【再掲載】七夕天井天神底 | 浪風谷本

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七夕である7日に向け株価が上昇し、25日に向け下落すると言われる格言です。

七夕へ向け上昇する要因としては、6月決算を受けた動きや3月末配当の再投資が出やすいといったことが挙げられます。

一方夏場へ向け市場は材料不足や、欧米トレーダーの夏休み入りなどから25日へ向け相場は調整入りしやすいとも言われています。

特にここ大阪では、「七夕天井天神底」と呼んでいます。

天神とは「天神祭り」のことで、大阪の夏を彩る日本三大祭りの一つです。

 

天神祭とは

天神祭は大阪天満宮が鎮座した2年後の天暦5年(951年)6月1日より始まったとされている。この時の祭事は大川より神鉾(かみほこ)を流して、流れ着いた場所に祭場を設けて、その祭場で禊払い(みそぎはらい)を行うというものであった。これが鉾流(ほこながし)神事の元となり、その祭場に船で奉迎したことが船渡御の起源となっていると伝えられている。(Wikipediaより)

 

 

最近はコロナの影響で神事のみ執り行われました。

今年もその予定となっています。

花火は今年も中止です…。

 

「七夕天井天神底」の信憑性ですが、昨年の日経平均、国内金はこんなかんじでした。
 

 

たしかに株式市場は、七夕以降下落です。

こちらは2020年。

 

 

コロナ・ショックからの回復途中でした。

手数料無料を謳い文句にした証券会社「ロビンフッド」による投機的な買いにより東京金は急騰、8月の7,000円相場につながりました。

 

2019年はどうだったか。

 

 

株価は「七夕天井っぽい」かんじですが、天神祭で再び「天井」です。

 

2018年

 

 

2017年

 

 

2016年

 

 

過去5年間を掲載しましたが、明確に「七夕天井天神底」を確認できる年はありません。

ここまで引っ張っておきながら、申し訳ございません。

 

日経新聞では、このように紹介されています。

 

「七夕天井・天神底」に警戒感(市場点描)(抜粋)

株式市場のアノマリー(経験則)である「七夕天井・天神底」が注目されている。七夕の7日を目がけて相場が上昇し、大阪市内で伝統の天神祭が開かれる25日前後に向けて下落するとの見方だ。

7月初旬には6月末までに支払われた2019年3月期末の配当や、年の後半戦に入った欧州投資家の新規資金が流入しやすくなる。これが株式相場にとっては追い風となる。ただ4~6月期決算の発表前の物色が一巡すると、材料不足で株価が下げやすくなるとされる。

今年は「七夕天井・天神底」のアノマリーがより強まるとの声が出ている。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「米中首脳会談を受けた貿易協議への楽観ムードは次第に落ち着くだろう。7月中旬以降に発表が相次ぐ米国の経済指標が悪化を示す内容なら、投資家は再びリスク回避姿勢を強める」と話す。(2019.7.2「日経新聞」)

 

 

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