchによると、先週末時点での6月利下げ確率は17.2%にまで低下しています。
会合後の会見でパウエルFRB議長は、相互関税による物価への影響を含めて見通しが不透明であることから「待つ」ことを選択しました。
インフレや失業率の上昇リスクが高まっていると指摘しており、今後の指標を注視するとしています。
そんななか、今週火曜日には米消費者物価指数が、木曜日には小売売上高がそれぞれ公表されます。
次回FOMCは6月16、17日なので、それまでにCPI発表は二度あります。
前哨戦として、または関税賦課を意識した消費活動に変化が見られるのか、今週の指標発表に注目が集まります。
米CPI発表に先駆け、一足早く中国CPI、PPIが先週末に公表されました。

・中国消費者物価指数[前年比]-0.1%(予想-0.1%  前回-0.1%)
・中国生産者物価指数[前年比]-2.7%(予想-2.8%  前回-2.5%)
 

中国4月CPI3カ月連続下落、PPI下落加速 貿易戦争が一段のデフレ圧力に
中国国家統計局が10日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年比で3カ月連続小幅に下落し、生産者物価指数(PPI)は過去6カ月で最大の下落率となった。住宅市場低迷や雇用不安を背景とする個人消費減退に加え、米国との貿易戦争も影を落とした。 CPIは前年比0.1%下落で3月と変わらず。ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。前月比では0.1%上昇で、3月(0.4%下落)から上昇に転じた。(ロイター)

 

貿易戦争を警戒し、デフレ圧力が強まっています。
 

インドとパキスタン、即時の完全停戦で合意 米などが仲介
トランプ米大統領は10日、インドとパキスタンが「完全かつ即時の停戦」に合意したと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。 「米国の仲介による協議の末、インドとパキスタンが完全かつ即時の停戦に合意したことを発表できることをうれしく思う。常識と優れた知性を駆使した両国を祝福する」と述べた。(10日付ロイター)

 

核保有国同士の衝突で懸念されていた印パ紛争ですが、ひとまず落ち着くことが期待されます。
そして10日から、スイス・のジュネーブで関税措置を巡る米中両国による協議が始まりました。
 

米中貿易協議で大きな進展とベセント長官、12日に詳細説明
ベセント米財務長官は12日、スイスのジュネーブで前日から行われた米中の貿易問題を巡る閣僚級協議で2国間の貿易戦争の緩和に向けて「大きな進展」があったと述べた。詳細は12日に説明するとした。
協議は、米国からベセント財務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表、中国からは何立峰副首相が出席。初日の協議は約8時間にわたった。
ベセント氏は記者団に「非常に重要な貿易協議において大きな進展があったことを報告できて嬉しい」と述べた。トランプ米大統領に協議の進捗状況を報告し、12日に詳細を説明すると述べた。(11日付ロイター)

 

市場ではひとまずリスク選好的なドル高が進行しています。

 

右軸:大口投機玉買い越し(上下逆注意)

 

5月6日時点の大口投機玉による円のポジションは、176,859枚買い越しです。

前の週から比べ、2,353枚買い越しが減りました。

 

 

4月22日安値139円88銭から反発が続き、146円レベルでドル円の上昇は一服しています。

FOMCを前に円買いポジションの拡大は一服しましたが、FOMCを経たドル買いの動きを受けて、円買いポジションはさらに縮小していると思われます。


東京前営業日比

 

05/09 15:45

05/12 7:00

円換算

ドル円

145.29

146.18

0.89

NY金

3,327.65

3,277.45

-152

NY白金

985.75

996.15

76

(時間は東京タイム)

<会員様向け>

 

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