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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・トルコ中銀政策金利50.00%(予想50.00% 前回50.00%)
・米GDP[前期比年率]1.6%(予想2.5% 前回3.4%)
・米新規失業保険申請件数20.7万件(予想21.5万件 前回21.2万件)
・米個人消費[前期比]2.5%(予想3.0% 前回3.3%)
・米コアPCE[前期比]3.7%(予想3.4% 前回2.0%)
▼ニュース、要人発言
しっかり注目、適切な対応する思い変わりない＝為替円安で鈴木財務相
鈴木俊一財務相は25日の参院財政金融委員会で、34年ぶりに155円台まで進んだドル円相場について「市場をしっかりといま注目しているところだ。その注目しているものをもとに適切な対応をしていく思いにいささかも変わりはない」と述べた、大塚耕平委員(民主)への答弁(ロイター)
日銀会合注目点：新たな物価見通しと総裁会見、円安けん制の有無
日本銀行が26日に結果を発表する金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が見込まれている、34年ぶりの水準にある円安の影響を含めてインフレ圧力が意識される中、新たな経済・物価見通しと植田和男総裁の記者会見から追加利上げや国債買い入れなどの政策展開のヒントを探ることになる(ブルームバーグ)
長期債が下落、米長期金利が上昇－円安進み日銀タカ派化も警戒
25日の債券相場は長期債を中心に下落、米長期金利の上昇に加え、1ドル＝155円台まで円安が進み、日本銀行が金融政策決定会合でタカ派的な姿勢を強めるとの警戒感から売りが優勢だった、40年債は下がり過ぎたとして買い戻された(ブルームバーグ)
介入ポイントに一歩近づく円相場、植田総裁会見で2022年９月の再来も
神田真人財務官の過去の発言に基づけば、1ドル＝157円60銭が注目すべき重要なレベルの一つとなる、既に22年当時よりもはるかに円安が進んでおり、米国の金利もすぐに下がる気配を見せない中、日銀の植田和男総裁が26日の金融政策決定会合後の会見でタカ派的な発言をしないだけで、円はその変曲点に向かうかもしれない(ブルームバーグ)
ECB、出だしから連続利下げをすべきではない－エストニア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)が6月に見込まれる初回の利下げに続き、２会合連続で金利を引き下げることは支持しないと、政策委員会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁が述べた(ブルームバーグ)
独消費者信頼感指数、5月は3カ月連続改善 所得見通しが回復
市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた5月の独消費者信頼感指数はマイナス24.2で、4月改定値のマイナス27.3から予想以上に改善した、所得見通しの回復が寄与した(ロイター)
スイス中銀、第1四半期の利益が過去最高 フラン安や株高で
スイス国立銀行(中央銀行)は25日、第1・四半期の利益が588億スイスフラン(643億4000万ドル)と、過去最高になったと発表した、フラン安と株価の上昇が寄与した(ロイター)
トルコ中銀、政策金利年50%で据え置き 引き締め継続
トルコ中央銀行は25日、金融政策決定会合を開き、主要政策金利である1週間物レポ金利を年50%で据え置くと決めた、同国では物価高が加速しており、引き締めを継続する(日本経済新聞)
米新規失業保険申請5000件減の20.7万件 予想外に減少
米労働省が25日発表した4月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5000件減の20万7000件となった、市場予想は21万5000件だった、予想外に減少し、労働市場が引き続きかなり逼迫していることを示唆した(ロイター)
米GDP、第1四半期は+1.6%に鈍化 2年ぶり低水準 インフレ加速
米商務省が25日に発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比1.6%増だった、伸びは前四半期の3.4%増から大幅に鈍化し、ほぼ2年ぶりの低水準となった(ロイター)
ECB、インフレ抑制以外の目標設定を 仏大統領 責務拡大に言及
フランスのマクロン大統領は25日、欧州中央銀行(ECB)の責務について、「インフレのみを目標とする金融政策はもはやあり得ない」という認識を示した、欧州連合(EU)に関する演説で「成長および脱炭素化に関する目標を少なくとも1つずつ含める方策を巡り理論的かつ政治的な議論を持つことが必要だ」と述べた(ロイター)
日銀、国債購入の規模縮小措置を検討へ－報道
日本銀行は26日に開く金融政策決定会合2日目の議論で、国債買い入れ縮小の方法を検討すると、時事通信が報じた(ブルームバーグ)
イエレン米財務長官が円相場で発言、為替介入は「まれ」であるべきだ
イエレン米財務長官は、円の対ドルでの下落に対応するために日本当局がとり得る動きについて自身の姿勢を問われ、為替市場への介入はまれな出来事であるべきだと語った(ブルームバーグ)
米第1四半期GDPは上方修正の可能性、インフレも低下へ＝財務長官
イエレン米財務長官は25日、第1・四半期の米経済成長率は約2年ぶりの低水準に落ち込んだものの、上方修正される可能性があるとした、また、インフレ率はより正常な水準に低下すると述べた(ロイター)
シカゴ連銀総裁、FRBは政策の「再調整」必要－インフレ上振れで
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、想定を上回るインフレデータが続いたことを受けて、金融当局は政策を「再調整」する必要があるとの認識を示した、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先週実施したインタビューで語った(ブルームバーグ)
ECB、適時かつ小幅な利下げ必要＝イタリア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は25日、ユーロ圏の長期的な経済停滞のリスクを食い止めるため、適時かつ小幅な利下げが必要と述べた(ロイター)
日韓首脳にノーベル賞を 米高官、関係改善を評価
キャンベル米国務副長官はワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所での24日の講演で、岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領が、歴史問題を乗り越え両国関係を改善させたとして「ノーベル平和賞を共同受賞しなければいけない」と述べた、韓国大統領府が25日、記者団に明らかにした(日本経済新聞)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
米経済指標公表直後はドル高の反応が見られ、ユーロドルは1.068、ポンドドルは1.246まで下落。
しかしドル買い戻しが一巡するとドルは売り直され、欧州通貨や資源国通貨は再び上昇に転じています。
米インフレの粘着性が嫌気されており、昨夜の米国はドル安株安債券安のいわゆる｢トリプル安｣でした。
本日はいよいよ日銀会合公表です。
▼株式
ダウ：38,085.80ドル(-375.12)
ナス：15,611.76(-100.99)
インフレ懸念や企業決算が株式市場の上値を抑えました。
▼債券
米10年債利回り：4.702%(+0.060)
実質金利：2.276%(+0.036)
期待インフレ率：2.426%(+0.019)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
右軸：期待インフレ率(上下逆注意)
場合によっては、｢再利上げ｣が意識される金利水準です。
▼原油
NY原油6月物は、0.76ドル高の83.57ドルにて終了。
イスラエルによるラファ侵攻懸念が原油相場を支えました。
▼金
NY金6月物は、4.10ドル高の2,342.50ドルにて終了。
今朝の国内金は、59円高の11,669円で終了しています。
米経済指標公表直後には一時2,325ドルまで下落したものの、その後のドル安によりNY金も上昇に転じました。
SPDR：834.78トン(+1.15トン)
▼白金
NY白金7月物は、4.70ドル高の920.50ドルにて終了。
今朝の国内白金は、49円高の4,572円で終了しています。
米経済指標を受け弱含む場面もありパラは26ドル安、白金相場はドル安に支えられました。
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