ドル円調整強まる

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

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注目経済指標

・中国消費者物価指数[前年比]2.5%(予想2.8% 前回2.7%)
・中国生産者物価指数[前年比]2.3%(予想3.2% 前回4.2%)

ニュース、要人発言

新たな失業対策を導入へ
中国の李首相が国務院常務会議で、新たな失業者対策の導入を明らかにした(新華社)
鈴木財務相
「為替相場はファンダメンタルズに沿って安定推移が重要」
「投機的な動きを背景に急速で一方的な動き見られる」
「動き継続する場合あらゆる措置を排除せず必要な対応を取る」
首相官邸入り
日銀の黒田東彦総裁が9日午前、岸田文雄首相と会談するため首相官邸に入った、最近の外国為替市場の動向などについて意見を交わすとみられる
黒田日銀総裁
「国内外の経済情勢について岸田首相に説明した」
「岸田首相からは特段の要請はなかった」
「金融資本市場の動向を岸田首相に説明」
「急激な為替変動は企業の不確実性高め好ましくない」
「1日に2円も3円も動くのは急激な変化」
「為替の水準や市場の動きについてコメントするのは控える」
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
「物価上昇への対応が遅れ、米連邦準備制度が急ピッチでの利上げを迫られた1970年代の再来を各中銀は回避すべき」
ラガルドECB総裁
「ECBはインフレ率を2%に戻すことを決意して団結した」
英中銀
「英金融政策委員会の結果の発表を9月22日に変更」
ブラード・セントルイス連銀総裁
「9月FOMCは0.75%ポイントの利上げにより強く傾いている」
「市場はより高く、より長い金利を過小評価している」
ウォラーFRB理事
「9月FOMCで再度の大幅利上げを支持」
「少なくとも来年の序盤までは利上げを継続することが好ましい」

メスター・クリーブランド連銀総裁
「政策金利は2023年初頭までに 4％をわずかに上回ると予想」
「1つのインフレのデータでは見方を変えるには十分ではない」
「インフレはエネルギー価格のために減速しているが、逆となる可能性も」
「現在、サービス部門のインフレ率に注目」
「FEDは9月に金利を50bpまたは75bp引き上げるかどうかを議論する」
「FEDは2024年より前に2％のインフレ目標を達成できないだろう」

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

東京タイムでは黒田日銀総裁が岸田首相と会談、急激に進行する円安を牽制しています。
口先介入が強まり、ドル円は一時141円50銭まで下落。
NYタイムではブラックアウト期間入りを前に、高官からはタカ派発言が相次ぎ、ドルは再び買い戻されています。
CME FedWatchによると、9月75bp利上げ確率は92%に上昇しています。

株式

ダウ：32,151.71ドル(+377.19)

ナス：12,112.31(+250.18)