予想を下回った米雇用統計が相場を支える

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

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注目経済指標

・トルコ消費者物価指数[前年比]61.36%(予想62.50% 前回61.53%)
・ユーロ圏失業率6.5%(予想6.4% 前回6.4%)
・米非農業部門雇用者数15.0万人(予想18.0万人前回33.6万人)
・米失業率3.9%(予想3.8% 前回3.8%)
・米平均時給[前年比]4.1%(予想4.0% 前回4.3%)
・米ISM非製造業景況指数51.8(予想53.0 前回53.6)

ニュース、要人発言

米、イスラエルの自衛支援に条件求めず＝ハリス副大統領
ハリス米副大統領は2日、イスラム組織ハマスによる10月7日の攻撃を受け、米国は自衛のためのイスラエルに対する支援にいかなる条件も求めないと述べた(ロイター)
米下院、イスラエル軍事支援の予算案可決
米下院は2日、イスラエルへの軍事支援に絞った共和党の予算案を賛成多数で可決した、総額は143億ドルで、バイデン政権が求めるウクライナ支援は含まれていない(共同通信)
中東、対イスラエル外交を見直し　アブラハム合意にひび
パレスチナでの衝突拡大を受け、中東諸国がイスラエルとの外交関係見直しに入った、国交を結ぶヨルダンに続き、バーレーンが2日、大使の召還を決めた、近年、急速に進んだ近隣諸国とイスラエルの和解が後戻りしている(日本経済新聞)
外資の中国投資、初のマイナス　企業が撤退、事業縮小
中国国家外貨管理局が3日公表した7〜9月期の国際収支で、外資企業による直接投資が118億ドルのマイナスになった、新規投資よりも撤退や事業の縮小が大きくなったことを意味しており、比較可能な統計を公表している1998年以降で初のマイナス(共同通信)
バーキン・リッチモンド連銀総裁
「0.25%の追加利上げが答えかどうか定かではない」
「物価安定までまだ道のり遠い」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「一つの雇用統計に過剰に反応しない」
「指標を見守り続ける」
「判断するのは時期尚早」
「雇用統計は労働市場の減速を示唆」
「インフレ進捗の兆候がないかデータを監視し続ける必要」
ボスティック・アトランタ連銀総裁
「長期的な傾向は景気の減速を示している」
「FEDにはまだ注視する時間がある」
「次回会合までに評価すべき多くのデータがある」
「緩やかで安定したインフレの進行を予想」
「信用は確実に逼迫したが、今後はさらに悪化する」
「前回の利上げは依然として経済を通じて効果を発揮している」
「約8-10カ月の金利維持を支持する可能性も」
「景気後退は考えていない」
「インフレ期待が高まったら行動しなければならない」
「今後の政策の緩和について考えなければならない」
「政策転換はインフレ率が2%になる前に行われるだろう」