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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・中国実質GDP[前年比]4.7%(予想5.1% 前回5.3%)
・中国小売売上高[前年比]2.0%(予想3.4% 前回3.7%)
・中国鉱工業生産[前年比]5.3%(予想5.0% 前回5.6%)
・ユーロ圏鉱工業生産[前月比]-0.6%(予想-0.8% 前回0.0%)
・米NY連銀製造業景気指数-6.6(予想-7.6 前回-6.0)
▼ニュース、要人発言
バイデン大統領夫人、パリ五輪開会式に出席へ＝ホワイトハウス
米ホワイトハウスは12日、26日に行われるパリ五輪の開会式にジル・バイデン大統領夫人が代表団を率いて参加すると発表した、8月11日の閉会式にはハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏が代表団を率いて参加する(ロイター)
ぺルー、85歳フジモリ元大統領が次期大統領選出馬を計画
ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が2026年までに実施予定の次期大統領選への出馬を計画していることが14日、分かった、長女のケイコ氏がX(旧ツイッター)で明らかにした(日本経済新聞)
中国人民銀、MLF通じ資金引き揚げ－1年物金利は2.5%に据え置き
中国人民銀行(中央銀行)は15日、中期貸出制度(MLF)通じ差し引き30億元(約653億円)を引き揚げた、1年物のMLF金利は2.5%に据え置いた、人民元の値下がり圧力が強まるとともに、金融緩和への警戒感が高まる中で、中国は5カ月連続で銀行システムから資金を吸収した(ブルームバーグ)
中国共産党の重要会議「3中総会」開幕 会場周辺は厳戒態勢
中国共産党の重要会議である第20期中央委員会第3回総会(3中総会)が15日、北京で開幕する、会期は18日まで、党として中長期の経済政策を方向づける場とされており、不動産不況や少子高齢化、地方財政の悪化といった経済・社会課題の解消につなげる改革を打ち出すことができるかが焦点となる(産経新聞)
中国GDP、第2四半期は前年比+4.7%に鈍化 政府目標下回る
中国国家統計局が15日発表した第2四半期(4-6月)国内総生産(GDP)は前年比4.7%増加で、第1四半期(5.3%増)から鈍化し2023年第1四半期以来の低成長となった、長引く不動産不況と雇用不安が内需を圧迫、当局は一段の景気テコ入れを迫られるとの見方が広がっている(ロイター)
中国の住宅価格、6月も下落－最近の不動産支援策は改善に寄与せず
国家統計局が15日発表したデータによると、70都市の新築住宅価格(政府支援住宅を除く)は、6月に前月比0.67%下落、5月は0.71%下げ、2014年10月以来の大幅な落ち込みとなっていた、6月の中古住宅価格は前月比0.85%下落、前月は1%下落していた(ブルームバーグ)
ドル上昇、米国債先物は値下がり－「トランプ2.0」意識した取引
ドルはアジア時間15日の取引で上昇、米国債先物は値下がりしている、選挙集会で銃撃を受けたトランプ前米大統領が大統領選を有利に進めるとの見方をトレーダーは強めている(ブルームバーグ)
ネパール新首相が正式就任 オリ氏、連立政権を発足
ネパールのオリ新首相が15日、正式に就任した、首相登板は3度目、統一共産党(UML)を率いるオリ氏は、ネパール会議派(NCP)と組み、連立政権を発足させた、近く臨む議会での信任投票では、過半数を確保できる見通し(共同通信)
英中銀は利下げを、インフレ再加速の可能性低い＝ディングラ委員
イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員は、英国のインフレ率が再び急上昇する可能性は低いと述べ、借り入れコストを引き下げるべきとの考えを示した(ロイター)
24年の中国成長率見通し下方修正 ゴールドマンなど GDP受け
中国の第2四半期の国内総生産(GDP)伸び率が鈍化したことを受けて、ゴールドマン・サックスは15日、2024年通年の中国の成長率見通しをこれまでの5.0%から4.9%に引き下げた(ロイター)
NY連銀製造業指数、8カ月連続で縮小圏－販売価格が１年ぶり低水準
7月のニューヨーク連銀製造業景況指数は8カ月連続で縮小圏となった、販売価格指数は1年ぶりの低水準に落ち込んだ、仕入れ価格指数は2ポイント上昇してプラス26.5、販売価格指数は1ポイント低下のプラス6.1(ブルームバーグ)
