今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞

・10日：成人の日

・11日：パウエル議長~~議会証言~~公聴会

・12日：米国消費者物価指数

・14日：水星逆行スタート

・15日：トランプ大統領会見

＜CFTC建玉明細＞

金

Date	大口投機玉	前週比	NY金(＄)
12/07	217,185	-8,675	1,784.70
12/14	202,401	-14,784	1,772.30
12/21	205,811	3,410	1,788.70
12/28	213,156	7,345	1,810.90
01/04	211,355	-1,801	1,814.60

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し(4日データ未入力)

1月4日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは211,355枚。

前の週から比べ、1,801枚減少。

ファンドは、売り玉、買い玉ともに減らしています。

白金

Date	大口投機玉	前週比	NY白金(＄)
12/07	6,062	-2,886	950.00
12/14	3,731	-2,331	910.90
12/21	1,268	-2,463	927.80
12/28	4,469	3,201	979.80
01/04	6,762	2,293	971.20

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し(4日データ未入力)

1月4日終了時点のNY白金大口投機玉買い越しは6,762枚。

前の週から比べ、2,293枚増加。

売り玉減、買い玉増、ファンドは買いポジションに傾斜しています。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞

まずは明日の晩に予定されている「パウエル議長議会証言」。

先週公開された12月FOMC議事録公開の中身は~~議会証言~~公聴会を念頭にチョイスされたものでしょうから、当然パウエル氏の発言内容は議事録に沿ったものとなります。

そのなかで注目は「QT」についての言及。

利上げ即縮小なのかどうか、スケジュールを確認したいです。

スケジュールを早める背景には当然「インフレ」がありますが、水曜日には「米国消費者物価指数」が公表されます。

現状「ISM」などからは仕入れ価格は高止まり、先週末公表された「雇用統計」からは人手不足がそれぞれ確認されるなど、インフレはおさまる気配をみせていません。

ポンペオ前国務長官は、「インフレは増税と同じ」とおっしゃっています。

このインフレを抑えない限り、民主党に勝ち目はありません。

それとも前政権のせいにするか。

トランプ大統領は、6日に予定されていた会見を今週末15日に変更しています。

東京前営業日比

	01/07 15:15	01/10 8:00	円換算
ドル円	115.92	115.61	-0.31
NY金	1,789.75	1,794.60	-2
NY白金	964.25	955.70	-39