【忘れてないか?】FOMC、粛々と年内2回利下げ予定 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

FOMCとは
米国連邦市場委員会(Federal Open Market Committee:FOMC)の略。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。


米国時間11月6日より二日間の日程で、FOMCが開催されています。
会合後の声明は日本時間11月8日早朝4時に公表され、その後4時半からパウエルFRB議長による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。

 

<前回会合>

2024.09.18

声明

パウエル議長

「経済活動が堅調なペースで拡大」
「失業率は上昇したが、依然として低い」
「インフレは2%の目標に向けて一段の進展を示したが、依然として幾分高い水準」
「インフレ面での進展とリスク均衡を踏まえて、FF金利誘導目標のレンジを0.5ポイント引き下げ、4.75-5%とすることを決めた」

「経済の強さを維持することに尽力」
「個人消費は引き続き堅調」
「住宅投資は第2四半期に減少」
「GDP成長率は堅調に推移すると予想」
「労働市場は引き続き冷え込んでいる、今年初めから顕著に後退」
「インフレは大幅に緩和したが、依然として目標を上回っている」

 

FedウォッチャーであるWSJニック・ティミラオスはFOMC開催の前の週に、「大きく始めるか小さく始めるか」と題した記事を掲載。
翌週にFOMC会合を控えた9月13日金曜日のことです。

 

FRB0.5%利下げ、議長「後手に回らず」 年内さらに同幅下げ想定
米連邦準備理事会(FRB)は17-18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げた。利下げは4年半ぶり。年内にさらに0.50%ポイントの追加利下げを実施する見通しも示した。
声明は「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めており、雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクがほぼ均衡していると判断する」とした。
インフレは「依然としてやや高止まり」しているものの、「インフレの進展とリスクのバランスを考慮」した決定と説明。その上で、物価安定と最大雇用という「二大責務の双方」に注意を払いつつ、「目標達成を妨げるリスクが生じれば、金融政策スタンスを適切に調整する用意がある」と言明した。
パウエル議長は会合後の記者会見で「今回の決定は、緩やかな成長とインフレの持続的な2%回帰という状況において政策スタンスの適切な調整によって労働市場の強さを維持できるというわれわれの自信の高まりを反映している」と述べた。(9月18日付ロイター)

 

FF金利の予想中央値は年末時点で4.25-4.50%、年内あと2回利下げ期待が優勢でした。

<今会合のポイント>

その後公表された米経済指標が思いのほか堅調だったため、一時は50bp利下げは間違いだったのではという風潮も見られました。
しかし先週末に公表された米雇用統計を受けて、市場は再び11月利下げへ向けて舵を切りました。

 

11月FOMC0.25%利下げほぼ確実、10月雇用統計受け
米労働省が1日発表した10月の雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったことを受け、6-7日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げが決定されるとの観測が金融市場でほぼ完全に織り込まれた。
10月の雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比1万2000人増となり、予想の11万3000人増を大幅に下回った。10月はハリケーンやボーイングでのストライキの影響で労働市場が混乱した。失業率は4.1%と、前月から横ばいだった。
金利先物市場では、99%の確率で来週のFOMCで0.25%ポイント利下げが決定されるとの見方が織り込まれている。雇用統計発表前は92%だった。
ただ、9月の政策転換時に実施された0.50%ポイントの大幅利下げが11月の会合で決定される可能性はないとみられている。
フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が年末までに4.25%-4.50%に達する確率は約83%。雇用統計発表前は69%だった。(1日付ブルームバーグ)

 

 

FedWatchによると今朝時点では年内残り「2回」利下げが優勢ではあるものの、大幅利下げ期待は後退しています。

米大統領選の投開票が進むなか、当局はどのような判断を下すのか注目されます。

 

<FF金利見通しとNY金への影響>

 

 

ついに逆イールドが解消され、米経済のリセッション入りが警戒されます。

 

左軸:上海総合指数 右軸:FF金利(上下逆注意)

 

前回会合にてFRBは大幅利下げを実施、上海株は大きく上昇しています。

 

右軸:FF金利と2年債利回りとの乖離(上下逆注意)

 

2年債利回りに比べて、NY金の割高感が目立ちます。


 

FOMC声明は日本時間11月8日午前4時、議長会見は4時半です。

 

 

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