欧州議会選がユーロ相場を圧迫 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・日本GDP[前期比年率]-1.8%(予想-2.0%  前回-2.0%)
・日本国際収支[経常収支]20505億円(予想17421億円  前回33988億円)

 

▼ニュース、要人発言

フランス、1997年以来の下院解散-極右躍進阻止へ大統領が大きな賭け
フランスとドイツの有権者は9日に行われた欧州議会選挙で自国リーダーに大打撃を与えた、フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗、マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した、夏季五輪の開催を目前に控えたフランスが政治的混乱に陥る恐れが出てきた(ブルームバーグ)

GDP2次速報、年率-1.8%に上方修正 設備投資マイナス幅縮小
内閣府が10日公表した1-3月期実質国内総生産(GDP)2次速報は、前期比マイナス0.5%となり、四捨五入により1次速報と横ばいだった、年率では前期比マイナス1.8%で、1次速報のマイナス2.0%から上方修正された、ロイター集計の民間予測中央値はマイナス1.9%だった(ロイター)
経常収支、4月は2兆0505億円の黒字 予想上回る黒字幅
財務省が10日発表した国際収支状況速報によると、4月の経常収支は2兆0505億円の黒字となった、ロイターが実施した事前予測での中央値は1兆7376億円程度の黒字で、公表された黒字幅は予想を上回った(ロイター)
マクロン仏大統領の連合、ルペン氏の極右政党に惨敗へ-欧州議会選
フランスで9日、欧州連合(EU)の政策を左右する欧州議会選の投票が行われ、マクロン大統領が率いる与党連合がマリーヌ・ルペン氏の極右政党、国民連合(RN)に惨敗した、複数の調査会社の推計によると、RNは全体の約3分の1を獲得、得票率はマクロン氏の与党連合のおよそ2倍となった(ブルームバーグ)
トルコが中国製HVに40%追加関税、欧州委はEVで方針発表へ
トルコ商務省は8日、中国製ハイブリッド車(HV)と従来型ガソリン車に40%の追加輸入関税を課すと発表した、7月7日から1台当たり最低7000ドルを課す、昨年の電気自動車(EV)追加関税などに続く措置で、経常収支の悪化を食い止め、国内メーカーを保護するのが狙いだ(ロイター)
ユーロ圏投資家心理指数、6月はプラス転換 8カ月連続で上昇
調査会社センティックスが10日発表した6月のユーロ圏投資家センチメント指数は8カ月連続で上昇し、5月のマイナス3.6から0.3へとプラス転換を果たした、ロイター調査では、アナリストはマイナス1.8への上昇にとどまると予想していた(ロイター)
ECB、今後は慎重に利下げを判断へ=独連銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は10日、今後の金融政策運営に慎重にならなければならないと語り、金利の先行きを登山にたとえた、講演で「将来の経済・物価トレンドに関する不確実性が依然として高い」と指摘、金利について「いや応なしに下降することになる山の頂上ではなく、われわれは尾根の上にいて、そこからさらに下降するための適切な地点を見つけなければならない状況にある」と述べた(ロイター)
仏国債・株式下落 極右台頭で財政悪化懸念、ユーロ安も
10日の欧州債券市場でフランスの長期金利の指標となる10年物国債利回りが約3.2%と前週末比約0.08%上昇(価格は下落)し、約6カ月半ぶりの高水準をつけた、9日の欧州議会選で減税を掲げる極右の国民連合(RN)が台頭してマクロン大統領は下院の解散を発表した、政治リスクと財政悪化を懸念した売りが出ている(日本経済新聞)
米消費者、1年先インフレ期待低下 5年先は上昇=NY連銀5月調査
米ニューヨーク連銀が10日発表した5月の消費者調査によると、1、3、5年先のインフレ期待がまちまちとなった、1年先のインフレ期待は3.2%と、4月の3.3%から低下した、3年先のインフレ期待は2.8%で前月から変わらず、5年先のインフレ期待は3%と、前月の2.8%から上昇した(ロイター)
ECB総裁、利下げ後も金利は「直線的な低下軌道にはない」
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ECBは慎重な姿勢を維持する必要があり、先週の利下げ後に追加的な行動がすぐにあるとは限らないとの考えを示した、ラガルド氏は欧州主要紙とのインタビューで「われわれは適切な決定を下したが、それは金利が直線的な低下軌道にあることを意味するものではない」と指摘、「金利を再び据え置く期間があるかもしれない」と述べた、また政策金利はあらかじめ決められた軌道にあるわけではないとの考えを改めて示した(ブルームバーグ)
 

東京前営業日比

 

06/10 15:15

06/11 6:00

円換算

ドル円

157.07

157.02

-0.05

NY金

2,312.10

2,327.95

73

NY白金

977.25

977.20

-2

(時間は東京タイム)

 

今週は米CPIやFOMCといったイベントを控えており、昨夜の米市場は全般様子見ムードでした。
そんななか日曜日まで続いていた欧州議会選挙の行方がユーロドルを圧迫する動きが鮮明となっており、ポンドやドルが買われています。
中道右派が過半数確保の見通し、極右(?)も大きく議席を増やしそうです。
イングランドに続きEUを離脱する国が出てくる可能性もあり、今後の動向が注目されます。
本日より、端午節明けの中国が参戦します。

 

▼株式

ダウ:38,868.04ドル(+69.05)

ナス:17,192.53(+59.40)

 

 

米金融政策の行方を睨みつつ、株式市場は底堅く推移しました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.467%(+0.034)
実質金利:2.157%(+0.029)
期待インフレ率:2.310%(+0.007)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

06/06

2,390.90

1.997

06/07

2,325.00

2.128

06/10

2,327.00

2.157

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

明日のイベント待ち、米10年債利回りは先週末の流れを引き継ぎ4.5%間近です。

 

▼原油

NY原油7月物は、2.21ドル高の77.74ドルにて終了。

 

 

先週安値からの買い戻しが続き、「OPECショック」による下げを取り戻しました。

 

▼金

NY金8月物は、2.00ドル高の2,327.00ドルにて終了。

今朝の国内金は、90円高の11,700円で終了しています。

 

 

欧州議会選挙を受けたユーロの下落は一服、安値2,304ドルからプラスに転じました。

 

 

SPDR:835.67トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金7月物は、5.60ドル高の976.70ドルにて終了。

今朝の国内白金は、7円高の4,924円で終了しています。

 

 

パラジウムは13ドル安、下げ一服ではあるもののイベントを控えNY白金は小動きでした。

 

 

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