【悲報】ECB、75bpは全会一致ではなかったもよう

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

おはようございます。

注目経済指標

・ECB政策金利2.00%(予想2.00% 前回1.25%)
・米GDP[前期比年率]2.6%(予想2.4% 前回-0.6%)
・米新規失業保険申請件数21.7万件(予想22.0万件前回21.4万件)
・米個人消費[前期比]1.4%(予想1.0% 前回2.0%)
・米コアPCE[前期比]4.5%(予想4.5% 前回4.7%)

ニュース、要人発言

クレディ・スイス
7-9月期の純損失は40億3千万スイス・フラン、予想は5億490万スイス・フラン
シンガポール中銀
半期ごとのマクロ経済レビューを公表し、外需の弱含みの影響で、2023年の経済成長はトレンドを下回るとの見通しを示した
トルコ中銀　
「年末時点のインフレ予測を65.2%に引き上げ、従来60.4%」
中国外務省
「米中首脳会談に関して提供できる情報はない」
欧州中央銀行
「政策金利を0.750％引き上げ2.000％にする事を決定した」
「追加利上げに関して会合ごとに決定する方針」
「需要の下支えを減らし、インフレ期待の持続的上方シフトを回避すること目的」
「TLTRO3に適用される金利を調整」
ラガルドECB総裁
「7-9月期に著しく減速した公算、10-12月期と1-3月期に減速深刻化」
「価格上昇圧力は更に多くのセクターで明らかに」
「インフレ見通しへのリスクは主に上振れ方向」
「経済見通しに対するリスクは明らかに下方向」
「成長リスクは下振れ、インフレリスクは上振れ方向」
「ECBは政策正常化はまだ果たしていない」
「将来の利上げ規模はデータ次第」
「量的引き締めについては今会合では意図的に議論せず」
「12月にAPP(資産購入プログラム)削減の主要な原則を決定へ」
「12月に保有資産削減の原則について決定する」
「さらに数回の会合で利上げをする可能性は十分ある」
プーチン大統領
「ウクライナ南東部にあるザポリージャ原発から重火器を引き上げた」
イエレン米財務長官
「米国の第3四半期GDPレポートは経済の回復状況を示している」

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

注目のECB理事会では予想通り75bp利上げが決定されたものの、景気見通しの下振れ懸念や一部メンバーが50bpを主張したとのことから、ユーロドルはパリティ割れ。
イングランド銀行やカナダ、そして昨晩のECBと立て続けに引き締めペースが減速見通し、来週のFOMCでもペースを緩めることが期待されています。
ドル円も戻り売りの動き。
一時145円10銭近辺にまで下落、介入後安値を更新。
黒田総裁が吊るし上げられていたあの日が高値でした。

株式

ダウ：32,033.28ドル(+194.17)

ナス：10,792.68(-178.31)