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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米MBA住宅ローン申請指数-5.6%(前回3.2%)
・米ADP雇用統計80.7万人(予想41.0万人 前回50.5万人)
・EIA原油在庫 原油214.4万バレル減 クッシング257.7万バレル増
ニュース、要人発言
トヨタ米販売、21年に初の首位 90年君臨のGM抜く
トヨタ自動車の2021年の米国市場の新車販売台数が233万台となり、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて首位になった、米国で海外の自動車メーカーが販売トップになるのは史上初めて
北朝鮮、飛翔体を発射
北朝鮮は5日午前8時10分ごろ、北部慈江道(チャガンド)付近から日本海に向け、弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を発射した
前NY州知事の起訴断念
米ニューヨーク州オールバニ郡地区検察のソアレス検事長は4日、声明を発表し、クオモ前州知事による元側近女性への強制わいせつ容疑について、起訴を断念し、裁判所に対し刑事訴追を取り下げるよう申し立てたと明らかにした
社債利払い、半年延期提案 7～10日に債権者と協議 中国恒大
経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団は5日、人民元建て社債の利払いなどに関し、債権者と7～10日にオンラインで協議すると明らかにした(日経新聞)
FOMC議事要旨
「オミクロン株が回復軌道変えると想定せず」
「参加者は供給問題の長期化を認識」
「雇用市場の状況はまだFEDの目標からかけ離れている」
「参加者は見通しの不確実性が高まったと認識」
「バランスシートを前のサイクルよりも早期に縮小する可能性も」
「ペースの速い早期利上げの可能性を示唆」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
日本時間今朝4時にFOMC議事録が公開され、市場はドル買いの反応。
「量的縮小(QT)」の示唆も見られ、全般タカ派な内容となっています。
株価の下押しもあり、ドル円にはあまり反応が見られず。
新興国通貨にはやや売りが観測されます。
株式
ダウ：36,407.11ドル(-392.54)
ナス：15,100.18(-522.54)
議事録公開後に下げ幅を拡大、引き締め観測が下押し圧力となっています。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が12月13日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.695%(+0.047)
実質金利：-0.847%(+0.103)
今朝の期待インフレ率は2.542、前日より0.055低下しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.847%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油2月物は、0.86ドル高の77.85ドルにて終了。
一時78ドル台中盤まで上昇、年初来を更新しましたが、議事録により上げ幅縮小です。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
1月5日金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 6,762 | 2,651 | -23 |
| Apr-22 | 6,757 | 2,423 | 0 |
| Jun-22 | 6,763 | 2,424 | 78 |
| Aug-22 | 6,757 | 6,321 | -28 |
| Oct-22 | 6,759 | 19,384 | -1,445 |
| Dec-22 | 6,762 | 11,408 | 1,355 |
| 合計 | 44,611 | -63 |
昨日の金は、59円高6,762円にて終了。
前日6,700円では取組が減りましたが、昨日はそのまま乗り換えたようです。
＜金市況＞
昨晩のNY金2月物は、10.50ドル高の1,825.10ドルにて終了。
今朝の国内金は19円安6,743円で終了しています。
再び1,830ドルを記録後、議事録公開後に上げ幅を縮小しました。
SPDR:979.99トン(-0.32トン)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
1月5日白金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 3,626 | 1,858 | -17 |
| Apr-22 | 3,627 | 7,043 | -67 |
| Jun-22 | 3,616 | 2,641 | -13 |
| Aug-22 | 3,622 | 5,881 | -65 |
| Oct-22 | 3,616 | 13,542 | -609 |
| Dec-22 | 3,610 | 5,843 | 571 |
| 合計 | 36,808 | -200 |
昨日の白金は、62円高3,610円にて終了。
金同様、そのまま玉移行したと思われます。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、30.70ドル高の1,001.90ドルにて終了。
今朝の国内白金は58円高3,668円で終了しています。
昨年11月来のオミクロンによる下げを取り戻しました。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
実質金利は昨年6月25日以来の水準へ上昇です。
ビットコインも6%超の下落です。
「CME FedWatch」によると、今朝の時点で2022年3回利上げ確率は75%、前日より9%アップです。
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谷本 憲彦
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