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大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
<今週の予定>
・5日:スーパーチューズデー、中国全人代開幕
・6日:カナダ中銀政策金利、パウエルFRB議長議会証言(下院)
・7日:ECB政策金利、パウエルFRB議長議会証言(上院)
・8日:米国雇用統計
・10日:米国、カナダ夏時間へ移行、新月
<CFTC建玉明細>
金
(直近3週間)
右軸:大口投機玉買い越し
2月27日終了時点のNY金大口投機玉の買い越しは141,636枚。
前の週から比べ、1,374枚買い越しが増えました。
売り玉買い玉ともに増加したことによる取組増でした。
白金
(直近3週間)
右軸:大口投機玉買い越し
2月27日終了時点のNY白金大口投機玉の買い越しは3,601枚。
前の週と比べ、4,894枚買い越しが減りました。
900ドルを割り込んだことにより、買い玉減売り玉増となりました。
CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。
<今週の見通し>
先月25日にブルームバーグより報道された「米PCEコア価格指数、1年ぶり大幅上昇か-金融当局が重視の指標」を受け、市場ではPCEへの警戒からドル買いが優勢になりました。
しかしふたを開けてみれば事前予想通りで波乱もなかったことから、先週木曜日のPCE公表後はドルが売り直されました。
今週はいよいよパウエル議長による「議会証言」が控えています。
これまで通り「より高く、より長い」政策金利を堅持するのか。
今週末よりブラックアウト期間を迎えることもあり、注目イベントとなります。
一方で、ドル円の次の動きにも注目が集まります。
右軸:大口投機玉円売り越し(上下逆注意)
先月27日時点の大口投機玉による円売り越しは132,705枚、昨年11月の水準を越えました。
円売りピークを迎えていると推測され、3月の円高アノマリー実現なるか期待されます。
そのほか火曜日は「スーパーチューズデー」、水曜日には「全人代」が開幕するなど、政治的イベントも目白押しです。
そのほかECB、カナダ中銀による政策金利、さらには週末の米雇用統計など、3月相場の幕開けにふさわしい「イベントウィーク」となりそうです。
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
<会員様向け>
…
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