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大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

※お知らせ

3月10日より、米国は夏時間へと移行いたします。

それに伴い、更新時間も前倒しとなります。

よろしくお願いいたします。

 

▼注目経済指標

・独小売売上高指数[前年比]-1.6%(予想-1.7%  前回-3.4%)
・独失業者数11.0千人(予想5.0千人  前回1.0千人)
・独消費者物価指数[前年比]2.5%(予想2.6%  前回2.9%)
・米個人所得[前月比]1.0%(予想0.4%  前回0.3%)
・米個人支出[前月比]0.2%(予想0.2%  前回0.7%)
・米新規失業保険申請件数21.5万件(予想21.0万件  前回20.2万件)
・米PCEコア・デフレーター[前年比]2.8%(予想2.8%  前回2.9%)
・米シカゴ購買部協会景気指数44.0(予想48.0  前回46.0)
・米中古住宅販売成約[前月比]-4.9%(予想1.5%  前回5.7%)

 

▼ニュース、要人発言

ECB、賃金動向巡る確証得るまで政策維持すべき=独連銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は28日、ユーロ圏のインフレ率は目標の2%に戻りつつあるが、ECBには物価動向が完全にコントロールされているという確証がもう少し必要だと述べた(ロイター)
中国証券当局、株式市場のデリバティブ取引監視を強化
中国証券監督管理委員会(証監会)は28日、株式市場における「DMA(ダイレクトマーケットアクセス)スワップ」などのデリバティブ取引への監視を強化する方針を表明した、株式市場が低迷する中で、当局による投資家の信頼回復に向けた取り組みの一環とみられる(ロイター)
ウォール街が混乱、米労働省が撤回に動く-CPI強さ説明するメール
米労働省の労働統計局(BLS)は1月の米消費者物価指数(CPI)上昇の主な要因を説明する電子メールを今週送ったが、それがウォール街に混乱を引き起こした、ブルームバーグが内容を確認したデータ「スーパーユーザー」グループ宛ての27日の電子メールによると、アナリストを困惑させた賃貸料のインフレ率急上昇は、指数のサブコンポーネントの加重手法調整に伴うものだった(ブルームバーグ)
物価目標実現が見通せる状況に、出口対応の検討必要-高田日銀委員
日本銀行の高田創審議委員は29日、2%の物価安定目標の実現が見通せる状況になってきたとし、強力な金融緩和からの出口対応に向けた検討が必要との見解を示した、滋賀県金融経済懇談会で講演した(ブルームバーグ)
過度な為替の変動には適切に対応、緊張感持ち見ている=神田財務官
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席している神田真人財務官は28日、訪問先のブラジル・サンパウロで記者団に対し、為替の過度な変動には「適切に対応する」とし、「緊張感を持って見ている」と語った(ロイター)
米の3地区連銀総裁、経済データを強調-利下げペースの指針として
ボストン、ニューヨーク、アトランタの三つの米地区連銀の総裁が28日、今後実施が見込まれる利下げについて発言し、そのペースはこれから発表される経済データ次第だと述べ、金利引き下げの道筋は以前の緩和サイクルとは異なる様相を呈する可能性を示唆した(ブルームバーグ)
世界的に金利上昇の恐れ-バーナンキ氏が指摘していた過剰貯蓄が枯渇
バーナンキ元米連邦準備制度理事会(FRB)議長がかつて指摘していた世界の過剰貯蓄が枯渇しつつある、その結果、世界的に長期金利が上昇に向かっている可能性がある、人口の高齢化、中国経済の苦境、世界経済の分断化などの要因によって、バーナンキ氏が約20年前に認識していた貯蓄の過剰が不足に転じる恐れがある(ブルームバーグ)
海外投資家が8週ぶり売り越し、証券自己は買い越し-2月3週日本株
日経平均株価が史上最高値を34年ぶりに更新した2月第3週は、海外投資家が日本株を8週ぶりに売り越した、個人投資家も売り越しており、大幅な買い越しとなったのは証券会社の自己勘定取引だった(ブルームバーグ)
中国、高速先物取引を禁止-クオンツ取り締まりを拡大
中国はトップクラスの運用成績を上げているクオンツファンドに株価指数先物市場での取引を禁止し、高速取引への監視強化の方針を表明した、市場の波乱を増幅させるとの非難もあるコンピューター主導の投資戦略への取り締まりを拡大する(ブルームバーグ)
3月マイナス金利解除の織り込み進まず、日銀決断で金利急上昇も
日本銀行が3月にマイナス金利を解除する可能性について、金融市場での織り込みがなかなか進んでいない、遅れているのは、解除後も緩和的な金融環境が続くとの見方が強いためだ、ただ、エコノミストやストラテジストの間では3月解除のリスクを警戒する向きも多く、現実になれば思いのほか金利は上昇するかもしれない(ブルームバーグ)
日銀マイナス金利解除、3月のイメージ強めた高田委員の発言
日銀の高田創審議委員は29日の講演で、物価安定目標の実現が「ようやく見通せるようになってきた」と指摘した、政策委員会9人の中で「中立派」とみられてきた同氏のこの日の講演は、日銀が正常化に踏み切るまでの距離を測る上で市場が注目していた、その中での踏み込んだ発言に、筆者は日銀が3月にマイナス金利を解除する確度がさらに高まったと受け止めた、為替は円高、株は売りで反応しており、市場も同様の織り込みを進めたと言えそうだ(ロイター)
英国、ロンバルデリ氏を中銀副総裁に指名-ブロードベント氏の後任
英財務省は、経済協力開発機構(OECD)チーフエコノミストのクレア・ロンバルデリ氏をイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策担当副総裁に指名した(ブルームバーグ)
中国共産党中央政治局、今年の成長目標達成誓う-景気懸念裏付け
中国共産党中央政治局は29日、今年の経済目標を達成しリスクを回避しながら、社会の安定を維持すると表明した、長引く不動産危機とデフレが景気回復を妨げているとの懸念を裏付けている(ブルームバーグ)
米1月PCE価格指数、2.4%上昇に鈍化 約3年ぶり低水準
米商務省が29日発表した1月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.4%上昇した、伸びは前月の2.6%から縮小し、2021年2月以来の低さとなった、伸びは前月比では拡大したものの、連邦準備理事会(FRB)は6月に利下げに着手する軌道から外れないとみられる(ロイター)
FRB「夏ごろ」利下げ、物価の道筋一様でない=アトランタ連銀総裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は29日、1月の個人消費支出(PCE)価統計を踏まえると、連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%にインフレ率が戻る道筋は一様でないと述べた(ロイター)
米金融政策なお「制約的」、ディスインフレ一段と進行も=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は29日、昨年にモノと労働力の供給に改善がみられたことで、米国のインフレは今年、一段と低下する可能性があるとの見方を示した(ロイター)
米下院、新たなつなぎ予算案を可決-上院は29日夜にも採決
米下院は29日、政府機関が3月2日に部分的に閉鎖される事態を回避するための新たなつなぎ予算案を可決した、上院でも早ければ同日夜に採決が実施される、このつなぎ予算案が成立すれば、一部の省では3月8日、その他については22日まで予算が延長される(ブルームバーグ)
今年3回の利下げが「妥当」=クリーブランド連銀総裁
米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は29日、インフレが引き続き米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%回帰に向け進展し、労働市場が健全な状況を維持しつつも減速すれば、年内に3回の利下げを実施することが「妥当」という見解を示した(ロイター)
 