トランプ氏「団結を」 共和党大会、副大統領候補発表へ
共和党の大統領候補を正式指名する共和党全国大会が15日、開幕した、トランプ前大統領は初日に選挙戦の伴走者となる副大統領候補を発表する、銃撃事件で党内の団結は強まった、演説で打ち出されるメッセージに注目が集まる(日本経済新聞)
パウエルFRB議長、最近のデータでインフレに関する自信深めた
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、4-6月(第2四半期)の経済データで、インフレが当局目標の2%に向かって低下しているとの自信を政策当局者が深めたと述べた、パウエル議長は、先週発表された1つを含む直近3つのインフレ指標を挙げてこう述べた、ただ、利下げのタイミングについて具体的なメッセージを送る意図はないことも明確にした(ブルームバーグ)
円が上げ消す、パウエル議長発言後に一時１カ月ぶり高値に接近
ニューヨーク時間15日の外国為替市場で円がドルに対して一時0.4%上昇して日中高値を付けたが、急速に上げを消した、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が過去3回のインフレ指標で「自信を深めた」と発言した(ブルームバーグ)
トランプ氏を大統領候補に正式指名
米共和党は15日の大会で、党の大統領候補にトランプ前大統領を正式に指名した(共同通信)
米共和、副大統領候補にバンス上院議員 39歳の白人男性
米共和党のトランプ前大統領は15日、自身のSNSで11月の大統領選をともに戦う副大統領候補にJ.D.バンス上院議員を充てると発表した、現在39歳の白人男性で、貿易・移民政策などでトランプ氏に近い、中西部の激戦州などの白人労働者の地盤を固める狙いがある(日本経済新聞)
フランス議会、五輪目前に波乱の幕開け 首相辞任も
18日からフランスで国民議会(下院、定数577)が開会する、左派と中道の与党、極右が三分する議会は主導役が不明だ、マクロン大統領は下院の選挙後にいったん慰留したアタル首相の辞任を週内にも受理するとみられている、26日のパリ五輪開幕を目前に、内政の混乱が続く公算が大きくなっている(日本経済新聞)
インフレに勝利する自信高まる、目標達成近い＝米SF連銀総裁
米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は15日、インフレ率が米連邦準備理事会(FRB)目標の2%に回帰しているとの「信頼が高まっている」と述べた(ロイター)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
世界を震撼させたトランプ氏狙撃事件でしたが、直後から健在ぶりをアピール。
予定通り共和党大会が開催されることもあり、市場はドル買いの反応でした。
中国GDP失速もあり欧州タイムまで続いたドル高でしたが、その後はユーロドルが一時1.0922まで上昇するなどドル高は一服。
エコノミック・クラブでのパウエル発言もあり、ロンドンフィキシングまではドル売りが優勢でした。
米共和党はトランプ氏を正式に大統領候補に指名、ドル安は一服しました。
▼株式
ダウ：40,211.72ドル(+210.82)
ナス：18,472.57(+74.12)
｢トランプ再登板｣が意識され、ダウは時間外取引から200ドル超の上昇でした。
▼債券
米10年債利回り：4.231%(+0.048)
実質金利：1.956%(+0.016)
期待インフレ率：2.275%(+0.032)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
「トランプ・トレード」が意識され、米10年債利回りは上昇しています。
▼原油
NY原油8月物は、0.30ドル安の81.91ドルにて終了。
先週末に続き、中東リスク後退による調整の動きが優勢でした。
▼金
NY金8月物は、8.20ドル高の2,428.90ドルにて終了。
今朝の国内金は、1円安の12,343円で終了しています。
パウエル発言後一時2,444.90ドルまで上昇しましたが、ドル安一服から上げ幅を縮小しています。
左軸：NY金(ドル) 右軸：信託金残高(トン)
SPDR：836.53トン(+1.44トン)
▼白金
NY白金10月物は、2.30ドル安の1,011.00ドルにて終了。
今朝の国内白金は、20円安の5,110円で終了しています。
NYオープン時には995.95ドルまでしたもののパウエル発言で持ち直し、パラは25ドル安です。
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