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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米MBA住宅ローン申請指数2.9%(前回3.0%)
・米中古住宅販売成約[前月比]0.8%(予想-3.0% 前回8.1%)
・EIA原油在庫 原油748.9万バレル減 クッシング163.2万バレル減
ニュース、要人発言
内田日銀副総裁
「基調的な物価は目標達成の判断に極めて重要」
「保有国債の評価損、長期金利2％で約50兆円」
「YCC見直し、事前織り込み困難」
黒田日銀総裁
「量的・質的金融緩和について、十分な根拠があった」
「物価が3-4%になると想定せず、なりそうなら対処可能」
氷見野日銀副総裁
「緩和継続して経済支え、賃上げ環境整備が必要」
タイ中銀
政策金利を0.25％引き上げ1.75％にする事を決定した
レーンECB専務理事
「金融ストレスがゼロではないが限定的だと判明した場合、金利はまだ上昇する必要」
チェコ中銀
政策金利を現行の7.00％に据え置く事を決定した
リャン米財務次官
「より小規模な銀行が波及リスクをもたらすと判断すれば全額預金保護」
「今の環境下なら、取り付け騒ぎが起きれば連鎖破綻リスクと判断する」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
昨晩のドイツ銀行株は2.48%上昇、金融システムに対する不安は後退ムードしています。
ドル円は132円台中盤から後半水準へ上昇、期末要因との指摘もあります。
他通貨は全般小動き、円だけが大きく売られる展開です。
株式
ダウ：32,717.60ドル(+323.35)
ナス：11,926.24(+210.16)
金融システム不安の後退、株価は大きく上昇して引けました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：3.558%(-0.011)
実質金利：1.226%(-0.040)
右軸：期待インフレ率
今朝の期待インフレ率は2.332、前日より0.031上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利は1.226%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
原油
NY原油5月物は、0.23ドル安の72.97ドルにて終了。
前日まではイラクからの供給不安を背景に急伸しましたが、本日は利益確定売りに押されました。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
3月29日金相場表
昨日の金は、97円高の8,309円にて終了。
取組の減少は限定的でした。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、5.90ドル安の1,984.50ドルにて終了。
今朝の国内金は、53円高の8,362円で終了しています。
リスク回避の動きは一服、NY金はペナント形成の様相です。
SPDR:929.47トン(+1.74トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
3月29日白金相場表
昨日の白金は、4円安の4,039円にて終了。
取組増加が続いており、買いが増えているものと思われます。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、5.50ドル高の977.40ドルにて終了。
今朝の国内白金は、53円高の4,092円で終了しています。
パラジウムは22ドル上昇、白金も安値から買い戻されました。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
＜会員様＞
…
期末の需給要因からドル円は上値を伸ばしましたが、ここで止まるかどうか。
夕方からは、「投資部門別建玉内容集計表」を掲載いたします。
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谷本 憲彦
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