今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞

・27日：新月
・29日：貴金属発会
・2日：米雇用統計
・3日：中国・抗日戦争勝利記念日
・5日：米・加レイバー・デー

＜CFTC建玉明細＞

金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

8月23日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは125,847枚。

前の週から比べ、15,317枚買い越しが減りました。

前週97,032枚にまで減少した大口投機玉売り玉は、11万枚にまで増加しています。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

8月23日終了時点NY白金大口投機玉売り越しは576枚。

前の週から比べ3,516枚買い越しが減り、売り越しに転じました。

一週間で約5千枚総取組が増加、大口投機玉売り玉増加分です。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞

今週水曜日に、米給与計算代行サービス会社オートマチック・データ・プロセシング(ADP)が独自に集計する「ADP雇用統計」が公表されます。
先週末のパウエル講演により来月の雇用統計に下駄が預けられた以上、まずは前哨戦となるADP雇用統計が注目されます。
事前予想は「30万人増」、本チャンの事前予想と同じです。

日本時間先週土曜日の午後に、BTCが久しぶりに2万ドルを割り込んでいます。
おそらく本日の東京株式市場も500円ほど下げて始まると思われます。
その他新興国市場など、全般リスク資産の縮小が始まります。
そのせいかドル円の上昇も限定的、リスクオフの動きが強まると予想されます。
月末までの三日間は、特に要注意でしょう。

東京前営業日比