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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
▼注目経済指標
・日本貿易収支[通関ベース]-12213億円(予想-12805億円 前回-4656億円)
・英消費者物価指数[前年比]2.0%(予想2.0% 前回2.3%)
・米MBA住宅ローン申請指数0.9%(前回15.6%)
▼ニュース、要人発言
貿易収支、5月は1兆2212億円の赤字 2カ月連続
財務省が19日発表した5月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆2212億円の赤字だった、赤字は2カ月連続、自動車や半導体などの輸出が伸び、赤字幅は前年同月に比べて11.6%縮小した(日本経済新聞)
追加利上げ「適時適切に」＝円安で政策対応も―日銀4月会合議事要旨
日銀は19日、4月25、26日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した、3月のマイナス金利解除後の政策運営について、政策委員の一人は「(2%の物価目標を実現する)見通しの確度の高まりに合わせて、適時適切に政策金利を引き上げていくことが必要だ」と指摘、また、「(政策金利引き上げの)タイミングや幅に関する議論を深めることが必要」との見解が示されるなど、追加利上げを巡る意見が相次いだ(時事通信)
中国、景気刺激的な金融政策堅持へ＝人民銀総裁
中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は19日、景気刺激的な金融政策スタンスを堅持すると表明した、人民銀が国債を流通市場で取引する条件が徐々に整いつつあるとの認識も示した、上海で開催された主要金融フォーラム「陸家嘴フォーラム」で述べた(ロイター)
インド中銀総裁、拙速な緩和への転換戒め 物価目標達成に注力
インド準備銀行(RBI、中央銀行)のダス総裁は18日、金融政策運営では「冒険主義」を避け、物価上昇率を目標の4%まで着実に押し下げることに専念し続けるべきだと強調し、拙速な緩和路線への転換に反対する姿勢を示した(ロイター)
中国人民銀行総裁、国債買い過熱を警告 市場介入を示唆
中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は19日、金融機関による過度の債券買いのリスクを警告した、金利上昇(債券価格は下落)によって損失を被る可能性があるためだ、「(人民銀による)国債売買の条件は整ってきた」として国債市場での介入を示唆した(日本経済新聞)
英消費者物価指数、5月2.0%上昇 中銀目標に到達
英統計局が19日発表した5月の消費者物価指数は前年同月比で2.0%上昇した、2021年7月以来2年10カ月ぶりの低水準となった、イングランド銀行(BOE)が物価目標とする2%に到達した(日本経済新聞)
植田総裁はインフレ見通しに確信を深めている－清水前日銀理事
前日本銀行理事の清水季子氏は、最近の植田和男総裁の発言からはインフレ見通しに対して明らかに確信を深めている様子がうかがえるとの認識を示した(ブルームバーグ)
ECBが警告、ユーロ圏諸国の財政は主要なリスク－債務削減に着手を
ユーロ圏加盟国は高齢化や国防費、気候変動といった長期的な財政リスクに直面しており、直ちに債務削減に着手する必要があると、欧州中央銀行(ECB)が警告した(ブルームバーグ)
フランスやイタリアなど7カ国、EUが過剰赤字手続き－対立必至か
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会はフランスやイタリアなど域内の7カ国に対し、財政規律違反の是正を求める「過剰赤字手続き」を開始した、対立の火ぶたが切って落とされた格好で、理論的には対象となった諸国に数十億ユーロの罰金が科される可能性がある(ブルームバーグ)
欧州委、仏伊など7カ国の財政規律違反を指摘 11月までに是正
欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、フランスとイタリアなど加盟7カ国がEUの財政規律を超える財政赤字を抱えており、違反手続きの対象とする必要があるとの見解を示した(ロイター)
ルペン氏の国民連合、ウクライナ支援は前向きも派兵には反対－党首
マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党「国民連合(RN)」のバルデラ党首は、防衛に必要な弾薬をウクライナに提供することには賛成だが、より広範な戦争を引き起こす恐れがある兵器は提供しないと述べた、ウクライナの戦争におけるフランスの役割についてマクロン大統領に比較的近い立場を示した格好となった、ただマクロン氏と違い、フランス軍の派兵には反対を表明した(ブルームバーグ)
イスラエルに安全な場所ない、本格戦争勃発なら＝ヒズボラ指導者
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ指導者ナスララ師は19日、イスラエルとの間で本格的な戦争が勃発した場合、イスラエル国内のどこも安全ではなくなると述べた、また、キプロスや地中海沿岸の他の地域に対しても警告を発した(ロイター)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
米国は「ジューンティーンス」のためおやすみ。
注目の英CPIは2.0%と事前予想通りだったものの、サービスインフレが依然高止まりしており、ポンドは対ドルで一時1.274まで上昇。
約1週間ぶり高値を記録したものの、米国タイムに入ると上昇は一服しています。
コロナ禍のため一時停止していた財政規律について、欧州委員会は昨夜7カ国の規律違反を指摘。
特にフランスにとっては最悪のタイミングで、新たな火種となることが警戒されます。
▼株式
「ジューンティーンス」のため休場
▼債券
「ジューンティーンス」のため休場
▼原油
「ジューンティーンス」のため休場
▼金
「ジューンティーンス」のため休場。
今朝の国内金は、4円高の11,846円で終了しています。
ポンド高に連れる場面もありましたが、米国がお休みのなか上値も限定的でした。
▼白金
「ジューンティーンス」のため休場。
今朝の国内白金は、20円高の4,992円で終了しています。
NYの主要限月は10月限へ移行、昨夜の時間外取引で10月限は一時1,000ドルを回復しています。
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