▼市況

東京前営業日比

 

02/29 15:15

03/01 07:00

円換算

ドル円

149.88

149.96

0.08

NY金

2,043.95

2,052.75

47

NY白金

888.25

883.10

-22

(時間は東京タイム)

注目の米PCEを受け、150円台前半で推移していたドル円は一時149円21銭へ下落。
同時間帯にユーロドルは1.085へ上昇するなど、序盤はドル売りが進行しました。
ロンドンフィキシング以降は月末要因もあり、ドルの買い戻しが見られます。
ドル円は再び150円近くへ戻しているものの、ユーロ円などクロス通貨には下押しの動きが見られます。
 

▼株式

ダウ:38,996.39ドル(+47.37)

ナス:16,091.92(+144.18)

 

 

PCEの上振れが警戒されましたが、無難に通過したことにより、株価は終盤上げ幅を広げました。
 

▼債券

米10年債利回り:4.254%(-0.010)
実質金利:1.931%(-0.009)
期待インフレ率:2.323%(-0.001)
 

Date

NY金($)

実質金利(%)

02/27

2,044.10

1.983

02/28

2,042.70

1.942

02/29

2,054.70

1.931

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

右軸:期待インフレ率(上下逆注意)

 

PCE公開直後、米10年債利回りは一時4.22%台にまで低下しています。

 

▼原油

NY原油4月物は、0.28ドル安の78.26ドルにて終了。

 

 

一時79ドル台に乗せる場面も見られましたが、上値の重い株価を眺め、利益確定売り優勢です。

 

▼金

NY金4月物は、12.00ドル高の2,054.70ドルにて終了。

今朝の国内金は、40円高の9,852円で終了しています。

 

 

米PCE発表直後の米債利回り低下を受け、2,050ドルを突破しました。

 

 

SPDR:822.91トン(-2.59トン)

 

▼白金

NY白金4月物は、1.10ドル安の884.00ドルにて終了。

今朝の国内白金は、10円安の4,278円で終了しています。

 

 

国内先限は、新ポ発会前夜の「幻の安値」4,276円を割り込み始めました。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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