クリスマスラリー、ドル安が支える

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

おはようございます。

注目経済指標

・中国工業利益[前年比]-4.4%(前回-7.8%)
・米リッチモンド連銀製造業指数-11(予想-3 前回-5)

ニュース、要人発言

日銀、物価2%目標実現「余裕持って見極め」　12月意見
日銀は27日、12月18〜19日に開いた金融政策決定会合の発言内容をまとめた「主な意見」を公表した、政策委員からは賃金と物価の好循環を通じた2%の物価目標について「十分な余裕を持って」見極めることができるとの声が上がった(日本経済新聞)
中国の工業利益、11月は伸び急拡大－デフレ懸念は根強く
中国の工業企業は11月に利益を大きく伸ばした。比較対象となる前年同月の水準が低かったベース効果に加え、デフレ懸念に見舞われる国内経済のてこ入れに向けた政府の刺激策が寄与した(ブルームバーグ)
24年ドル円相場「130円超す円高想定難しい」BofA岩崎氏
長きにわたり続いた円安・ドル高基調が変化する可能性はどの程度あるのか、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の岩崎拓也外国為替営業部長は2024年の円相場について、上昇を想定しながらも「1ドル=130円を超える円高は想定しづらい」と語る(日本経済新聞)
日銀1-3月国債買い入れ、中長期レンジの下限下げ－超長期は回数減
日本銀行は27日、2024年1-3月の長期国債買い入れ予定を発表した、中長期ゾーンの1回当たりの買い入れ予定額のレンジの下限を12月から引き下げ、超長期債の回数を削減した、今後の金融調節の柔軟性を高めた(ブルームバーグ)
台湾独立なら戦争へ　総統選与党候補を威嚇―中国
中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の報道官は27日の記者会見で、「台湾独立は戦争を意味する」と述べ、台湾総統選の与党・民進党候補である頼清徳副総統を威嚇した、民進党を「台湾独立の立場を頑固に堅持している」と非難した、中国メディアが伝えた(時事通信)
米国債入札に旺盛な需要、足元の高い利回り確保－利下げ織り込む
26日に実施された米国債入札に買いが殺到した、市場が米連邦準備制度による2024年の積極的な利下げ路線を織り込む中、足元のより高い水準で利回りを確保する動きが活発化している(ブルームバーグ)
極右政党、欧州で相次ぎ支持拡大　欧州議会選で議席増も
欧州で極右政党がさらに勢いを増している、オランダの下院選やドイツの市長選では極右政党が相次ぎ勝利し、世論調査によると2024年6月の欧州議会選でも極右会派の議席数が増える見通し、インフレによる家計圧迫に加え、中東情勢の緊迫で強まるイスラム教や移民への反感など他者を排除する内向き志向が追い風だ(日本経済新聞)
来年のマイナス金利解除、可能性はゼロでない＝NHKインタビューで日銀総裁
日銀の植田和男総裁はNHKのインタビューで、来年にマイナス金利が解除される可能性が「結論的にはゼロではない」と述べた、経済・物価情勢が好転して賃金・物価の好循環が見通せる状況が来年訪れることに期待感を示した(ロイター)

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

米利下げ期待が高まるなか、好調な米5年債利回り入札を経てドル安が加速。
ユーロドルは1.11乗せ、ドル円は141円台へと下落しています。
ドル円については東京タイム序盤に「日銀会合主な意見」を受け一時142円台後半にまで上昇する場面もありましたが、高値からは1円以上の円高となっています。
年末年始の141円再トライが期待、警戒されます。

株式

ダウ：37,656.52ドル(+111.19)

ナス：15,099.18(+24.61)