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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・独製造業PMI45.4(予想43.5 前回42.5)
・ユーロ圏製造業PMI47.4(予想46.1 前回45.7)
・英製造業PMI51.3(予想49.5 前回49.1)
・トルコ中銀政策金利50.00%(予想50.00% 前回50.00%)
・米新規失業保険申請件数21.5万件(予想22.0万件 前回22.2万件)
・米シカゴ連銀全米活動指数-0.23(予想0.13 前回-0.04)
・米製造業PMI50.9(予想49.9 前回50.0)
・米新築住宅販売件数63.4万件(予想67.8万件 前回66.5万件)
・ユーロ圏消費者信頼感-14.3(予想-14.2 前回-14.7)
・米カンザスシティ連銀全米活動指数-2(予想-7 前回-8)
▼ニュース、要人発言
債券は先物が一時上昇、日銀買いオペ据え置きー日銀政策正常化が重し
23日の債券相場は先物が一時上昇、日本銀行が国債買い入れオペの通知額を据え置いたことを受けて、買い戻しが入った、一方で、日銀の金融正常化観測は根強く、引き続き相場の重しとなっている(ブルームバーグ)
英国防相、中国がロシアにウクライナ戦向け殺傷兵器供与と非難
英国のシャップス国防相は22日、ロシアがウクライナとの戦争に使用する殺傷兵器を、中国が供与しているか、供与する態勢にあると非難した(ロイター)
韓国中銀、金利3.50%に据え置き 成長率予想を上方修正
韓国銀行(中央銀行)は23日、政策金利を3.50%に据え置いた、据え置きは11会合連続、第1四半期の成長率が2年ぶり高水準となったことを受け、中銀は今年の成長率予想を2.1%から2.5%に引き上げた(ロイター)
日銀買い入れオペ、1年超3年以下が札割れ－異次元緩和以降で初
日本銀行が23日に実施した定例の国債買い入れで、残存期間1年超3年以下について応札額が予定額に届かない「札割れ」となった、札割れは2013年の異次元緩和導入以降で初めて(ブルームバーグ)
デギンドスECB副総裁、来月の25bp利下げは「慎重なアプローチ」
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はオーストリア紙オベレステリチェ・ナハリヒテンとのインタビューで、来月の0.25ポイント利下げは妥当との認識を示した(ブルームバーグ)
中国超長期国債が一転大幅安、深セン証取で売買一時中断
中国の超長期特別国債は23日、価格が額面近くまで下落した、取引初日で急伸した前日から一転して大幅安となった、30年物特別国債は深セン証券取引所で13%以上下落し、取引が30分間中断された(ロイター)
為替介入、「通常」手段とすべきではない＝米財務長官
イエレン米財務長官は23日、為替介入は不均衡に対処するための「通常」手段とすべきではなく、まれに、十分なコミュニケーションをとった上で行われるべきとの見方を示した(ロイター)
中国は過剰生産能力を認識すべき、G7で対応協議へ＝米財務長官
イエレン米財務長官は23日、今週イタリアのストレーザで開く主要7カ国(G7)財務相会合で中国の過剰生産能力に対する懸念とG7の対応について協議すると述べた(ロイター)
英首相、「早期解散」に賭け 14年ぶり政権交代に現実味
スナク英首相は22日、議会下院(定数650)を近く解散し7月4日に総選挙を実施すると表明した、秋まで選挙を先送りして支持率の回復を待つとの見方が大勢だったが早期解散の賭けに出た(日本経済新聞)
ユーロ圏PMIが1年ぶり高水準、ユーロが一時170円に上昇
ユーロ圏民間部門の経済活動は5月に1年ぶりの高水準に達した、域内の景気回復が本格化しつつあることが示された、HCOB(ハンブルク商業銀行)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、「ユーロ圏経済は一段と力強さを増している。新規受注が健全に伸びており、企業の信頼感も着実な雇用ペースに反映されている」と述べた(ブルームバーグ)
トルコ中銀が金利を再び据え置き、過剰流動性の吸収措置を追加へ
トルコ中央銀行は23日、政策金利を据え置いた、同国資産への需要急増で生じた過剰流動性に対処する措置を追加する方針も打ち出した(ブルームバーグ)
日本経済「持ち直しの見方、変わらず」＝植田日銀総裁
日銀の植田和男総裁は23日、日本経済の先行きに関し、持ち直すとの見方に変わりないと述べた、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に先立ち、現地で記者団に語った(ロイター)
米新規失業保険申請、8000件減の21.5万件 前週に続き減少
