今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・13日：米消費者物価指数、FOMC(～14日)
・14日：サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(～17日)
・15日：ECB政策金利、米小売売上高、日銀政策金利(～16日)
・18日：新月
・19日：米国ジューンティーンス

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

6月6日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは175,641枚。

前の週から比べ、6,325枚買い越しが増えました。

買い玉に変化なし、売り玉が6千枚減りました。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

6月6日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは24,613枚。

前の週と比べ、1,207枚買い越しが増えました。

売り買い減による買い越し増加でした。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
いよいよ、イベントウィークです。
本格的には、明日の晩公表される米国CPIより始まります。
CPIは大幅な鈍化が見込まれる一方、米財務省による短期債の大量発行は市場からドルの流動性を奪うものとして警戒されています。
そして日本時間木曜日の明け方には、いよいよFOMC政策金利が公表されます。
6月利上げは見送られる見通しですが、年内見通しが引き上げられるのかどうか注目です。
木曜日の晩にはECB理事会、金曜日は日銀金融政策決定会合が予定されています。
一連のイベントによるドル円の上抜け、介入警戒が注目されます。
今週は、それぞれのイベントごとに更新いたします。
ご参考にしていただければと思います。

東京前営業日比