今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・26日：欧州夏時間へ移行

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近3週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月21日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは158,605枚。

前の週から比べ、18,274枚買い越しが増えました。

金融不安から売り玉が減少した週でした。

白金

(直近3週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月21日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは9,526枚。

前の週と比べ、1,047枚買い越しが減りました。

売り買いともに大幅に減少、総取組は昨年11月以来の水準にまで減少しています。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
今週は3月ラストウィーク、週末・月末・期末です。
相場の需給要因に伴う動きにも警戒が必要となるでしょう。

3月10日シリコンバレーバンク報道以降、金融機関を巡る報道に一喜一憂する相場展開が続きます。
特に先週末より「ドイツ銀行」が参戦。
これまでにも何度か都市伝説的に浮上してくる「ドイツ銀行破綻説」ですが、今回も杞憂に終わるのか。
同行を巡る報道については、特に注視されます。

国内貴金属相場はプライス・スキャンレンジも大きく引き下げられ、動意づくことも想定されます。
4月相場へ向けた仕込み期間となるでしょう。

東京前営業日比