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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・スイス中銀政策金利1.75%(予想2.00% 前回1.75%)
・英中銀政策金利5.25%(予想5.50% 前回5.25%)
・トルコ中銀政策金利30.00%(予想30.00% 前回25.00%)
・米フィラデルフィア連銀景況指数-13.5(予想-1.0 前回12.0)
・米新規失業保険申請件数20.1万件(予想22.5万件 前回22.1万件)
・米中古住宅販売件数404万件(予想410万件 前回407万件)
・米景気先行指標総合指数[前月比]-0.4%(予想-0.5% 前回-0.3%)
・ユーロ圏消費者信頼感-17.8(予想-16.5 前回-16.0)
ニュース、要人発言
英、ガソリン車禁止を35年に先送り 物価高にあえぐ有権者意識か
スナク英首相は20日、ガソリン車とディーゼル車の新車販売禁止時期を2030年から35年に先送りすると表明した(ロイター)
東芝TOB成立、78.65%応募 12月にも上場廃止
東芝は21日、日本産業パートナーズ(JIP)と企業連合による株式の公開買い付け(TOB)が成立したと発表した、応募が発行済み株式の78.65%と成立に必要な3分の2を上回った(ロイター)
松野官房長官
「為替の過度な変動にはあらゆる選択肢を排除しない」
フィリピン中銀
政策金利を現行の6.25%に据え置く事を決定した
インドネシア中銀
政策金利を現行の5.75%に据え置く事を決定した
スイス中銀
政策金利を現行の1.75%に据え置く事を決定した
スイス中銀、予想に反し利上げ停止－成長への影響回避
スイス国立銀行(中央銀行)は21日、予想に反し金融引き締めを一時停止した、失速しつつある経済への一段の悪影響を回避することを選択した(ブルームバーグ)
スウェーデン中銀
政策金利を0.25%引き上げ4.00%にする事を決定した
ノルウェー中銀
政策金利を0.25%引き上げ4.25%にする事を決定した
長期金利が10年ぶり高水準、タカ派FOMCと日銀会合警戒で売り優勢
21日の債券相場は長期債を中心に下落、長期金利は0.745%と2013年9月以来10年ぶりの高水準に上昇した、米連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派的だったことに加え、日本銀行の金融政策決定会合への警戒感から売りが優勢だった(ブルームバーグ)
台湾中銀
政策金利を現行の1.875%に据え置く事を決定した
ナーゲル独連銀総裁
「欧州中央銀行(ECB)の政策金利のピーク宣言は時期尚早」
英中銀
「政策金利を現行の5.250％に据え置く事を決定した」
「5対4で金利据え置きを決定」
「インフレが持続すれば追加引き締めが必要」
「長期にわたり十分な景気抑制的な政策が必要」
トルコ中銀
政策金利を5.00％引き上げ30.00％にする事を決定した
南ア中銀
政策金利を現行の8.25%に据え置く事を決定した
ベイリー英中銀総裁
「利下げについて話し始めるのは時期尚早」
「インフレの好材料が金利据え置きにつながった」
「英国のインフレが低下しつつあるのは朗報」
「インフレとの戦いで我々はコースを維持しなければならない」
「金利について次にどうなるか、予断持たない」
「インフレは11月に有意な低下へ」
クノット・オランダ中銀総裁
「金利水準は適切だが将来の利上げ排除せず」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
事前予想を覆し政策金利を据え置いたスイス国立銀行を皮切りに、北欧、トルコを除く世界の主要中銀は軒並み政策金利を据え置きました。
これを受け年内利上げを温存しているドルに加え、株安により円も買われる展開。
市場ではドル買い円買いが進行し、クロス通貨が下落。
特にポンド円やスイスフラン円の下げが目立ちます。
本日はいよいよ日銀政策決定会合、事前予想は安定の「据え置き」です。
株式
ダウ：34,070.42ドル(-370.46)
ナス：13,223.98(-245.15)
引き締めの長期化リスクが意識され、株式市場の重しとなりました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：4.494%(+0.087)
実質金利：2.117%(+0.080)
右軸：期待インフレ率
今朝の期待インフレ率は2.377、前日より0.019上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利は2.117%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
原油
NY原油11月物は、0.03ドル安の89.63ドルにて終了。
前日に続き、小幅な調整が見られました。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
9月21日金相場表
昨日の金は、13円高の9,188円にて終了。
金白金価格差が拡大、売り買い玉整理中心となりました。
＜金市況＞
昨晩のNY金12月物は27.50ドル安の1,939.60ドルにて終了。
今朝の国内金は、84円安の9,104円で終了しています。
FOMCを通過、引き締め長期化が意識されています。
SPDR:878.83トン(+0.58トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
9月21日白金相場表
昨日の白金は、49円安の4,405円にて終了。
出来高も盛り上がらず、玉整理中心となりました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金10月物は18.00ドル安の931.60ドルにて終了。
今朝の国内白金は、25円安の4,331円で終了しています。
今回の上昇のどさくさにまぎれ、NY白金の主要限月が入れ替わりました。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
＜会員様＞
…
トリは日銀会合ですが、解散・総選挙が意識されるタイミングでの政策変更はなさそうです…。
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