マイナス金利解除、織り込まれ過ぎ問題 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・米NY連銀製造業景気指数-20.9(予想-7.0  前回-2.4)

・米輸入物価指数[前月比]0.3%(予想0.3%  前回0.8%)

・米鉱工業生産[前月比]0.1%(予想0.0%  前回-0.5%)

・米ミシガン大学消費者信頼感指数76.5(予想77.1  前回76.9)

 

▼ニュース、要人発言

欧州はロシアのエスカレーションに備えを、仏大統領が呼びかけ

フランスのマクロン大統領は14日、ロシアがウクライナでの戦争に勝ったとしてもウクライナで止まることはないとの見方を示し、欧州に「弱腰」にならず、対応する準備を整えるよう呼びかけた(ロイター)

デフレの状況にはない、力強い賃上げの流れできている=鈴木財務相

鈴木俊一財務相は15日の閣議後会見で、デフレ脱却の判断を問われ、「インフレかデフレかということではなく、デフレの状況にはないとそういうのが今の認識」と語った、今年の春闘で昨年を上回る賃上げ回答が相次いだことに触れ、「力強い賃上げの流れができている」と語り、中小企業へ波及することに期待を示した(ロイター)

中国人民銀、MLF金利予想通り据え置き 差し引きで資金吸収

中国人民銀行(中央銀行)は15日、1年物中期貸出制度(MLF)を通じて2022年11月以来となる資金吸収を実施し、市場の予想通り金利を据え置いた、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期を巡る不透明感がある中、通貨安定を優先させて利下げは見送った(ロイター)

ハマス、戦闘終結を正式要求 休戦交渉、イスラエルは反発

パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは14日、声明を発表し、イスラエルとの戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉で、戦闘の終結やイスラエル軍のガザ撤収を柱とする要求を仲介役のカタールやエジプトに正式に伝えたと明らかにした、ハマス壊滅を目指すイスラエルは応じない構えで、首相府は「ハマスは非現実的な要求に固執している」と非難した(共同通信)

日銀は今月マイナス金利解除も、春闘「思ったより強い」-翁百合氏

日本銀行出身で政府税制調査会会長の翁百合氏は、満額回答の相次ぐ春闘の賃上げ動向は想定より強く、日銀は来週の金融政策決定会合でマイナス金利解除などの政策正常化に踏み切る可能性があるとの見解を示した(ブルームバーグ)

連合集計、賃上げ率5.28% 昨年上回り、33年ぶり水準 24年春闘

連合は15日、2024年春闘で傘下の労働組合が経営側から受け取った回答の第1回集計結果を発表した、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた賃上げ率の加重平均は5.28%だった、昨年同時点の3.80%を上回り、過去の最終集計との比較では、1991年(5.66%)以来33年ぶりの水準となった(時事通信)

日銀の引き締め転換、銀行株上昇の終焉示唆-17年前も材料出尽くしに

日本銀行が金融引き締めに転じた最初の局面は、銀行株の上昇が終わりを告げると過去の歴史は語っている、ウォール街の相場格言「うわさで買って事実で売れ」にも当てはまりそう(ブルームバーグ)

FRBは年内3回の米利下げ見通し堅持へ-エコノミストが調査で予想

最近発表された米インフレ統計は予想を上回る伸びとなった、だが、米金融当局者が昨年12月に示した2024、25両年の利下げ回数の見通し(それぞれ中央値で3回と4回)を最新の四半期経済予測で変更する公算は小さいと、エコノミストはみている(ブルームバーグ)

ドイツ経済、景気の顕著な回復みられず=経済省月例報告

ドイツ経済省は15日公表した月例報告で、今年初めの鉱工業生産、建設、対外貿易は改善傾向にあるが景気の顕著な回復は依然みられないとの見方を示した(ロイター)

日銀、マイナス金利解除へ 17年ぶり利上げ、19日決定

日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決める見通しとなったことが15日分かった、決定すれば2007年以来17年ぶりの利上げで、金融政策の正常化を開始する転換点となる(共同通信)

ECBの利下げ、景気腰折れならペース加速も-クロアチア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのブイチッチ・クロアチア国立銀行(中銀)総裁は、ユーロ圏経済が腰折れすればECBの利下げペースは上がるかもしれないとの認識を示した(ブルームバーグ)

「ハト派」日銀に期待先行 円売り・日本株買い再加速か

日銀の政策修正観測が高まるなか、海外投資家の「ジャパン・トレード」の動向に注目が集まっている、ここ1年は円売りと日本株買いを組み合わせた海外勢の取引が円安・株高を加速させてきた、18〜19日の金融政策決定会合後に日銀が急速な利上げを避ける「ハト派」的な姿勢を示せば、ジャパン・トレードが再び勢いづきそうだ(日本経済新聞)

 

東京前営業日比


03/15 15:15

03/16 06:00

円換算

ドル円

148.32

149.07

0.75

NY金

2,172.30

2,159.50

-11

NY白金

935.55

942.55

55

(時間は東京タイム)

 

日銀を巡る報道が相次ぎ、3月会合でのマイナス金利解除期待はかなり織り込まれたようです。

織り込みの進展から、市場では円売り直しが優勢。

ドル円は、149円台を回復して引けています。

一方でインフレ指数の高止まりから、FRBによる利下げ期待も後退。

ドル円相場を支える一方で、ユーロドルの頭を抑えるなどドル高の様相です。

 

▼株式

ダウ:38,714.77ドル(-190.89)

ナス:15,973.18(-155.35)

 

 

米利下げ期待が後退、株式市場を圧迫しています。

 

▼債券

米10年債利回り:4.306%(+0.016)

実質金利:1.987%(+0.006)

期待インフレ率:2.319%(+0.010)


Date

NY金($)

実質金利(%)

03/13

2,180.80

1.883

03/14

2,167.50

1.981

03/15

2,161.50

1.987

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

右軸:期待インフレ率(上下逆注意)

 

米10年債利回りは4.3%台を回復、6月利下げ期待は57%にまで低下しています。

 

▼原油

NY原油4月物は、0.22ドル安の81.04ドルにて終了。

 

 

在庫発表以降の上昇は一服、利益確定売りが優勢となりました。

 

▼金

NY金4月物は、6.00ドル安の2,161.50ドルにて終了。

今朝の国内金は、3円安の10,336円で終了しています。

 

 

ドル高、米債利回り上昇がNY金の上値を抑えましたが、下ブレイクには至っておりません。

 

 

SPDR:831.84トン(+14.98トン)

 

▼白金

NY白金4月物は、7.80ドル高の943.50ドルにて終了。

今朝の国内白金は、20円高の4,436円で終了しています。

 

 

金とは対照的に銀などに連れ上昇、ゴールドシルバーレシオは85.16まで低下しています。
 

今週もありがとうございました。

 

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