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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ドルが129円台に上昇、2002年5月9日以来=東京外為市場
20日の東京外為市場で、ドル/円が129円台に上昇した、2002年5月9日以来約20年ぶりの円安水準、米長期金利が2.94%と高水準で推移しており、日米金利差の拡大が意識され、ドル買い/円売りが一段と加速した(ロイター)
2011年10月、ドル円は戦後最安値75.57円を記録しました。
リーマンショック後の緩和環境下においてドル安が進行するなか、東日本大震災による円需要増の観測から、円が買われドルが売られました。
その後は協調介入により、円高は一服。
アメリカの引き締め観測もあり、最安値から4年後には1ドル=125円を回復しています。
その後ブレグジット国民投票における離脱派の勝利やトランプ大統領誕生、米中貿易摩擦などから100円を試す場面も見られましたが、おおむね110円台での振幅でした。
それが今回、世界的なインフレ懸念により、各国中央銀行は一斉に引き締めに舵を切り始めました、日本とトルコを除いて。
よって、円は様々な通貨に対して下落。
現在のドル円は2002年以来、20年ぶりの円安水準です。
一連の動きがこちらです。
ドル円の長期サイクルについて、ネットで検索するとだいたい「8年」と出ます。
実際に月足チャートを確認すると、「5年サイクル」と思われます。
ボトム周期
95年04月 79.75円
↓
99年11月 101.22円
↓
05年01月 101.65円
↓
11年10月 75.57円
↓
16年06月 99.10円
↓
21年01月 102.58円
直近ボトムは、コロナショック時の101.18円(20年3月)でした。
現在は直近ボトムからの上昇過程、次回ボトムは2025年末と推測されます。
今回月足チャートを御覧になり、お気づきになった方も多いと思います。
戦後最安値75.57円をはさみ、「シンメトリー」を描き出したということです。
上記月足チャートから、現在の上昇は「135.16円」を試す局面です。
しかし、サイクル的には現在でめいっぱいです。
135.16円(2002年2月)から124.19円(2007年6月)までに要した時間は、約5年4カ月。
125円86銭を記録したのは2015年6月、すでに6年8カ月が経過しています。
戻りいっぱいの時間帯です。
キッカケは週末の日米財務相会合なのか、それとも新興国経済の低迷か。
もしくは別の材料かもしれませんが、いずれにせよ前回高値から6年8カ月が経過しており、このタイミングでの上昇は「ドル円売り場」となるでしょう。
そしてドル円上昇ピークのあとには…。
会員様
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