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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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▼注目経済指標
・日本貿易収支[通関ベース]3665.0億円(予想3400.0億円 前回-3778.0億円)
・英消費者物価指数[前年比]3.2%(予想3.1% 前回3.4%)
・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]2.4%(予想2.4% 前回2.4%)
・米MBA住宅ローン申請指数3.3%(前回0.1%)
・EIA原油在庫 原油273.5万バレル増 クッシング3.3万バレル増
▼ニュース、要人発言
為替介入を容認 過度の市場変動なら IMF幹部
国際通貨基金(IMF)のエイドリアン金融資本市場局長は16日の記者会見で、為替の変動が激しい場合には為替市場への介入が「適切になる可能性がある」と述べた(時事通信)
中国人民元、6月末までに7.3元試す可能性－当局が手綱緩める
中国が人民元相場に対する手綱を再び緩めたことを受け、人民元が昨年11月以来見られなかった心理的な節目を試す可能性が出てきた、ブルームバーグがアナリスト10人を対象に実施した調査では、中国人民銀行(中央銀行)が16日に人民元の中心レートを通じて元安方向に誘導したのを受け、今四半期末までに1ドル＝7.30元を試す水準まで軟化する見通しが示された(ブルームバーグ)
日韓財務相、為替変動で「適切な措置」講じる可能性に言及
鈴木俊一財務相と韓国の崔相穆企画財政相は最近の両国の通貨安について「深刻な懸念」を共有し、為替市場の急激な変動に対処するため、「適切な措置」を講じる可能性に言及した、企画財政省が声明を発表した(ブルームバーグ)
貿易収支が3年連続赤字、輸出増で赤字幅は縮減＝23年度貿易統計
財務省が17日発表した貿易統計速報によると、2023年度の収支額は5兆8919億円の赤字となった、年度ベースの赤字は3年連続、ただ、輸出の伸びを受けて赤字幅は過去最大だった22年度からは縮減した(ロイター)
フィリピン・ペソ下落、金融緩和路線を妨げるほどではない－中銀総裁
フィリピン・ペソは1年5カ月ぶりの安値に下落しているが、フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は17日、年内もしくは来年初めの金融緩和の路線を妨げるほどのものではないとの考えを示した(ブルームバーグ)
中東緊迫化、インフレ見通しへのリスクの公算＝グリーン英中銀委員
イングランド銀行(英中央銀行)のグリーン政策委員は117日、このところの中東情勢の緊迫化は、インフレ期待の高まりなどを通してインフレ見通しにリスクをもたらす可能性があると述べた(ロイター)
英CPI、3月前年比+3.2%で2年半ぶり低水準 食品鈍化が要因
英国立統計局(ONS)が17日発表した3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比3.2%と2年半ぶり低水準だった。2月の3.4%から鈍化したが、予想は上回った(ロイター)
英中銀の2024年利下げ回数、1回のみが優勢に－インフレが予想以上
英国の3月のインフレ率が予想ほど低下しなかったことを受け、短期金融市場はイングランド銀行(英中央銀行)による今年の利下げ予想を後退させた、トレーダーは、11月までの0.25ポイント利下げを完全に織り込んでいるが、2回目の利下げの確率は一時30%程度となった、その後、50%程度まで回復した(ブルームバーグ)
ユーロ圏3月HICP改定値、前年比2.4%に鈍化 6月利下げ後押し
欧州連合(EU)統計局が17日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比2.4%上昇し、前月の2.6%から鈍化した、速報値と一致した、欧州中央銀行(ECB)が6月に利下げするとの観測が強まる結果となった、ただエネルギーコストの上昇とユーロ安が先行きを不透明にしている(ロイター)
日経平均3万8000円割れ 「ネックライン」下回り軟調に
17日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した、終値は前日比509円安の3万7961円と安値引けとなり、2月14日以来2カ月ぶりに3万8000円を下回った、市場関係者が注目していたチャートの節目を下回り市場心理が弱気に傾いた、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの決算も下落に拍車をかけた(日本経済新聞)
イスラエルは自ら決断、自衛のために必要なこと行う－ネタニヤフ首相
イスラエルのネタニヤフ首相は、友好国からの支援と助言に感謝しているが、イスラエルは自ら決断し、自国を守るために必要なあらゆることを行うと述べた、キャメロン英外相、ドイツのベーアボック外相との会談後に語った(ブルームバーグ)
ECB当局者、6月利下げ引き続き支持 その後は見解に相違
欧州中央銀行(ECB)政策当局者の一連の発言から、6月の利下げ開始が引き続き支持されているものの、その後の動きについては見解が割れていることが分かった、ECBは今月11日の理事会で、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆、市場では6月6日の理事会で利下げに着手すると予想されている(ロイター)
ベイリー英中銀総裁、来月のインフレ急低下を予想
イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、英国のインフレ率が来月には急低下し、目標とする2%の水準に大きく近づくとの見通しを示した(ブルームバーグ)
日米韓の財務相、急速な円安とウォン安に関する懸念認識－緊密に協議
日本と韓国、米国の財務相は17日にワシントンで初の3カ国会合を開催した、会談後の共同声明には外国為替市場に関して、「最近の急速な円安およびウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識しつつ、既存の20カ国・地域(G20)コミットメントに沿って、外為市場の動向に関して引き続き緊密に協議する」との文言が盛り込まれた(ブルームバーグ)
米経済「わずかに拡大」、企業の価格転嫁困難に－ベージュブック
米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、米経済が2月下旬以降「わずかに拡大」したほか、企業のコスト転嫁がさらに難しくなったと指摘した、連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した(ブルームバーグ)
イエレン米財務長官と為替で緊密な意思疎通を確認＝鈴木財務相
鈴木俊一財務相は17日、訪問先の米ワシントンで記者団の取材に応じ、イエレン米財務長官との会談で為替について緊密に意思疎通することを確認したと明らかにした、韓国の崔相穆(チェ・サンモク)企画財政相とも急速な円安、ウォン安について協議した(ロイター)
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
昨日の欧州タイムでは、英消費者物価指数を受けたポンド高が進行。
前日のパウエル発言以降続いていたドル高が一服し、欧州通貨高が進みました。
注目の日米韓財務相会合では円安ウォン安が協議され、ユーロドルは1.06台後半へ上昇、ドル円は154円台前半へ低下するなど、市場は調整的なドル安となっています。
▼株式
ダウ：37,753.31ドル(-45.66)
ナス：15,683.37(-181.88)
パウエル講演を震源地とした調整が続いています。
▼債券
米10年債利回り：4.589%(-0.078)
実質金利：2.201%(-0.050)
期待インフレ率：2.388%(-0.026)
(過去3営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
右軸：期待インフレ率(上下逆注意)
前日のパウエル講演以降の債券安が一服、利回りは低下しています。
▼原油
NY原油5月物は、2.67ドル安の82.69ドルにて終了。
次の中東リスク待ちのなか、前々日安値を割り込む調整が見られました。
▼金
NY金6月物は、19.40ドル安の2,388.40ドルにて終了。
今朝の国内金は、53円安の11,750円で終了しています。
NY原油同様次のアクション待ちのなか、利益確定売りが進みました。
SPDR：827.59トン(-2.59トン)
▼白金
NY白金7月物は、21.00ドル安の954.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は、30円安の4,676円で終了しています。
原油、金同様調整の動きが本格化、960ドルを割り込みました。
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