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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼期待インフレ率
期待インフレ率=名目金利-実質金利 |
名目金利が上昇する、もしくは実質金利が低下すると、期待インフレ率は上昇します。
左軸:NY金(ドル) 右軸:期待インフレ率(%)
手元の資料では、今朝の米期待インフレ率は2.473%。
トランプ政権による関税賦課を期待インフレ率が織り込み始めており、年初来を更新しています。
特に「コロナショック」以降の期待インフレ率推移を確認すると、FRBによる政策を色濃く反映していると思われます。
コロナショックにより0.52%にまで低下した期待インフレ率でしたが、米当局による緩和政策の拡充から2022年4月21日には3%台を記録。
FRBは直後の5月会合で、50bp利上げを決めています。
その後23年7月会合で利上げは打ち切り、昨年9月会合では50bp利下げを決めましたが、関税賦課によるインフレ進行が警戒され利下げ期待が再び後退しています。
FedWatch ツールによる「6月会合Target Rate」
今朝時点での「1回以上」利下げ確率は33.7%に低下しており、現状では「年内1回利下げ」予想が優勢となっています。
期待インフレ率が2.5%に近づくと当局は緩和政策を止め、さらに越えるようでしたら「再引き締め」も視野に入る水準です。
▼期待インフレ率≒株価
期待インフレ率は景気のバロメーター、平たく言えば「株価」であると言えます。
左軸:期待インフレ率(%) 右軸:ダウ(ドル)
一概には言えないものの、ダウはだいたい期待インフレ率に連れる動きです。
昨日の期待インフレ率は、2023年10月以来の水準です。
インフレ率を下げることが急務で、期待インフレ率を再度下げるには「株を下げる」政策が必要です。
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