米労働省が23日に発表した5月18日までの１週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比8000件減の21万5000件となった、ロイターがまとめたエコノミスト予想は22万件だった、前週に引き続き減少し、労働市場の底堅さが改めて示唆された(ロイター)
米4月新築住宅販売、前月比4.7％減の63万4000戸
米商務省が23日発表した4月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.7%減の63万4000戸だった、前年同月比は7.7%減、ロイターがまとめた市場予想(67万9000戸)を下回った、住宅ローン金利と住宅価格の上昇を背景に減少し、住宅市場が第2四半期に勢いを失っていることを示した(ロイター)
米総合PMI、5月は54.4と2年超ぶり高水準＝S&Pグローバル
米S&Pグローバルが23日発表した5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.4と、2022年4月以来2年超ぶりの高水準となった、PMIは50が拡大と縮小の節目となっている、ロイターがまとめたエコノミスト予想は51.1、4月は51.3だった(ロイター)
英利下げ観測が後退、モルガンSとゴールドマンは6月見通しを撤回
ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレー、HSBCホールディングス、バークレイズといった銀行のエコノミストは今では、英中銀の初回利下げは6月ではなく8月と見込む(ブルームバーグ)
ECBの6月利下げ見通しは依然変わらず、賃金加速でも－仏中銀総裁
6月利下げに十分なだけインフレが緩和すると欧州中央銀行(ECB)は引き続き確信しており、賃金に関するデータを過剰に解釈するべきではないと、政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁が述べた(ブルームバーグ)
インフレなお懸念、利下げまで「忍耐強く」ある必要＝米アトランタ連銀裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、インフレの上昇圧力はなお存在しているとし、連邦準備理事会(FRB)は利下げに踏み切る前に「もう少し忍耐強く」インフレ率が目標とする2%に向かっているとの確信を深める必要があるとの考えを示した(ロイター)
ヘイリー氏「トランプ氏に投票」明言 米大統領選挙
米共和党の大統領選候補選びで一時、トランプ前大統領の唯一の対抗馬だったニッキー・ヘイリー元国連大使は22日、11月の大統領選挙で「トランプ氏に投票する」と明言した(日本経済新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
欧州経済指標の改善を受け、序盤はユーロやポンドが堅調に推移。
ユーロ円は一時170円台を記録するなど、クロス通貨が堅調に推移しました。
NYタイムに入ると、堅調な米経済指標を受けドルは買い戻される動き。
イエレン発言もありドル円は一時157円19銭へ上昇、ユーロドルは1.08割れを試す動きです。
なおFedWatchによると、次回6月会合での「利上げ」確率が復活しています(0.9%)。
▼株式
ダウ：39,065.26ドル(-605.78)
ナス：16,736.04(-65.50)
エヌビディアは9.32%上昇しましたが、高金利の長期化懸念が株式市場を圧迫しました。
▼債券
米10年債利回り：4.475%(+0.053)
実質金利：2.152%(+0.070)
期待インフレ率：2.323%(-0.019)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
左軸：NY金(ドル) 右軸：期待インフレ率(%)
FOMC議事録、そして昨夜の米経済指標により、高金利の長期化が懸念されています。
▼原油
NY原油7月物は、0.70ドル安の76.87ドルにて終了。
株安などにより上値が抑えられる動きとなり、NY原油は直近安値を割り込み76ドル台で引けました。
▼金
NY金8月物は、56.00ドル安の2,359.70ドルにて終了。
今朝の国内金は、122円安の11,805円で終了しています。
米経済指標を受けた金利上昇が相場を圧迫、昨年10月以来の水準に膨らんだ国内取組の行方にも注目が集まります。
SPDR：833.36トン(-5.18トン)
▼白金
NY白金7月物は、19.30ドル安の1,030.40ドルにて終了。
今朝の国内白金は、12円安の5,138円で終了しています。
パラも30ドル近く下落するなど、貴金属全般に下押しの動きとなりました。
本日もよろしくお願いいたします。
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谷本 憲彦
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