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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
| 南アフリカ総選挙、与党は過半数確保へ試練 29日に投票 南アフリカ総選挙(下院、定数400)は29日に投票日を迎える。黒人解放の英雄ネルソン・マンデラ氏の政党である与党アフリカ民族会議(ANC)は、過半数の確保へ苦戦しており過去最大の試練となる。(日本経済新聞) |
本日、南アフリカは総選挙を迎えます。
世論調査では与党ANCの支持率が50%を下回っており、過半数確保へ向けた厳しい戦いが予想されるとのことです。
| 南ア総選挙、与党過半割れで「ラマポーザ降ろし」も 南アフリカは今年、反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を率いた故ネルソン・マンデラ氏のアフリカ民族会議(ANC)が政権を握ってから30年の節目に当たる。足元では相次ぐ停電や深刻な失業、汚職のまん延に怒りの声が広がっており、29日の総選挙では初めて議席数が単独過半数を割り込む可能性が出ている。 複数の世論調査によると、ANCの得票率は2019年の57.5%から40%に落ち込みかねない情勢。現実化すればシリル・ラマポーザ大統領は、票を争った他党との不安定な連立内閣を余儀なくされ、「ラマポーザ降ろし」の風に揺さぶられる恐れがある。 (中略) ANCはアパルトヘイト制度を撤廃し、政権初期には何百万人もの黒人に電気や水道などを供給してきた。しかし過去30年間、そうした実績にあぐらをかき、過去の功績に傷を付けている形だ。下水道処理や教育施設の内部は著しく劣化し、失業者は3人に1人の割合に達している。汚職と無能に対処しきれないままだ。(27日付ロイター) |
政治的混乱が予想され、その場合は通貨「南アランド」への影響が懸念されます。
ランドはドルに対し、一時昨年8月以来の水準にまで上昇しました。
21日でドル安ランド高が一服、現在のドル/ランドは18.3近辺の推移です。
右軸：ドル/ランド(上下逆注意)
NY白金はやはりランドに連動する傾向が見られますが、今晩の南ア総選挙による潮目の変化にも注意が必要です。
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