今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・22日：BRICSサミット(～24日)
・24日：カンザスシティー連銀主催年次シンポジウム(～26日)、水星逆行(～9/16)
・25日：FIBAバスケットボール　ワールドカップ開幕

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

8月15日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは121,136枚。

前の週から比べ、21,849枚買い越しが減りました。

売り玉が約2万6千枚増加しました。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

8月15日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは1枚。
前の週と比べ、2,991枚買い越しが減りました。
売り玉が5,271枚増えました。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
今週の注目はただひとつ、「ドルへの挑戦」です。
22日から三日間の予定で、BRICS会議が開催されます。
参加国の拡充などがテーマとされていますが、注目は共通通貨の導入でしょう。
今会合にて、ドルに代わる新たな共通通貨が提示されるのか注目されます。
一方でこれまでいくつかの通貨がドルに挑んできましたが、いずれも覇権にたどり着くことはできませんでした。

ドルの立場が脅かされるのかどうか。

先週のマーケットは、人民元を中心に動きました。
中国株が売られ、そして通貨が売られました。
先週終盤は、中国当局は人民元安に待ったをかけ、ドル高は一服しています。
今週のイベントを経た基軸通貨覇権争いの行方が、大変注目されます。

今週より「水星逆行」が始まりますので、ご注意くださいませ。

東京前営業日比