今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞

・13日：北京パラリンピック閉幕、米国、カナダ夏時間へ移行

・15日：FOMC(～16日)

・17日：英政策金利、日銀金融政策決定会合(～18日)

・18日：満月

・21日：春分の日

＜CFTC建玉明細＞

金

Date	大口投機玉	前週比	NY金(＄)
02/08	186,706	14,564	1,827.90
02/15	213,613	26,907	1,856.20
02/22	243,148	29,535	1,907.40
03/01	257,622	14,474	1,943.80
03/08	274,388	16,766	2,043.30

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月8日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは274,388枚。

前の週から比べ、16,766枚増加。

最高値で終了した日、昨年1月5日以来の買い越し枚数です。

白金

Date	大口投機玉	前週比	NY白金(＄)
02/08	11,759	-2,822	1,036.30
02/15	10,132	-1,627	1,020.40
02/22	17,540	7,408	1,086.00
03/01	16,890	-650	1,051.90
03/08	25,833	8,943	1,153.20

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月8日終了時点のNY白金大口投機玉買い越しは25,833枚。

前の週から比べ、8,943枚増加。

昨年5月11日以来の水準です。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞

いよいよFOMC週です。

現状25bp利上げでほぼ決まりですが、「5月会合」での50bp利上げ期待が高まっています。

実現すれば22年ぶり、経済見通しとともに金利見通しが注目されます。

ウクライナ情勢はお詳しい方にお任せして、金利引き上げによる新興国通貨の行方、特にルーブルの動向に注目が移ります。

さらに注目すべきは「中国」でしょうか。

全人代、そして北京パラリンピックが終了しました。

北京オリンピック、パラリンピック期間中も欧州金融機関の株価は下がり続けており、お祭りの終わったあとはいよいよ表面化するリスクもありそうです。

とりあえずは、恒大集団かもしれません。

東京前営業日比

	03/11 15:15	03/14 7:00	円換算
ドル円	116.62	117.35	0.73
NY金	1,989.90	1,988.35	36
NY白金	1,077.30	1,100.00	101