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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米MBA住宅ローン申請指数-3.0%(前回-1.8%)
・米ADP雇用統計32.4万人(予想19.0万人 前回49.7万人)
・EIA原油在庫 原油1,704.9万バレル減 クッシング125.9万バレル減
ニュース、要人発言
フィッチ
米国の格付けを「AAA」から「AA+」に下げ、見通しは安定的
鈴木財務相
「いまの感覚だと、秋(の解散)はないと思う」
内田日銀副総裁
「現状は拙速緩和修正で物価2%目標の実現を逸する下方向のリスクが大きい」
「今は粘り強く緩和継続が一番、上手く続けるためYCC柔軟化」
「為替相場をファンダメンタルズを反映し、安定推移が極めて重要」
長期金利、0.625%に上昇 14年4月以来の高水準
指標となる新発10年物国債の利回りは一時、前日比0.030%高い0.625%をつけた、2014年4月以来の高水準となる(日本経済新聞)
タイ中銀
政策金利を0.25%引き上げ2.25%にする事を決定した
米財務省
四半期定期入札規模を合計1,030億ドルに増額することを発表
次期総裁にシュミット氏が就任
カンザスシティー連銀は、今年1月に退任したジョージ前総裁の後任に、シュミッド氏(64)が就任する人事を発表した
イエレン米財務長官
「長期的に、米国経済は依然世界で最大、ダイナミックで革新的」
「金融システムも世界で最も強い」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
フィッチによる米国債格下げに始まった昨日のアジア・オセアニア市場では、リスク回避的なドル安円高が進行。
ドル円は143円を割り込む動きを見せていましたが、NYタイムでは米雇用指標の改善を受けたドル買い戻しにシフトしました。
ユーロドルは1.10台前半にまで下値を拡大、国債の格下げによる影響は今のところ軽微となっています。
株式
ダウ：35,282.52ドル(-348.16)
ナス：13,973.45(-310.46)
フィッチによる米国債格下げを受け、利益確定売りが優勢となっています。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：4.074%(+0.051)
実質金利：1.713%(+0.033)
右軸：期待インフレ率
今朝の期待インフレ率は2.361、前日より0.008上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利は1.713%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
原油
NY原油9月物は、1.88ドル安の79.49ドルにて終了。
中国経済への期待は一服、在庫は減少しましたが、ドル高が相場を圧迫しました。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
8月2日金相場表
昨日の金は、34円安の8,937円にて終了。
玉整理が続き、総取組はついに4万枚レベルにまで減少しています。
＜金市況＞
昨晩のNY金12月物は、3.80ドル安の1,975.00ドルにて終了。
今朝の国内金は、23円安の8,914円で終了しています。
米国債格下げを受け一時1,990ドルを越える場面もありましたが、ドル高が圧迫しました。
SPDR:909.18トン(変わらず)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
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…
白金
＜前日内部要因＞
8月2日白金相場表
昨日の白金は、62円安の4,246円にて終了。
4,300円割れが積極的に買われる展開、取組も再増加です。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金10月物は、10.00ドル安の930.40ドルにて終了。
今朝の国内白金は、11円安の4,235円で終了しています。
パラジウムは4ドル高、NY白金は直近安値を更新しています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
＜会員様＞
…
一方で日本の長期金利も上昇、こちらは円買い圧力となることが予想されます。
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