米雇用統計は利下げの決定には至らず | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

※お知らせ

3月10日より、米国は夏時間へと移行いたします。

それに伴い、更新時間も前倒しとなります。

よろしくお願いいたします。

 

▼注目経済指標

・独鉱工業生産[前月比]1.0%(予想0.6%  前回-2.0%)

・ユーロ圏GDP[前年比]0.1%(予想0.1%  前回0.1%)

・米非農業部門雇用者数27.5万人(予想20.0万人  前回22.9万人)

・米失業率3.9%(予想3.7%  前回3.7%)

・米平均時給[前年比]4.3%(予想4.3%  前回4.4%)

 

▼ニュース、要人発言

デフレから脱却したとは考えず=鈴木財務相

鈴木俊一財務相は8日の参院本会議で、デフレ脱却の判断を巡り、物価の基調や背景を総合的に考慮した場合「現在、日本経済は再びデフレに戻る見込みがないと言える状況には至っておらず、デフレから脱却したとまでは考えていない」と述べた(ロイター)

1月の実質消費支出3年ぶり大幅低下、日銀正常化を前にくすぶる不安

1月の消費支出(2人以上の世帯)は物価変動を除いた実質ベースで2021年2月以来、35カ月ぶりの大幅な落ち込みとなった、日本銀行が金融政策の正常化のタイミングをうかがう中、停滞する消費が先行きの不安材料としてくすぶる(ブルームバーグ)

景気一致指数5.8ポイント悪化、自動車減産で3年8カ月ぶり低下幅

内閣府が8日に公表した1月の景気動向指数では、指標となる一致指数は前月比5.8ポイント低下し110.2だった、内閣府は一致指数から機械的に決める基調判断をこれまでの「改善」から「足踏みを示している」に引き下げた(ロイター)

ECBは今春に利下げ、当局者に共通認識=仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は8日、今春に利下げが行われるという強いコンセンサスがECB内にあるとの認識を示した(ロイター)

日銀、マイナス金利解除支持に広がり 昨年上回る賃上げ期待=関係筋

日銀は19-19日の金融政策決定会合でマイナス金利解除を含む政策修正について議論するとみられる、日銀では昨年を上回る賃上げ実現に期待感が高まっており、政策委員の間でも同会合でのマイナス金利解除を支持する声に広がりが出ているもようだ(ロイター)

BofA、日経平均の年末目標4万3500円に上げ-インフレ経済へ転換

BofA証券は、日本株相場が想定以上のラリーとなっているほか、実質賃金の上昇で企業業績の回復の裾野が今後広がるとの見方から2024年末の日経平均株価の予想値を4万3500円に引き上げた、従来は4万1000円としていた(ブルームバーグ)

日本国債ショートを最大限に積み上げ、利上げ近いと確信-バンガード

バンガード・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、アレス・クートニー氏は、日本銀行が近く金利を引き上げると確信し、日本国債の下落を見込むポジションを最大限にまで積み上げる意向だ(ブルームバーグ)

米雇用統計、ドルにとっては悪いニュース-市場関係者の見方

2月の米雇用統計では、雇用者数の伸びは健全さを維持したものの、失業率が2年ぶりの高水準に上昇した、労働市場はなお堅調だが、減速感も見られる(ブルームバーグ)

米2月雇用統計、FRBは利下げ急がずとの見方裏付け

米労働省が発表した2月の雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を上回ったものの、労働市場全体が冷え込む兆しが示され、利下げ開始時期を検討している米連邦準備理事会(FRB)が当面静観するとの見方が裏付けられた(ロイター)

米シカゴ連銀総裁、FRBは年内に利下げへ-インフレ2%に戻す必要

米シカゴ連銀のグールズビー総裁は8日、インフレがさらに鈍化するのに伴い、米金融当局は年内に利下げするとの見方を示した(ブルームバーグ)

 

東京前営業日比


03/08 15:15

03/09 07:00

円換算

ドル円

147.93

147.07

-0.86

NY金

2,166.05

2,186.20

39

NY白金

923.20

917.10

-54

(時間は東京タイム)

 

注目の米雇用統計を受けた直後の市場の反応はドル売りでしたが、NFPは事前予想を上回るなど利下げへの決定力も欠けており、ドル安は徐々に一服しています。

相次ぐタカ派発言を受け上昇が続いていた円でしたが、対ドルでは一時146円台中盤へ上昇したものの147円台を回復して引けています。

来週は日本の賃金ベースアップについて企業側回答が集中するため、円の動きがあらためて注目されます。

 

▼株式

ダウ:38,722.69ドル(-68.66)

ナス:16,085.11(-188.27)

 

 

利下げへの決定力に欠ける米雇用統計を受け、ハイテク株への利益確定売りが見られました。

 

▼債券

米10年債利回り:4.077%(-0.006)

実質金利:1.794%(-0.016)

期待インフレ率:2.283%(+0.007)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

03/06

2,158.20

1.800

03/07

2,165.20

1.810

03/08

2,185.50

1.794

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

右軸:期待インフレ率(上下逆注意)

 

米雇用統計を受け10年債利回りは一時4.035%にまで低下しました。

 

▼原油

NY原油4月物は、0.92ドル安の78.01ドルにて終了。

 

 

ドル安一服が、NY原油の上値を抑えました。

 

▼金

NY金4月物は、20.30ドル高の2,185.50ドルにて終了。

今朝の国内金は、25円高の10,289円で終了しています。

 

 

米雇用統計を受け連日の高値更新、一方で過熱感も指摘されています。

 

 

SPDR:815.13トン(-1.44トン)

 

▼白金

NY白金4月物は、8.60ドル安の914.80ドルにて終了。

今朝の国内白金は、41円安の4,315円で終了しています。

 

 

ドル安一服から白金は反落、パラは17ドル安と続落しました。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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