今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・18日：中国GDP
・23日：統一地方選挙

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

4月11日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは192,745枚。

前の週から比べ、2,421枚買い越しが減りました。

復活祭明けのポジション、5週ぶりの買い越し減です。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

4月11日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは13,333枚。

前の週と比べ、2,090枚買い越しが減りました。

前週から一転、ファンドは売り玉を2千枚増やしました。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
日本時間火曜日午前11時に、中国主要経済指標が公表されます。
今月はGDPも公表されますが、事前予想はプラス3.8%[前年比]です。
前回2.9%から大きく回復する可能性があり、コロナ規制により疲弊した中国経済でしたが、力強い回復が示される可能性があります。
習政権3期目スタートを後押しする数値が期待されているため、公表後はリスクオンムードが支配的となることが予想されます。

また5月FOMCを前に、今週はブラックアウト期間入り前ラスト1週間です。
前週はJOLT求人件数発表を機に一気にドル安へと転じましたが、先週末はドル高推移となり、6月会合での利上げ期待も復活しています。
5月会合での25bp利上げについてはすでに織り込まれており、当局者による発言がどこまで6月利上げ期待を高めるのか注目されています。

東京前営業日比