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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
今年6月27日、米大統領選挙に向けた1回目のテレビ討論会が行われました。
バイデン氏に数字言い間違えの場面も、手痛い失点に-大統領選討論会
11月5日の米大統領選に向けて、再選を目指すバイデン大統領とホワイトハウス返り咲きを狙うトランプ前大統領の最初の討論会が27日夜(28日午前)、ジョージア州アトランタのCNNのスタジオで行われた。
バイデン氏は討論会のやり取りで一時固まったように見える場面があったほか、自身の政権下で創出された雇用者数を言い間違えるなど失点があった。1500万人とする代わりに1万5000人と話した。
バイデン氏はインフレとの闘いを継続すると述べるとともに、一段と公正な税制を確保する必要があると語った。具体的には、社会保障制度を維持するために富裕層の負担を増やすべきだとした。
このほかバイデン氏は、トランプ氏が大統領選で再び敗北した場合に同氏がそれを受け入れるか疑問だと言明。トランプ氏は政治的暴力は受け入れられないと発言した。(6月28日付ブルームバーグ) |
選挙結果に影響を及ぼしかねないため、討論会のルールは厳密に決められています。
決められたルールのひとつに、マイク消音の有無があります。
ハリス氏、討論会に常時音声入り要求 実施方法で対立
米民主党のハリス副大統領は8月31日、自身のX(旧ツイッター)で、9月10日の大統領候補討論会についてマイクの音声が常時入った状態で実施することを求める考えを示した。共和党のトランプ前大統領は、相手の発言中はもう一方のマイクを消音する条件でハリス氏と合意したと主張しており、対立が続いている。
討論会はABCテレビ主催で、両候補が初めて直接対決する場として注目が高まっている。ハリス陣営はトランプ氏の暴言を引き出し、視聴者の印象を悪くするとともに、そうしたトランプ氏の対応に立ち向かうハリス氏の姿勢をアピールする狙いだとみられる。(9月1日付日本経済新聞) |
記事にもある通り、相手の発言中にもう一方のマイクを消音するのかどうかで揉めていました。
これには前回大統領選での討論会が「泥仕合」となり、米国民はいったい何を見せられているのかわからなくなったからです。
「ひどい討論会 負けたのはアメリカ国民だ」CNN
11月3日の米大統領選を前に、共和党候補の現職トランプ大統領(74)と、民主党候補バイデン前副大統領(77)の初の直接対決となる第1回候補者討論会が29日夜(日本時間30日午前)、中西部オハイオ州クリーブランドで開かれた。
トランプ氏は、バイデン氏の発言中に何度も割り込んで持論の主張を繰り広げ、司会者にたびたび制止されるなど、現職大統領らしくない言動を連発した。新型コロナウイルス対応や所得税未納問題など自身に批判的な論評には、自身の正当性を強調し続けた。
候補者討論会は、大統領選投票前のメインイベント的な位置付けだ。討論は90分続いたが、討論会の模様を生中継していた米CNNテレビでは、中継後、記者が「これは討論会とは言えない。ひどいディベートだった」「勝者はいない。負けたのはアメリカ国民だ」と酷評するありさまだった。(2020年9月30日付CNN) |
両候補者の泥仕合に加えて、はては「司会が悪い」となるなど、収拾がつきませんでした。
よって片方がしゃべっている間は、もう片方のマイクを切るという措置がなされたのですが、今回ハリス陣営はトランプ氏の「失言」を狙うため、結果マイクのオンオフ問題へと発展しました。
米大統領選討論会、マイク消音ルールで合意 10日開催へ
米ABCテレビは4日、10日に予定する米大統領選候補者によるテレビ討論会のルールを発表した。相手候補の発言中はマイクの音を消す。ABCによると、共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領の両陣営がこのルールを受け入れた。10日の開催が確実になった。(9月5日付日本経済新聞) |
ハリス氏は元検察官であるため、トランプ氏との直接的なやりとりがなければハリス氏に不利だと民主党は主張したようですが、今月4日に主催するABCは両陣営がルールに合意したと公式に発表しました。
テレビ討論会は後に遺恨を残す可能性がありますが、一方でうまく使えば候補者にとっては有利に運べるアイテムでもあります。
最後に1984年大統領選挙のテレビ討論会について、以前の記事より抜粋しご紹介いたします。
(略)
そんな両候補による対決はレーガン候補の圧勝で終わったわけですが、序盤はレーガン大統領もかなり苦戦しました。
苦しい局面を打破できたのが、「大統領候補者テレビ討論会」です。
当時73歳だったレーガン氏でしたが、56歳のモンデール氏から年齢問題を突っ込まれることが多かったです。
大統領討論会でも執拗に年齢問題を攻撃されましたが、レーガン氏はこのように返しました。
「私はこの選挙期間で年齢問題を取り上げるつもりはない、同様にあなたの若さや経験不足を取り上げるつもりもない」
モンデール氏は思わず笑ってしまい、結果レーガン氏を圧勝へと導きました。
窮地に追い込まれたレーガンでしたが、見事ウィットに富んだやり取りで切り抜けました。
現状バイデン氏有利とされている今回の大統領選ですが、メディアを通じて生の表情が映し出される討論会は、情勢を一気に変えてしまう威力もあります。
出演者にしてみれば「もろ刃の剣」ではありますが、どちらの候補者がうまく波に乗れるか。(「【1984年大統領選挙】レーガンを勝利に導いたものとは?」より) |
注目の米大統領選テレビ討論会は、日本時間11日午前10時からです。



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