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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・インド中銀政策金利4.00%(予想4.00% 現行4.00%)
・米MBA住宅ローン申請指数2.0%(前回-7.2%)
・カナダ中銀政策金利0.25%(予想0.25% 現行0.25%)
・EIA原油在庫 原油24.1万バレル減 クッシング237.3万バレル増
ニュース、要人発言
米議会下院
債務上限引き上げに向けた手続きに関する法案を可決
エルドアン・トルコ大統領
「トルコの外貨準備高に大きな問題はない」
新首相にショルツ氏
ドイツの連邦議会で8日、中道左派の社会民主党のショルツ氏が首相に選出された、新政権の発足に伴い16年にわたりドイツを率いたメルケル首相は、退任することになる
米ファイザー、ワクチン3回目で高い効果
米製薬大手ファイザーは8日、同社製新型コロナウイルスワクチンを3回接種することで、新たな変異株「オミクロン株」への高い感染予防効果が期待できるとする初期段階の実験結果を公表した、また、通常の2回接種でも重症化を防ぐ効果はあるとの見方も示した
カナダ中銀
政策金利を現行の0.25%に据え置く事を決定
ポーランド中銀
政策金利を0.50%引き上げ1.75%にする事を決定
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
オミクロン株感染拡大を警戒し、イギリスはあらたに規制を導入する見込み。
ポンドは一時年初来安値を更新、相対的にユーロが上昇しています。
114円をうかがったドル円でしたが、株価上昇一服もあり、こちらも上昇一服。
週末CPI、来週FOMCを警戒し、やや様子見ムードです。
株式
ダウ：35,754.75ドル(+35.32)
ナス：15,786.99(+100.07)
ファイザー報道を好感する場面も見られましたが、イベントを控え様子見となりました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が11月18日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.525%(+0.051)
実質金利：-1.033%(-0.002)
今朝の期待インフレ率は2.558、前日より0.045上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス1.033%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油1月物は、0.31ドル高の72.36ドルにて終了。
オミクロン警戒による下げを取り戻すべく、買い意欲が根強いようです。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
12月8日金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Dec-21 | 6,534 | 520 | 15 |
| Feb-22 | 6,526 | 3,157 | -65 |
| Apr-22 | 6,525 | 2,866 | -38 |
| Jun-22 | 6,524 | 2,565 | -83 |
| Aug-22 | 6,522 | 9,437 | -179 |
| Oct-22 | 6,525 | 28,795 | 288 |
| 合計 | 47,340 | -62 |
昨日の金は、26円高6,525円にて終了。
先2本サヤが3円に拡大、最後買いが入ったと思われます。
＜金市況＞
昨晩のNY金2月物は、0.80ドル高の1,785.50ドルにて終了。
今朝の国内金は10円安6,515円で終了しています。
1,700ドル台後半レベルでの振幅が続いています。
SPDR:982.64トン(変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
12月8日白金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Dec-21 | 3,528 | 660 | -16 |
| Feb-22 | 3,554 | 2,110 | -27 |
| Apr-22 | 3,555 | 8,098 | -44 |
| Jun-22 | 3,528 | 3,000 | -39 |
| Aug-22 | 3,524 | 6,709 | 24 |
| Oct-22 | 3,520 | 15,881 | 163 |
| 合計 | 36,458 | 61 |
昨日の白金は、70円高3,520円にて終了。
4月限取組が少し減りました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金1月物は、5.90ドル高の955.90ドルにて終了。
今朝の国内白金は10円安3,510円で終了しています。
950ドルしっかりで引けています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
明日はいよいよ消費者物価指数、給料上昇分を上回る物価上昇が確認されると、引き締めバイアスが高まると予想されます。
夕方は「投資部門別建玉内容集計表」を更新いたします。
ショルツさん、新首相就任おめでとうございます(ユーロ下がると思っていました)。
今朝は久しぶりの「二日酔い」です。
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