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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米貿易収支-807億ドル(予想-830億ドル 前回-793億ドル)
ニュース、要人発言
プーチン露大統領
ウクライナ周辺で当面、新たな軍事行動を起こさないことに同意した(仏当局者)
デコス・スペイン中銀総裁
「不透明感は強く、金融政策を正常化する際は段階的に行う必要がある」
ロシア大統領府
仏当局者発言は「正しくない」と否定
ネパール
領土侵犯で異例の中国批判(英BBC)
蔡・台湾総統(ツイッター)
「台湾が国際基準を受け入れ、科学的根拠に基づいて政策を展開する決意を示したもの。日本は信頼する友人であり、重要な貿易パートナー。さまざまな課題を緊密に連携して成果を出していきたい」
ポーランド中銀
政策金利を0.50％引き上げ2.75％にする事を決定
ビルロワドガロー仏中銀総裁
「ECBに対する市場の反応、強すぎた可能性」
ソフトバンクG、10-12月期純利益は98%減－アームの売却契約を解消
ソフトバンクグループは8日、2021年10-12月期(第3四半期)の純利益が前年同期比98%減の290億円になったと発表した、また同社は、規制上の理由により、米エヌビディアと英半導体設計会社アームの売却契約を解消したことで合意したと発表した
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
株高を背景に、ドル円は115円台中盤をしっかりキープ。
ユーロドルが一時1.14を割り込むなど、この日は全般ややドル高の動き。
ウクライナ情勢や米予算成立の行方など、次のアクション待ちの様相です。
株式
ダウ：35,462.78ドル(+371.65)
ナス：14,194.46(+178.79)
利上げ期待による下げ一服、徐々に買い戻し優勢となっています。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が1月11、17日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.961%(+0.046)
実質金利：-0.469%(+0.022)
今朝の期待インフレ率は2.430、前日より0.019上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.469%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油3月物は、1.96ドル安の89.36ドルにて終了。
イラン核合意協議再開に対する期待から、原油価格は90ドル割れです。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
2月8日金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 6,752 | 1,813 | -87 |
| Apr-22 | 6,746 | 1,436 | -57 |
| Jun-22 | 6,747 | 2,126 | -92 |
| Aug-22 | 6,740 | 5,827 | -78 |
| Oct-22 | 6,746 | 9,109 | -244 |
| Dec-22 | 6,747 | 23,986 | -861 |
| 合計 | 44,297 | -1,419 |
昨日の金は、43円高6,747円にて終了。
全限月の取組が減少、引っかかっていた買いが降りました。
＜金市況＞
昨晩のNY金4月物は、6.10ドル高の1,827.90ドルにて終了。
今朝の国内金は28円高6,775円で終了しています。
ウクライナ情勢の緊迫化から、NY金は底堅く推移しています。
SPDR:1,015.96トン(+4.36トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
2月8日白金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 3,770 | 1,160 | -19 |
| Apr-22 | 3,769 | 5,881 | -36 |
| Jun-22 | 3,750 | 2,137 | -60 |
| Aug-22 | 3,745 | 4,268 | -7 |
| Oct-22 | 3,737 | 7,841 | -67 |
| Dec-22 | 3,733 | 12,272 | -115 |
| 合計 | 33,559 | -304 |
昨日の白金は、26円安3,733円にて終了。
こちらも全限月取組減、おそらく本日で年初来最低を更新でしょう。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、16.30ドル高の1,036.30ドルにて終了。
今朝の国内白金は60円高3,748円で終了しています。
一時1,004ドルまで下落したものの、株などに連れ高です。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
明日の消費者物価指数が警戒されているのでしょうか。
事前予想は、前年比7.3%プラスです。
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