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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
FOMCとは
米国連邦市場委員会(Federal Open Market Committee:FOMC)の略。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。
米国時間6月13日より二日間の日程で、FOMCが開催されます。
会合後の声明は日本時間6月15日早朝3時に公表され、その後3時半からパウエルFRB議長による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
<前回会合>
2023.5.3
会見でパウエル議長は早期の利下げを否定、株価や原油価格は大きく下振れとなりました。
市場はリスク回避の反応を示し、NY金は上昇。
会合後の日本時間5月4日7時過ぎに、NY金は今年の高値2,085ドルを記録。
祝日取引中のJPX金先限は、この日に上場来高値8,870円を記録しています。
<今会合のポイント>
不確定要素とリスク多いFOMC6月会合、債券トレーダー身構える
米連邦公開市場委員会(FOMC)の今週の会合が債券投資家にもたらすリスクは、政策当局が再び利上げを決めるかどうかにとどまらない。
FOMCが比較的早期に利下げに転じると賭けてきた市場にとって、14日の政策金利決定と同時に発表される金利および主要経済指標に関する四半期予測は、少なくとも同じくらい重要だ。(ブルームバーグ)
前々回3月会合時点で、FF金利の年末見通しは5.00-5.25%でした。
適正なFF金利見通しの中央値(%)
現時点ですでに5.00-5.25%に達しており、当局は上方修正を余儀なくされます。
市場はあと1、2回利上げしたのち、年内利下げに転じると予想しています。
FedWatchによる各会合のコンセンサス
7月会合で利上げ、11月会合での利下げが想定されています。
年末見通し、そしてパウエル会見に注目が集まります。
<FF金利見通しとNY金への影響>
近いうちの利上げ打ち止めを市場が想定していることが分かります。
左軸:上海総合指数 右軸:FF金利(上下逆注意)
ドル引き締めにも負けず、上海総合指数は3,000ポイント前半を維持しています。
右軸:FF金利と2年債利回りとの乖離(上下逆注意)
2年債利回りの上昇がさらに鈍化、NY金に対する下押し圧力も弱くなっています。
FOMC声明は日本時間6月15日午前3時、議長会見は3時半です。
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