期待インフレ率、1年半ぶり水準へ上昇 | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

応援よろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

▼期待インフレ率

 

期待インフレ率=名目金利-実質金利

 

名目金利が上昇する、もしくは実質金利が低下すると、期待インフレ率は上昇します。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

手元の資料では、今朝の米期待インフレ率は2.473%。

トランプ政権による関税賦課を期待インフレ率が織り込み始めており、年初来を更新しています。

 

特に「コロナショック」以降の期待インフレ率推移を確認すると、FRBによる政策を色濃く反映していると思われます。

 

 

コロナショックにより0.52%にまで低下した期待インフレ率でしたが、米当局による緩和政策の拡充から2022年4月21日には3%台を記録。

FRBは直後の5月会合で、50bp利上げを決めています。

 

その後23年7月会合で利上げは打ち切り、昨年9月会合では50bp利下げを決めましたが、関税賦課によるインフレ進行が警戒され利下げ期待が再び後退しています。

 

FedWatch ツールによる「6月会合Target Rate」

 

今朝時点での「1回以上」利下げ確率は33.7%に低下しており、現状では「年内1回利下げ」予想が優勢となっています。

期待インフレ率が2.5%に近づくと当局は緩和政策を止め、さらに越えるようでしたら「再引き締め」も視野に入る水準です。

 

▼期待インフレ率≒株価

 

期待インフレ率は景気のバロメーター、平たく言えば「株価」であると言えます。

 

左軸:期待インフレ率(%)  右軸:ダウ(ドル)

 

一概には言えないものの、ダウはだいたい期待インフレ率に連れる動きです。

昨日の期待インフレ率は、2023年10月以来の水準です。

インフレ率を下げることが急務で、期待インフレ率を再度下げるには「株を下げる」政策が必要です。

 

 

 

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ

「浪風谷本」では、メール会員を募集しています。

その日の市況や相場見通しを「会員メール」として1カ月間、無料でお送りいたします。

メールの受信は、PCでもスマートフォンでもけっこうです。

期間内は相場相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。

 

手紙メール会員お申し込みはこちら(Gmail)手紙

手紙こちらはヤフーメール、「メールアドレス」「お名前」「ご連絡先」をご明記のうえどうぞ手紙

 

※携帯、スマホへショートメールをお送りいたしますので、ご返信いただくことにより本登録とさせていただきます。

 

メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。

まずはお役に立てるかどうか、お試しください。

よろしくお願いいたします。