リスク回避ムードは一服、注目は来週の日米政策金利へ | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・ユーロ圏マネーサプライ[前年比]2.2%(予想1.9%  前回1.5%)
・独IFO87.0(予想89.0  前回88.6)
・米GDP[前期比年率]2.8%(予想2.0%  前回1.4%)
・米耐久財受注[前月比]-6.6%(予想0.3%  前回0.1%)
・米新規失業保険申請件数23.5万件(予想23.8万件  前回24.5万件)
・米個人消費[前期比]2.3%(予想2.0%  前回1.5%)
・米コアPCE[前期比]2.9%(予想2.7%  前回3.7%)

 

▼ニュース、要人発言

為替の水準、動きについてはコメント控える=鈴木財務相
鈴木俊一財務相は24日(日本時間25日)、足元の円高進行について「為替の水準、動きについて財務大臣としてコメントすると、市場に不測の影響を与えるおそれがある、コメントは控えたい」と述べた、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後、現地で報道陣に語った、為替を巡り、同行している神田真人財務官は「日常的にG7各国と議論している」と言及、「きょうはアジェンダになく、為替について特段の議論はしていない。日ごろからやっている」と説明した(ロイター)
中国中銀1年物金利、20年以来の大幅引き下げ-予想外のMLF
中国人民銀行(中央銀行)は25日、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を予想外に引き下げた、引き下げ幅は2020年4月以来最大、主要な短期政策金利の引き下げに続く動きだ、25日の声明によると、MLFの1年物金利は0.2ポイント引き下げられ2.3%となった、同金利の引き下げは23年8月以来(ブルームバーグ)
円キャリーに逆風、日米の金融政策転換近いとの見方で円買い拡大
日米金利差がついに縮小するとの見方が強まり、外国為替市場では円安基調が変わる兆しが見え始めている、円相場は25日、対ドルで一段と上昇し、3日に付けた約38年ぶりの対ドル安値(161円95銭)から6%超値上がりした、政府・日本銀行による円買い介入、世界的なキャリートレードの解消、ヘッジファンドによる円安への賭け縮小などが反発力を大きくしている(ブルームバーグ)
日経平均は7日続落し1200円超安、今年最大の下げ 米株安・円高進行で
東京株式市場で日経平均は、前営業日比1285円34銭安の3万7869円51銭と、7日続落して取引を終えた、7日続落は、2021年9月27日─10月6日に8日続落となって以来の長さ、下げ幅は今年最大となった、前日の米株安の流れを引き継いだほか、為替の円高進行が相場の重しになった、指数寄与度の大きいハイテク株が大幅安となり、指数を押し下げた(ロイター)
ドイツ企業景気見通しが7月に悪化、「危機から抜け出せずにいる」
Ifo経済研究所が25日発表した7月の期待指数は86.9と、前月の88.8(改定値)から低下した、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想では89.3への若干の上昇が見込まれていた、現状指数も低下した(ブルームバーグ)
世界的に債券買い、米2年債利回り2月以来の低水準-安全資産に需要
25日の金融市場では、米国債が大きく買われている、景気減速の兆しや最近の株安を受けて、米連邦準備制度に早期利下げを求める声が高まっていることが背景にある、米短期債が値上がりを主導、2年債利回りは一時9bp低下して4.34%と、2月前半以来の水準となった(ブルームバーグ)
日銀、追加利上げの時期模索 7月論も浮上
日銀が追加利上げの時期を模索している、一部の政策委員は、日銀が7月30、31日に開く金融政策決定会合での追加利上げを支持するとみられる、一方、物価上昇を加味した実質賃金は前年比を下回った状態が続くなか、賃金や消費の動きをもう少し見極めるべきだとの意見も根強い(日本経済新聞)
ECBは利下げ可能なはず、データが今の路線通りなら-独連銀総裁
経済データにネガティブなサプライズがなければ、欧州中央銀行(ECB)は利下げできるはずだと、ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁が語った(ブルームバーグ)
米GDP、第2四半期+2.8%に加速 個人消費堅調 インフレ圧力緩和
米商務省が25日に発表した第2四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比2.8%増だった、個人消費と設備投資の堅調な伸びを背景に、成長率は第1四半期の1.4%から加速した、ただ、インフレ圧力は和らぎつつあり、米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測に変更はない見通し(ロイター)
米新規失業保険申請、1万件減の23.5万件 予想以上に減少
米労働省が25日に発表した7月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万件減の23万5000件と、市場予想(23万8000件)以上に減少した、前週までの天候や工場の一時閉鎖による影響が薄れた(ロイター)
イエレン米財務長官、G7の約束事を指摘-トランプ氏のドル高批判に
イエレン米財務長官はトランプ前大統領の強いドル批判について問われ、主要7カ国(G7)中央銀行・財務相会合のコミットメントを引き合いに為替レートは市場で決定されるべきだとの見解を示した(ブルームバーグ)
FRB、7月利下げ観測一段と後退 9月開始 GDP統計受け
米商務省が発表した第2四半期の国内総生産(GDP)速報値を受け、連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で金利据え置きを決定し、9月に利下げに踏み切るとの観測が改めて強まった(ロイター)
 

東京前営業日比

 

07/25 15:15

07/26 6:00

円換算

ドル円

152.71

153.93

1.22

NY金

2,375.70

2,363.45

28

NY白金

949.90

944.55

12

(時間は東京タイム)

 

欧州タイム序盤まではリスク回避ムードの高まりから円キャリー巻き戻しが活発化し、円が買われ、それまで買われていたBTCや金、株などが売られました。
その後は円買いドル買いが一服、米経済指標の改善もあり、一時151円94銭まで売られていたドル円は現在154円回復を試す動きです。
来週は日米政策金利の発表、イベントや月末を前にした動きが意識されます。

 

▼株式

ダウ:39,935.07ドル(+81.20)

ナス:17,181.73(-160.68)

 

 

ダウは一時前日の下げを取り戻しましたが、ハイテク株が抑えられたことから上げ幅を大幅に削りました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.247%(-0.037)
実質金利:1.976%(-0.035)
期待インフレ率:2.217%(+0.002)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

07/23

2,455.20

1.976

07/24

2,464.00

2.011

07/25

2,399.90

1.976

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

米経済指標を経て米債利回りの低下は一服、逆イールド縮小も一服しています。

 

▼原油

NY原油9月物は、0.69ドル高の78.28ドルにて終了。

 

 

リスク回避ムードは一服、NY原油も買い戻し優勢で引けました。

 

▼金

NY金12月物は、64.10ドル安の2,399.90ドルにて終了。

今朝の国内金は、43円高の11,746円で終了しています。

 

 

リスク回避ムードの高まりから、NY金は前日の時間外取引から下落が続いています。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:信託金残高(トン)

 

SPDR:845.19トン(+3.45トン)

 

▼白金

NY白金10月物は、23.90ドル安の945.70ドルにて終了。

今朝の国内白金は、1円高の4,652円で終了しています。

 

 

NY白金は3カ月ぶり安値水準へ下落、パラも28ドル下落し再び900ドル割れです。

 

 

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