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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
20日(木)は、スイス国立銀行による政策金利の発表が予定されています。
スイス政策金利について最近は、「スイスフランショック」として恐れられています。
たとえば一昨年9月21日の政策金利発表では、それまで続いていた利上げサイクルを突然停止したためスイスフランが売られ、ドルや円が買われました。
スイス中銀、予想外に金利据え置き 様子見モードとの見方 スイス国立銀行(中央銀行)は21日、政策金利を1.75%に据え置いた。据え置きは2022年3月以来。ジョルダン総裁は「様子見」局面に入ったと述べたが、物価動向次第で利上げする姿勢も示した。 ロイター調査では0.25%ポイントの利上げが予想されていた。ただ8月のインフレ率が7月と同じく1.6%で中銀の目標レンジ(0-2%)内に収まったことから、短期金融市場では五分五分とみていた。 スイス中銀は5回連続の利上げで政策金利を250bp引き上げた。(2023年9月21日付ロイター) |
今昨年3月には予想外の「利下げ」を実施、またもやスイスフランは売られました。
スイス中銀が予想外の利下げ、ECBとFRBに先んじる スイス国立銀行(中央銀行)は21日、予想に反し政策金利を0.25ポイント引き下げた。通貨フランの上昇を抑えることを視野に、世界の他の中銀に先駆けて利下げに踏み切った。 中銀は政策金利を1.5%に引き下げた。頻繁に取引される10大通貨の中銀の中で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が沈静化してから初めての利下げを実施した。大半のエコノミストは、少なくとも6月までは据え置かれると予測していた。 発表を受けてフランは急落し、ドルに対して一時1.2%下落した。 ヨルダン総裁率いる中銀は21日の声明で「過去2年半のインフレとの闘いが奏功したため、金融緩和が可能となった」と説明した。中銀は消費者物価の見通しを下方修正。2026年末まで1.5%を上回ることはないと予想した。(3月21日付ブルームバーグ) |

スイスフランはなんの前触れもなく動意付くことがあるため、スイスフランが荒れるといつのころからか「スイスショック」と勝手に呼んでいます。
「スイスショック」と呼ばれるようになったきっかけは、2015年の「ユーロ/フランの下限撤廃」からでしょう。
▼ユーロ/フランの下限撤廃 2011年の欧州危機以来、ユーロを売ってスイスフランを買う動きが強まりました。 フラン高に悩んだスイスは、2011年9月6日に1ユーロ=1.20フランを上限とすることを決定、同水準を越えると為替介入を行っていました。 スイス国立銀行による為替介入のおかげで、ユーロ/フランが1.20を下回ることはめったにありませんでした。 ところがECBはさらに量的緩和策を導入することとなったため、スイスはついに介入を断念。 2015年1月15日、スイス国立銀行は2011年9月から、1ユーロ=1.2スイスフランに設定していた対ユーロ上限を撤廃し、為替介入を廃止することを突然発表しました。  これによりスイスフランは急騰、ユーロは急落。 ドイツ銀行とバークレイズは、数千万ドルの損失と報じられました。 |
ユーロ/フランは1.2まで下落するとそれまでは買い戻されていましたが、スイス当局は1ユーロ=1.2スイスフランを上限として行っていた為替介入の終了と政策金利の引き下げを決定。
支えを失ったユーロは大暴落し、スイスフランは急騰。
他通貨にも影響が見られ、たとえばスイスフラン/円はわずか数十分で115円から139円へと急騰しました。
政策金利の発表は、日本時間20日17時半です。



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