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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・日本貿易収支-6218億円(予想-3500億円 前回2240億円)
・米MBA住宅ローン申請指数-10.1%(前回16.8%)
・EIA原油在庫 原油464.9万バレル減 クッシング56万バレル減
▼ニュース、要人発言
ドイツ景気回復さらに遅れ、年内にインフレ加速も＝連銀月報
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は20日公表した月報で、景気回復がさらに遅れ、インフレが年末にかけて一時的に加速する可能性があるとの見通しを示した、先月発表された第2四半期の国内総生産(GDP)速報値は予想外のマイナス成長となり、今四半期の調査指標は多くが景気拡大の低迷を示している(ロイター)
7月の貿易収支、6218億円の赤字 2カ月ぶり
財務省が21日発表した7月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6218億円の赤字だった、赤字は2カ月ぶり、医薬品や通信機などの輸入額が大幅に増え、赤字幅は前年同月比で10倍ほどに拡大した(日本経済新聞)
米民主党、ハリス氏候補指名を確認
米民主党大会は20日、代議員による形式的な投票を実施し、ハリス副大統領の大統領候補指名を確認した(共同通信)
キャリートレード解消で人民元急騰も－著名エコノミストが警告
円キャリートレードの巻き戻しに似たシナリオで、中国人民元が急上昇するリスクがあると著名エコノミストが警告している、中銀証券のグローバルチーフエコノミスト、管涛氏は「人民元を支持する心理が変化すれば、輸出企業や投機筋がドルを手放し、人民元が急騰する可能性がある」と指摘(ブルームバーグ)
イラン革命防衛隊、報復「時間要する」 停戦協議見極め
イラン革命防衛隊の報道官は20日、イスラエルに対する報復について「時期を決めるのは我々で、時間を要する可能性がある」と語った、パレスチナ自治区ガザをめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議を見極める姿勢を示した(日本経済新聞)
オバマ氏「米国は新たな時代に」 ハリス氏支持訴え
米民主党の全国大会は20日、2日目を迎え、党内に影響力を保つオバマ元大統領が登壇した、「米国は新しい時代を迎える準備ができている」と述べ、11月の大統領選に向けて党候補に正式指名されたハリス副大統領への支持を訴えた(日本経済新聞)
インドネシア中銀、予想通り金利据え置き 利下げ視野に通貨安定重視
インドネシア中央銀行は21日、予想通り主要政策金利の7日物リバースレポ金利を6.25%に据え置いた、年内の利下げを視野に置きつつ、通貨の安定を重視売る姿勢を示した、ロイターのエコノミスト調査では30人全員が据え置きを予想していた(ロイター)
タイ中銀、金利据え置き 5会合連続
タイ中央銀行は21日、予想通り政策金利の翌日物レポ金利を2.50%に据え置いた、据え置きは5会合連続、同国では首相交代で財政政策の先行きが不透明になっている(ロイター)
注目のパウエル議長講演、インフレ抑制から利下げに向けた転換点に
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が23日に行う講演は、利下げに向けた準備の機会となる見通しだ、米金融当局として、急激な景気減速を回避することができると投資家に安心を呼び掛け、これまで進めてきたインフレとの闘いから新たな局面に移行することを意味すると考えられる(ブルームバーグ)
ECB追加利下げの予想は妥当、インフレは減速－イタリア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は、追加利下げを見込むことは現実的だと述べた、パネッタ氏は21日、イタリアのリミニで「われわれが金融政策を緩和する段階へ向かいつつあると考えるのは妥当だ」と指摘、インフレは減速しているとの認識も示した(ブルームバーグ)
米雇用者数、2009年以来の大幅下方修正－年次基準改定の速報値
米労働統計局が発表した年次ベンチマーク改定の速報値によれば、3月までの1年間の雇用者増は81万8000人下方修正されそうだ、1カ月当たりでは約6万8000人減となる、下方修正幅は2009年以来最大、エコノミストはおおむね下方修正を予想、一部では最大100万人の下方修正との見方も出ていた、ベンチマーク改定の確報値は25年初めに発表される(ブルームバーグ)
9月の米利下げ観測強まる、雇用統計の年次改定後－国債利回り低下
米雇用統計の年次ベンチマーク(基準)改定データの発表を受け、米国債は上昇、市場では米金融当局が9月会合で利下げに踏み切るとの見方が強まった、予定より30分以上遅れて発表された改定データ(速報値)によると、3月までの1年間の雇用者増は81万8000人下方修正されそうだ、これを受けて金融政策見通しに敏感な米2年債利回りは約5bp低下の3.94%となった、10年債利回りは3.79%に下がった(ブルームバーグ)
FOMC議事要旨、「幾人か」の当局者は７月利下げの論拠を指摘
米連邦公開市場委員会(FOMC)が7月30－31日に開いた会合では、幾人かの当局者が利下げの妥当な論拠があるとの認識を示した、同会合では主要政策金利の据え置きを全会一致で決定していた、8月21日に公表された議事要旨で明らかになった(ブルームバーグ)
モルガンSのブルーマー氏も行方不明－リンチ氏のヨット事故
モルガン・スタンレー・インターナショナルのジョナサン・ブルーマー会長が、英国のハイテク起業家マイク・リンチ氏とともにヨットの事故で行方不明になっていることが分かった、イタリア当局が確認した、シチリア島の市民保護当局の責任者であるサルボ・コチナ氏はブルームバーグへのメッセージで、現在も行方不明となっているのは、ブルーマー氏と妻のジュディさん、クリフォード・チャンスのパートナーであるクリス・モービロ氏と妻のナダさん、そしてリンチ氏と娘のハンナさんの6人だと明らかにした(ブルームバーグ)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
日本時間昨夜23時公表予定だった米雇用者数年次基準改定の速報値は30分以上遅れて公表され、81万8000人の下方修正となりました。
これを受けドル売りが進行、FOMC議事録公開を経てドル円は一時146円46銭まで下落しています。
ユーロドルも1.11台中盤から後半水準へ上昇、昨年7月以来の高値を更新し続けています。
本日より、ジャクソンホール会議が始まります。
▼株式
ダウ：40,890.49ドル(+55.52)
ナス：17,918.99(+102.05)
雇用者数改定値を受け株安の反応が見られましたが、その後はドル安が株式市場をサポートしました。
▼債券
米10年債利回り：3.797%(-0.010)
実質金利：1.716%(-0.019)
期待インフレ率：2.081%(+0.008)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
米雇用者数改定値の下方修正を受け、米債が買われ利回りは低下しました。
▼原油
NY原油10月物は、1.24ドル安の71.93ドルにて終了。
雇用環境の下振れが確認され、NY原油は4日続落です。
▼金
NY金12月物は、3.10ドル安の2,547.50ドルにて終了。
今朝の国内金は、53円安の11,775円で終了しています。
一時2,530ドル台前半にまで売られる場面も見られましたが、その後はドル安を背景に下げを取り戻しています。
左軸：NY金(ドル) 右軸：信託金残高(トン)
SPDR：856.70トン(-0.57トン)
▼白金
NY白金10月物は、17.70ドル高の973.30ドルにて終了。
今朝の国内白金は、58円高の4,517円で終了しています。
NY白金は欧州タイムから堅調に推移、パラも26ドル上昇しました。
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