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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・日本国内企業物価指数[前年比]2.4%(予想2.0% 前回1.1%)
・中国消費者物価指数[前年比]0.3%(予想0.4% 前回0.3%)
・中国生産者物価指数[前年比]-1.4%(予想-1.5% 前回-2.5%)
・独消費者物価指数[前年比]2.4%(予想2.4% 前回2.4%)
・英鉱工業生産[前月比]-0.9%(予想-0.1% 前回0.2%)
・英製造業生産高[前月比]-1.4%(予想-0.2% 前回0.3%)
・米MBA住宅ローン申請指数15.6%(前回-5.2%)
・米消費者物価指数[前月比]0.0%(予想0.1% 前回0.3%)
・米消費者物価指数[前年比]3.3%(予想3.4% 前回3.4%)
・米消費者物価指数[コア][前月比]0.3%(予想0.3% 前回0.2%)
・米消費者物価指数[コア][前年比]3.4%(予想3.5% 前回3.6%)
・FOMC政策金利5.25-5.50%(予想5.25-5.50% 前回5.25-5.50%)
・EIA原油在庫 原油373万バレル増 クッシング159.3万バレル減
▼ニュース、要人発言
メキシコ・ペソ下落深まる、大統領発言が拍車-モルガンSが悪化警告
メキシコ・ペソ相場は11日の取引でさらに下落した、ロペスオブラドール大統領が、与党に歯止めをかける力が弱まると懸念されている司法制度改革の重要性を強調した、大統領は憲法改正が「急務」だとし、9月30日の任期満了前に承認される可能性に言及した(ブルームバーグ)
中国当局、銀行によるヘッジファンド商品販売禁止を検討-関係者
中国の規制当局は、銀行による一般投資家への金融商品販売方法について、より厳しい規制を検討している、協議の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところによれば、国家金融監督管理総局(NFRA)は、いわゆる私募ファンド商品の「偽装」販売を禁止する改正案について、商業銀行の意見を募っている、このカテゴリーにはヘッジファンドが含まれる(ブルームバーグ)
タイ中銀、4会合連続金利据え置き 経済・インフレに整合的
タイ中央銀行は12日、政策金利の翌日物レポ金利を2.50%に据え置いた、政府の利下げ要請にもかかわらず4会合連続で据え置いた(ロイター)
中国EV関税、約25%となる可能性と欧州当局者-12日に通知へ
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会は12日、中国の電気自動車(EV)メーカーに対し、暫定的な関税水準を通知する予定だと、欧州の当局者が明らかにした、企業側は約25%の追加関税に直面する可能性があるという(ブルームバーグ)
独CPI、5月前年比+2.8%に加速 サービスが押し上げ
ドイツ連邦統計庁が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比2.8%上昇で4月(2.4%上昇)から加速した、サービス価格が押し上げ要因、速報値からの変更はなかった(ロイター)
石油は2030年までに「大幅な」供給過剰へ、需要頭打ち-IEA
IEAは12日発表した年次の中期見通しで、世界の石油需要は2029年に日量1億560万バレルで「横ばい」になると予想、この水準は昨年を約4%上回るに過ぎない、電気自動車(EV)の販売増加や燃料効率の改善などを理由に挙げた(ブルームバーグ)
フランス国債の暴落、欧州債市場の序列覆す-政治と財政の重要性示す
フランスの政治リスクの再燃により、同国国債利回りがかつて欧州債務危機の中心だった国債と肩を並べることになり、欧州ソブリン債市場の序列が再編されつつある、マクロン仏大統領が9日に解散総選挙を決めて以来、伝統的にユーロ圏で最も安全な資産の一つと考えられてきた仏国債は急激に売られ、現在ではポルトガル国債を上回る利回りのものもあれば、スペイン国債をわずか数ベーシスポイント下回るだけのものもある(ブルームバーグ)
フランスのマクロン大統領、辞任を否定-総選挙で与党苦戦でも
フランスのマクロン大統領は、総選挙で自ら率いる与党「再生(RE)」が厳しい結果になったとしても辞任しないと言明した、マクロン氏は有権者に対し、「過激派の熱狂」に屈してはならないと訴えた(ブルームバーグ)
FRBの9月利下げ観測高まる、5月CPIで物価圧力後退
5月米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を下回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの可能性が高まったとみられている(ロイター)
米国務長官、ガザでの戦争は継続へ-ハマスが停戦案で複数の変更要求
ブリンケン米国務長官は、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の停止に向けてバイデン米大統領が公表した提案を巡り、ハマス側が従来のスタンスを超える複数の変更を要求してきたと明らかにした(ブルームバーグ)
米国株にとって状況は「素晴らしい」、好環境継続へ-BofA
高金利が長期化するとの観測から景気減速を懸念する向きもある中、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のサビタ・スブラマニアン氏は景気は良好のようだとし、米国株にとって好環境は続くとの見方を示した(ブルームバーグ)
米利下げ「年内1回のみ」 FOMC、政策金利は据え置き
米連邦準備理事会(FRB)は12日、米連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて政策金利の据え置きを決めた、四半期に1度公表する経済見通しでは年内の利下げ予想が参加者の中央値で3回から1回に減った、FRBは物価や雇用の動向を見極めながら利下げ時期を慎重に判断する(日本経済新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
日本時間昨夜21時半に公表された米CPIはインフレの鈍化を示唆する内容で、市場はドル安の反応となりました。
そして先ほど公表されたFOMC政策金利から年内利下げが1回にとどまることが示されたことから、ドルは反発に転じています。
一時155円70銭近辺に下落したドル円は156円台後半へ反発、1.085へ上昇していたユーロドルは現在1.08水準へ低下しています。
今晩は米PPIの公表が予定されています。
▼株式
ダウ:38,712.21ドル(-35.21)
ナス:17,608.44(+264.89)
アップルが過去最高値を更新するなど、ハイテク株が相場を牽引しました。
▼債券
米10年債利回り:4.318%(-0.086)
実質金利:2.085%(-0.028)
期待インフレ率:2.233%(-0.054)
(過去3営業日)
右軸:実質金利(上下逆注意)
左軸:NY金(ドル) 右軸:期待インフレ率(%)
米CPI公表後、10年債利回りは一時4.247%にまで低下しています。
▼原油
NY原油7月物は、0.60ドル高の78.50ドルにて終了。
米CPIを受けNY原油は一時79.32ドルまで上昇したものの、在庫増から78ドル台へ失速しています。
▼金
NY金8月物は、28.20ドル高の2,354.80ドルにて終了。
今朝の国内金は、7円高の11,738円で終了しています。
CPI公表直後には高値2,358.75ドルを記録したものの、FOMCを経て現在は2,300ドル台前半水準で落ち着いています。
SPDR:830.78トン(変わらず)
▼白金
NY白金7月物は、12.10ドル高の971.00ドルにて終了。
今朝の国内白金は、9円安の4,858円で終了しています。
中国株の反発やドル安を受けNY白金の下げは一服、パラも20ドル高と反発しました。
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