【朗報?悲報?】9月50bp利上げ確率は60%へ上昇 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・中国製造業PMI49.6(予想49.0  前回47.4)
・独失業者数-4.0千人(予想-15.5千人  前回13.0千人)
・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]8.1%(予想7.8%  前回7.4%)
・米S&P/ケース・シラー[前年比]21.17%(予想19.80%  前回20.26%)
・米シカゴ購買部協会景気指数60.3(予想55.0  前回56.4)
・米消費者信頼感指数106.4(予想103.5  前回107.3)
・米ダラス連銀製造業活動指数-7.3(予想1.5  前回1.1)
 

ニュース、要人発言

EU
ロシア産原油の輸入制限で合意、年内に9割が禁輸
シェフチェンコ・ウクライナ中銀総裁
5月のインフレ率が約17%と、前月の16.4%から上昇したと明らかにした
米国立ハリケーンセンター
今年初のハリケーン「アガサ」が太平洋に面するメキシコ南岸に上陸したと発表
ビルロワドガロー仏中銀総裁
「漸進的だが断固とした政策正常化が必要」
グリーンウォッシュ疑惑
ドイツ銀行と資産運用部門DWSグループのフランクフルト拠点が警察の家宅捜索を受けた、捜索はDWSが絡む環境配慮を装う「グリーンウォッシュ」疑惑に関係している
スペイン中央銀行
ロシアからのエネルギー輸入が停止した場合、マイナスの経済効果は欧州連合(EU)域内総生産(GDP)の2.5-4.2%に相当するとの推計を明らかにした
トルコ大統領報道官
「フィンランドがNATO加盟望むなら、テロリストの保護をやめ、トルコの安全保障上の懸念を真剣に受け止める必要がある」
ビロル国際エネルギー機関事務局長
欧州は今夏に燃料不足に陥る可能性があるとの見方を示した
自動車取得税を半減
中国国務院は、乗用車を購入する際の税率を6月から半分に引き下げると発表した
カジミール・スロバキア中銀総裁
ECBの利上げ幅について「7月に0.25%、9月に0.50%になる可能性がある」と語った
バイデン氏
パウエルFRB議長とイエレン米財務長官との会合で発言を行い、「FRBを尊重し、彼らの仕事に介入はしない」と述べた
OPECプラス
「プラスが現行の生産協定からロシアを一時的に除外する可能性がある」(WSJ)

 

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

前日のウォラーFRB理事発言を受け、後退していた9月50bp利上げ期待が復活。
月末要因もあり、ドル円は128円水準を大きく回復。
一時1.07を割り込んでいたユーロドルも、根強い利上げ期待により同水準を回復。
クロス通貨も強含み推移でした。

 

株式

ダウ:32,990.12ドル(-222.84)

ナス:12,081.39(-49.74)

 

 

米債利回りが上昇するなど引き締めスケジュールが意識され、ダウは反落です。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:2.850%(+0.112)

実質金利:0.190%(+0.110)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.660、前日より0.002上昇しています。

 

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利は0.190%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。

 

原油

NY原油7月物は、0.40ドル安の114.6ドルにて終了。

 

 

一時120ドルに迫る場面もありましたが、サウジなどによる増産が意識され反落です。

 

貴金属

<前日内部要因>

 

昨日の金は、4円高7,588円にて終了。

昨日に続き取組は微減、売り手じまいがやや優勢でした。

 

<金市況>

昨晩のNY金8月物は、8.90ドル安の1,848.40ドルにて終了。

今朝の国内金は、6円安7,582円で終了しています。

 

 

米債利回り上昇が意識され、反落しました。

 

SPDR:1,068.36トン(-1.45トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

 

昨日の白金は、32円高3,880円にて終了。

価格上昇取組増、依然買い意欲が強いようです。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金7月物は、25.30ドル高の968.30ドルにて終了。

今朝の国内白金は、29円高3,909円で終了しています。

 

 

パラジウムは反落しましたが、WPICレポートによる供給不足懸念が意識された可能性があります。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

 

先週末36.8%にまで落ち込んでいた9月50bp利上げ確率でしたが、現在は6割水準を回復。

昨日お伝えしたように、9月からの資産縮小規模は「950億ドル」へと引き上げられます。

どうなるのか想像つきません。

 

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