世界的な利下げ圧力が高まり、ドル高進行 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・英消費者物価指数[前年比]1.7%(予想1.9%  前回2.2%)
・米MBA住宅ローン申請指数-17.0%(予想前回-5.1%)
・米輸入物価指数[前月比]-0.4%(予想-0.3%  前回-0.2%)

 

▼ニュース、要人発言

アトランタ連銀総裁、米雇用と経済成長は「力強さ」維持へ
米アトランタ連銀のボスティック総裁は15日、米経済が今年減速するものの力強さを維持するとの見通しを示し、インフレ率が低下する道筋は平たんでない可能性があると付け加えた(ブルームバーグ)
豪中銀、インフレ期待不安定化を懸念せず リスクは警戒=総裁補
オーストラリア準備銀行(中央銀行)のハンター総裁補は16日、当局者は短期的にインフレ期待が不安定化する可能性を懸念していないが、そうしたリスクを引き続き警戒していると述べた(ロイター)
金融政策が正常化プロセスに入る条件既に満たしている-安達日銀委員
日本銀行の安達誠司審議委員は16日、金融政策が正常化プロセスに入る条件は既に満たしているとの見解を示した、香川県金融経済懇談会で講演した(ブルームバーグ)
中国、景気刺激策として地方政府に6兆元債務スワップ容認も-関係者
中国は地方政府に対し、主に簿外債務の借り換えを目的として、2027年末までに最大6兆元(約125兆円)の債券発行を認めることを検討している、事情に詳しい関係者が明らかにした、景気刺激策の重要な一角を成す計画だとしている(ブルームバーグ)
中国人民銀、公開市場操作で差し引き2076億元吸収
中国人民銀行(中央銀行)は16日、7日物リバースレポを通じて6424億元(902億3000万ドル)を供給したと発表した、7890億元相当のMLF融資と610億元のリバースレポ融資は同日が満期となっている、結果的にこの日は差し引き2076億元の吸収となる(ブルームバーグ)
米と「友人になる用意」、習中国主席が円滑な米中関係求める
中国の習近平国家主席は、米非営利団体、米中関係全国委員会主催の晩餐会に寄せた書簡で、米国と「パートナーかつ友人となる用意がある」と述べ、円滑なパートナー関係は両国が互いの障害ではなく、発展の促進役となるチャンスとの見方を示した、中国国営中央テレビ(CCTV)が16日伝えた(ロイター)
中国、台湾巡り「武力行使放棄せず」 習氏が台湾海峡沿いの島訪問
中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は16日、中国が台湾を巡り武力行使の放棄を約束することはないが、これは外部からの干渉と少数の分離主義者に狙いを定めたものだと表明した(ロイター)
英国、9月インフレ率1.7%-予想以上の低下で2021年来の低水準
英政府統計局(ONS)の16日の発表によると、9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.7%上昇、前月の2.2%上昇からインフレが鈍化した、エコノミスト予想は1.9%上昇、中銀の8月時点の予測は2.1%上昇だった(ブルームバーグ)
予想以上の円安加速による物価上昇圧力、かなり削減=安達日銀委員
日銀の安達誠司審議委員は16日午後の記者会見で、円安修正で輸入物価指数が前年対比でマイナスに転じているとして「当面は円安が予想以上に加速することによる物価上昇圧力はかなり削減されている」と述べた(ロイター)
9月の英消費者物価、1.7%上昇 物価目標の2%下回る
英統計局が16日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.7%上昇した、伸び率は前月から0.5ポイント低下し、イングランド銀行(BOE)が物価目標とする2%を下回った、CPIの伸び率が2%を下回るのは21年4月以来3年5カ月ぶり(日本経済新聞)
タイ中銀、予想外の0.25%利下げ 景気下支えへ
タイ中央銀行は16日、政策金利の翌日物レポ金利を予想外に引き下げた、インフレ率は目標を下回っており、低迷する経済を下支えするために政府は以前から利下げを求めていた、 政策金利は2023年9月以来の高水準だった2.50%から25bp引き下げ、2.25%とした、決定は5対2だった(ロイター)
フィリピン中銀、2会合連続で0.25%利下げ 追加緩和示唆
フィリピン中央銀行は16日、主要政策金利のリバースレポ金利を予想通り25bp引き下げ6.0%とした、中期的なインフレ率は目標の2-4%の範囲内にとどまるとの見方を示し、追加利下げの余地を残した、 引き下げは2会合連続で、政策金利は2023年2月以来の低水準となった(ロイター)
インドネシア中銀、政策金利据え置き 海外市場の不透明感増大
インドネシア中央銀行は16日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を予想通り6.00%に据え置いた、今回の決定は2025年までインフレ率を目標レンジ内に抑える目標に合致するものだと説明している、 中銀は先月、予想外の利下げを実施していた(ロイター)
米輸入物価指数、9月は前月比0.4%低下-予想を下回る
9月の米輸入物価指数は前月比0.4%低下となった、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.3%低下、前月は0.2%低下、速報値は0.3%低下だった(ブルームバーグ)
ASMLの株価下落、半導体企業に明暗-投資家に健全性の再評価促す
オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの株価は四半期決算で明らかになった低調な受注が嫌気され下落しており、時価総額は600億ユーロ(約9兆8000億円)余り吹き飛んだ、投資家は業界の健全性の再評価を余儀なくされている(ブルームバーグ)
 

東京前営業日比

 

10/16 15:15

10/17 6:00

円換算

ドル円

149.26

149.62

0.36

NY金

2,689.55

2,690.30

34

NY白金

1,004.90

1,007.20

22

(時間は東京タイム)

 

昨日公表された英CPIを受け、英当局による利下げ期待が加速。
さらにアジア圏新興国の利下げが相次いだことから、市場ではドル高が進行しています。
ユーロドルは1.08台中盤に下落、8月初旬以来の水準です。
そのユーロですが、日本時間今夜に政策金利の公表を控えています。

 

▼株式

ダウ:43,077.70ドル(+337.28)

ナス:18,367.08(+51.49)

 

 

ハイテク株の下落が一服、ダウは再び4万3千ドル台に乗せています。

 

▼債券

米10年債利回り:4.014%(-0.018)
実質金利:1.746%(-0.006)
期待インフレ率:2.268%(-0.010)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

10/14

2,665.60

-

10/15

2,678.90

1.752

10/16

2,691.30

1.746

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

期待インフレ率の上昇が一服、株式市場の潮目の変化が警戒されそうです。

 

▼原油

NY原油11月物は、0.19ドル安の70.39ドルにて終了。

 

 

イスラエル軍による石油関連施設への攻撃懸念が和らいだ前日の流れを引き継ぎ、NY原油は小幅に続落しました。

 

▼金

NY金12月物は、12.40ドル高の2,691.30ドルにて終了。

今朝の国内金は、35円高の12,900円で終了しています。

 

 

世界的な金融緩和の流れに乗り、NYオープン直後には一時2,701.95ドルを記録しました。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:884.59トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金1月物は、6.00ドル高の1,002.60ドルにて終了。

今朝の国内白金は、15円高の4,792円で終了しています。

 

 

世界的な金融緩和の流れを受け、NY白金は今月4日以来の高値を記録しています。

 

 

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