応援よろしくお願いいたします。
お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
日本時間毎週土曜日早朝に、全米先物協会(CFTC)から建玉明細が公表されます。
その週の火曜日通常取引終了時点の中身が、その週の金曜日引け後に公表されます。
取組の半分以上を占める「大口投機玉≒ファンド」の動向は、相場の行方を占ううえでも大変注目されています。
先週末に公表された建玉明細によると、NY金の大口投機玉による建玉明細はこのようになっています。
買い玉が前週から比べ49,200枚増加、買い越しが49,657枚増加しました。
▼買い越し占有率
1週間で買い越しが19万枚にまで膨れ上がったため、総取組に対するファンドの買い越し占有率も急速に上昇しています。
左軸:NY金(ドル) 右軸:買い越し占有率(%)
3月5日時点のNY金総取組は471,616枚、買い越しは191,293枚なので、買い越し占有率は40.56%にまで上昇しています。
このときと比べ、価格はさらに50ドル、取組も3万枚以上増加しています。
買い越し占有率はさらに上昇していると推測されますが、基本的には5割に近づくとファンドによる買い越しはそろそろマックスではないかと思われます。
▼1週間の買い越し増減
前述したように、2月28日から3月5日の1週間で、ファンドは買い越しを5万枚増やしました。
5万枚規模の買い越し増加は、2019年6月4日以来のことです。
大口投機玉がこれだけ買い越しを増やすと、当然金価格も跳ね上がります。
こちらはコロナ以降、買い越しが大きく増加した週です。
コロナ以降最多の買い越し増加ですが、昨夜のCPI公表以降急速な調整が見られ始めました。
右軸:総取組
先月末のPCE発表以降、NY金総取組が急増しています。
大口投機玉増加による取組増加ですが、明朝CPI当日のNY金総取組が公表されます。
おそらく減少が確認されるでしょう。
買い玉の調整が始まったのか、どこまで取組が減るのかがカギとなりそうです。
お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ
メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。
まずはお役に立てるかどうか、お試しください。
よろしくお願いいたします。