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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・ユーロ圏GDP[前年比]4.6%(予想4.6% 前回3.9%)
・独消費者物価指数[前年比]4.9%(予想4.4% 前回5.3%)
・米シカゴ購買部協会景気指数65.2(予想61.8 前回64.3)
・米ダラス連銀製造業活動指数2.0(予想8.5 前回8.1)
ニュース、要人発言
クラーク英財務首席政務次官
「ロシアがウクライナに対してさらに行動を取れば、クレムリンに最も近い企業・人物を対象にした制裁をさらに強化すると明言する」
デーリー・サンフランシスコ
「利上げは早ければ3月になる可能性」
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁
「3月の0.5%利上げは好ましい行動とは思わない」
ボスティック・アトランタ連銀総裁
「3月の50bpの利上げは望んでいない」
「今年は3回の利上げを予想しているが、今後は多くのデータが必要」
英ジョンソン首相 2月の訪日を延期 ウクライナ情勢などで
緊張が続くウクライナ情勢などを踏まえ、英ジョンソン首相の訪日が延期となった
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
「3月50bp利上げ期待」がこの日は一服、これまでのドル高に対する調整が見られます。
ドル円は一時115円割れ、ユーロドルは1.12台後半水準へ上昇しています。
木曜日にはイングランド銀行、ECBによる政策金利、金曜日には米国雇用統計発表がそれぞれ予定されています。
株式
ダウ：35,131.86ドル(+406.39)
ナス：14,239.88(+469.31)
月末要因もあり、ハイテク株を中心とした買い戻しが見られました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が1月11、17日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.784%(+0.014)
実質金利：-0.701%(-0.018)
今朝の期待インフレ率は2.485、前日より0.023上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.701%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油3月物は、1.33ドル高の88.15ドルにて終了。
株高にも支えられ、7年ぶりの引け値88ドル台です。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
1月31日金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 6,640 | 2,176 | -56 |
| Apr-22 | 6,636 | 1,612 | 11 |
| Jun-22 | 6,633 | 2,215 | -13 |
| Aug-22 | 6,631 | 5,976 | -61 |
| Oct-22 | 6,632 | 10,214 | -1,069 |
| Dec-22 | 6,637 | 23,620 | 2,464 |
| 合計 | 45,813 | 1,276 |
昨日の金は、27円安6,637円にて終了。
取組が大きく増加、先限占有率が5割突破です。
＜金市況＞
昨晩のNY金4月物は、9.80ドル高の1,796.40ドルにて終了。
今朝の国内金は14円高6,651円で終了しています。
ドル高一服、下げ一服です。
SPDR:1,017.75トン(+3.49トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
1月31日白金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 3,766 | 1,268 | -3 |
| Apr-22 | 3,770 | 6,291 | -18 |
| Jun-22 | 3,736 | 2,238 | -46 |
| Aug-22 | 3,739 | 4,461 | -70 |
| Oct-22 | 3,731 | 8,221 | -110 |
| Dec-22 | 3,729 | 11,751 | 618 |
| 合計 | 34,230 | 371 |
昨日の白金は、48円安3,729円にて終了。
3,700円割れごときでは、買いは増えませんでした。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、14.20ドル高の1,020.80ドルにて終了。
今朝の国内白金は21円高3,750円で終了しています。
パラジウムの上昇がようやくストップ(19.50ドル安)、記録は「九陽連」でした。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
カンザスシティのせいです。
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