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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
1990年、「ナイラ」という女性が米国人権委員会にて証言を行いました。
「イラク軍兵士がクウェートの病院から保育器に入った新生児を取り出して放置し、死に至らしめた」
イラクがクウェートに侵攻したあとの1990年10月に行われた公聴会で、当時15歳だったナイラはクウェートから奇跡的に生還したとされ、涙ながらにこう証言しました。
私は12人の女性とともにアッ=ラダン病院でボランティアをしていました。私が最年少のボランティアで他の女性達は20-30歳でした。イラク軍兵士が銃を持って、病院内に押し入るのを目にしました。保育器から新生児を取り出し保育器を奪うと、冷たい床に新生児を放り出し死なせてしまいました。(泣きながら)怖かったです。
イラクのクウェート侵攻は米国にとって地下資源をはじめとした国益を失いかねない事態ではあるものの、当時の米国民はおよそ8割が戦争反対でした。
しかし、少女の証言は繰り返し報道され、米国内の風向きが変わり始めます。
ついに「5票差」で、米議会は「開戦」を採決してしまいます。
湾岸戦争開戦へと導いたこの証言は、「ナイラ証言」とよばれています。
問題とされているのは、ナイラという女性について。
湾岸戦争翌年の1992年1月6日、ニューヨークタイムズが「ナイラを忘れるな、クウェートの証言?」と題するジョン・マッカーサーの署名入り記事を掲載。
それによると、ナイラが当時、クウェート駐米大使を務めていたサウード・ナシール・アル=サバーの娘である事を暴露。
クウェートに滞在していた事実もなく、証言は嘘だったことが判明しました。
プロパガンダの常とう手段である「子ども」「女性」「現地人」を見事に抑えています。
こちらは「油まみれの鳥」、「動物」も常とう手段です。
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