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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米MBA住宅ローン申請指数-5.0%(前回-8.3%)
・米卸売在庫[前月比]2.3%(予想1.5% 前回2.6%)
・EIA原油在庫 原油69.1万バレル増 クッシング129.8万バレル増
ニュース、要人発言
中国当局
一部地域について措置がやや緩和される可能性を示唆
ガスプロム
ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムは27日、ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給を停止したと明らかにした
ロシア経済成長率
ロシア政府は、2022年の経済成長率が基本シナリオでマイナス8.8%、保守的なシナリオでマイナス12.4%になると予想
EU
「ウクライナからの輸入関税を停止へ」
ドイツ経済成長率
ドイツ政府は27日、今年のGDP成長率予測を従来の3.6%から2.2%に引き下げた
フォンデアライエンEU委員長
「ガス企業、ルーブルでの支払いに応じるべきではない」
ハベック独経済相
「ロシアのガス輸入を来年打ち切るのは現実的でない」
「ロシアがポーランドとブルガリアへのガス供給を停止した後も、ドイツはロシア産ガス代金をユーロもしくはドルで支払い続ける」
「2022年の2.2%成長見通しは、エネルギー供給停止や封鎖がない場合の数字、それらが起これば景気後退の可能性も」
ラガルドECB総裁
「資産購入の終了は7-9月期の早い時期になる公算が大きく、恐らく7月になるだろう」
「ユーロ圏のインフレは主にエネルギー主導」
「ECBは価格目標を達成するための確固たるコミットメントを持っている」
市況
来週のFOMCを控え、この日もドル買いが優勢。
ドル円は再び128円台を回復、株価の反発もドル円相場を支えています。
ユーロドルは1.05割れをうかがう水準、2017年3月以来の安値です。
本日は日銀会合二日目、展望リポートによる物価見通しが注目されます。
株式
ダウ：33,301.93ドル(+61.75)
ナス：13,488.93(-1.81)
前日急落の反動から買い戻される場面も見られましたが、景気懸念から上げ幅を縮めました。
決算を受けたメタ(FB)は、時間外で18%高と急騰です。
4月7日に、「ヒンデンブルグ・オーメン」が点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：2.828%(+0.108)
実質金利：-0.070%(+0.072)
今朝の期待インフレ率は2.898、前日より0.021上昇しています。
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.070%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油6月物は、0.32ドル高の102.02ドルにて終了。
原油在庫は増加しましたが、天然ガスに連れました。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
昨日の金は、36円安7,780円にて終了。
日中大きな動きはなく、先限への乗り換えのみでした。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、15.40ドル安の1,888.70ドルにて終了。
今朝の国内金は22円安7,758円で終了しています。
ようやく「ウクライナ侵攻後」安値を割り込みました。
SPDRは2回減りました(1,099.49→1095.72トン)
SPDR:1,095.72トン(-5.51トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
昨日の白金は、24円安3,725円にて終了。
乗り換え以上に買いが入りました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、1.70ドル安の910.40ドルにて終了。
今朝の国内白金は4円安3,721円で終了しています。
一時900ドルを割り込みましたが、原油やパラに連れて下げ幅は縮小です。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
＜会員様＞
…
明日からおやすみという方もおられるでしょうが、本日は日銀金融政策決定会合です。
警戒すべきは、15時半からの黒田総裁による会見です。
基本スタンスは「どうせ円は買われる」ですが、連休中の130円到達などは警戒レベルです。
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谷本 憲彦
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