「オリンピック停戦」はじまる定期 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・米GDP[前期比年率]6.9%(予想5.5%  前回2.3%)

・米新規失業保険申請件数26.0万件(予想26.5万件  前回29.0万件)

・米個人消費[前期比]3.3%(予想3.4% 前回2.0%)

・米コアPCE[前期比]4.9%(予想4.9% 前回4.6%)

・南ア中銀政策金利4.00%(予想4.00%  現行3.75%)

 

ニュース、要人発言

プライス米国務省報道官

独と露を結ぶ新たなガスパイプライン「ノルドストリーム2」について、露がウクライナに侵攻した場合、計画は進まないと警告

スバル

群馬製作所の本工場(群馬県太田市)と矢島工場(同)で28日から計6日間稼働を停止すると発表した

ブリンケン米国務長官

ロシアが求める北大西洋条約機構(NATO)不拡大の確約について、正式に拒否したと明らかにした

トルコ中銀

2022年末のインフレ予測を23.2%に引き上げ(従来11.8%)

ロシア外務省

「ウクライナとの戦争は考えられない」

南ア中銀

政策金利を0.25%引き上げ4.00%にする事を決定

 

市況

東京前営業日比

 

01/27 15:15

01/28 7:00

円換算

ドル円

114.74

115.36

0.62

NY金

1,812.38

1,796.55

-17

NY白金

1,021.65

1,023.85

26

(時間は東京タイム)

 

前日のFOMC以降の流れを受け、強いドル買い継続。

ドル円は115円台しっかり、ユーロドルは1.11台前半水準。

ユーロドルは2020年6月以来の安値水準です。

 

株式

ダウ:34,160.78ドル(-7.31)

ナス:13,352.79(-189.33)

 

 

ダウ、ナスともに買い戻し優勢で始まりましたが、引き締め懸念から下落に転じました。

ヒンデンブルグ・オーメン」が1月11、17日に点灯しました。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:1.803%(-0.061)

実質金利:-0.622%(-0.077)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.425、前日より0.022上昇しています。

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

1/21

1,834.10

-0.611

1/24

1,844.20

-0.644

1/25

1,855.00

-0.638

1/26

1,832.00

-0.545

1/27

1,795.00

-0.622

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利はマイナス0.622%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。

 

原油

NY原油3月物は、0.74ドル安の86.61ドルにて終了。

 

 

引き締め懸念による株安から、原油価格の上値も抑えられました。

 

貴金属

<前日内部要因>

1月27日金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Feb-22

6,679

2,244

-71

Apr-22

6,678

1,589

-25

Jun-22

6,676

2,277

-23

Aug-22

6,672

6,044

32

Oct-22

6,673

11,811

-484

Dec-22

6,677

19,939

1,297

合計

 

43,904

726

 

昨日の金は、79円安6,677円にて終了。

FOMC直前の買い建ちが多かったようです。

 

<金市況>

昨晩のNY金4月物は、37.00ドル安の1,795.00ドルにて終了。

今朝の国内金は23円安6,654円で終了しています。

 

 

ようやく1,800ドル割れ、「1,750ドル」への挑戦権獲得です。

 

SPDR:1,014.26トン(変わらず)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

1月27日白金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Feb-22

3,776

1,297

-36

Apr-22

3,775

6,338

-663

Jun-22

3,744

2,286

-72

Aug-22

3,738

4,588

-77

Oct-22

3,735

8,430

-288

Dec-22

3,731

10,612

47

合計

 

33,551

-492

 

昨日の白金は、1円安3,731円にて終了。

取組減少が止まらず、年初来最少です。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金4月物は、24.10ドル安の1,021.80ドルにて終了。

今朝の国内白金は17円高3,748円で終了しています。

 

 

パラジウムは16ドル高、現在こんな感じです。

 

 

8陽連中です。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。

4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。

 

<会員様>

 

本日より「オリンピック停戦」、ウクライナ情勢落ち着いてほしいです。

あと1週間で、「水星逆行」も終了です。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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