【CFTC円売り】昨年11月以来の水準へ増加 | 浪風谷本

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投機筋、円売り越しが3カ月ぶり高水準 日米金利差で

投機筋による円売りが膨らんでいる。米商品先物取引委員会(CFTC)の20日時点のデータによると、ヘッジファンドなど投機筋の売買動向を示す「非商業部門」の米ドルに対する円の売り越し幅は12万778枚(約1兆5000億円)と23年11月中旬以来の高水準だった。日米の金利差が開いた状態が続くとの見方から円売り・ドル買いが進んでいる。(日本経済新聞)

 

先週末に公表されたCFTC建玉明細によると、20日時点の大口投機玉による円売り越しポジションは120,778枚でした。

 

右軸:円大口投機玉買い越し(上下逆注意)

 

昨年11月14日以来の水準です。

前日の13日のドル円は、一時151円95銭を記録しています。

 

円は対ドルで149円台前半、持ち高調整で一時1カ月超ぶり高値

20日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで一時1ドル=148円台後半に上昇し、1カ月超ぶり高値を付けた。投機勢の円売りポジションが積み上がっている状況で、日米祝日を週後半に控えて持ち高調整の買いが優勢となった。

三菱UFJ銀行金融市場部為替トレーディンググループの大原豪上席調査役は、米感謝祭に向けて流動性が低下する前にポジションを巻き戻す動きで調整相場が続いていると説明。追加利上げ観測の後退および利下げ催促による米金利低下のドル安と円買い戻しから「ドル・円はしっかり下がってきた」とし、これまでドルのサポートだった150円ちょうどが抵抗に転じていると語る。

一方で、「ファンダメンタルズから円が大きく買い戻される材料はない」とし、米感謝祭前には148円ちょうどをめどに調整が一巡する可能性があると同氏は指摘。低変動率(ボラティリティー)の中で円キャリー取引はまだ人気があり、調整一巡後はドルの押し目を買いたい動きが出るとみる。

米商品先物取引委員会(CFTC)によると、投機筋のネット円ショートポジションは14日時点で2017年以来の水準まで増加した。今週は日本で勤労感謝の日、米国で感謝祭の祝日があり、週末に向けて市場参加者が減少する。

大原氏は、ドル・円が148円を下抜けた場合は「トレンド転換の兆しに見えてしまう」ことから、急激に円高が進んだ10月3日の147円43銭まで円ショートの巻き戻しがもう一段進むリスクもあると述べた。(2023年11月20日付ブルームバーグ)

 

この時点で大口投機玉による円売りポジションは、2017年以来約6年ぶり水準へと増加。
円売り越しは、130,249枚に膨らんでいます。
こちらは、昨年のドル円推移。

 

 

円売りポジションが膨らみ、ドル円は前年高値151円98銭に迫る場面も見られました。
その後は、年末に140円25銭まで下落しています。
現在の大口投機玉による円売りポジションはこのときの水準に匹敵しており、まもなくピークを迎える水準と思われます。
週末の「PCEコア」が警戒されており、このあたりから潮目が変わるのではないかと思われます。

 

 

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