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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・トルコ消費者物価指数[前年比]21.31%(予想20.70% 前回19.89%)
・ユーロ圏小売売上高[前年比]1.4%(予想1.4% 前回2.6%)
・米非農業部門雇用者数21.0万人(予想55.0万人 前回53.1万人)
・米失業率4.2%(予想4.5% 前回4.6%)
・米ISM非製造業景況指数69.1(予想65.0 前回66.7)
・米製造業受注指数[前月比]1.0%(予想0.5% 前回0.5%)
ニュース、要人発言
米上院
暫定予算案可決、政府閉鎖を回避
モルヌピラビル
米製薬大手メルクの日本法人MSDは3日、新型コロナウィルスの治療薬候補「モルヌピラビル」について、厚生労働省に製造販売承認を申請した
ラガルドECB総裁
「2022年に利上げする公算は非常に小さい」
サンダース英中銀委員
「オミクロン株のデータ待つことに一定の利点」
「12月の政策判断ではオミクロン株が重要な材料」
CCTV(中国中央テレビジョン)
「預金準備率を適切な時期に引き下げると李首相」
トルコ中銀、ドル売り介入
トルコ中銀が再びドル売りリラ買い介入を実施、不健全な価格形成が理由としている
中国恒大に広東省が行政指導
広東省政府は3日夜、巨額債務で経営危機に陥っている中国不動産大手「中国恒大集団」に行政指導を行ったと発表した
ブラード・セントルイス連銀総裁
「資産購入ペース縮小のペースを速めることは好ましい」
「来年も2回の利上げを支持する」
暫定予算案
バイデン米大統領が暫定予算案に署名、政府閉鎖を回避
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
雇用統計に対する反応は一時的、失業率4.2%は金融政策正常化を後押しするとの見通し。
新型コロナウイルス感染拡大懸念やインフレ懸念を背景とした株安がリスク回避の流れとなり、ドル円は一時112円56銭まで下落。
クロス通貨が軒並み下落、豪ドル円はついに78円台です。
株式
ダウ：34,580.08ドル(-59.71)
ナス：15,085.47(-295.85)
前日の大幅上昇や週末要因、オミクロン株の感染拡大などから利食い売り優勢でした。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が11月18日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.350%(-0.095)
実質金利：-1.092(-0.059)
今朝の期待インフレ率は2.442、前日より0.031低下しています。
(過去5営業日)
実質金利はマイナス1.092%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油1月物は、10.24ドル安の68.15ドルにて終了。
新型コロナウイルス感染拡大や増産枠維持により、上値追いには慎重なようです。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
12月4日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Dec-21 |
6,438 |
507 |
-2 |
|
Feb-22 |
6,452 |
3,237 |
-27 |
|
Apr-22 |
6,450 |
2,920 |
-88 |
|
Jun-22 |
6,445 |
2,671 |
-11 |
|
Aug-22 |
6,445 |
9,819 |
-347 |
|
Oct-22 |
6,448 |
27,759 |
551 |
|
合計 |
46,913 |
76 |
昨日の金は、2円安6,448円にて終了。
久々の6,300円台や雇用統計を控えていたため、買い優勢でした。
＜金市況＞
昨晩のNY金2月物は、21.20ドル高の1,783.90ドルにて終了。
今朝の国内金は17円高6,465円で終了しています。
米債利回りが大きく低下、NY金の上昇要因となりました。
SPDR:986.17トン(変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
12月4日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Dec-21 |
3,444 |
782 |
-20 |
|
Feb-22 |
3,489 |
2,139 |
-36 |
|
Apr-22 |
3,482 |
8,155 |
-15 |
|
Jun-22 |
3,463 |
3,013 |
-13 |
|
Aug-22 |
3,468 |
6,790 |
-100 |
|
Oct-22 |
3,459 |
14,591 |
220 |
|
合計 |
35,470 |
36 |
昨日の白金は、46円高3,459円にて終了。
一時3,400円を割り込む動き、わずかながら取組も増加しています。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金1月物は、6.90ドル安の926.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は56円安3,403円で終了しています。
国内外とも、上下に振らされています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
平均時給[前年比]は4.8%、物価上昇(6.2%)に追いついていません。
来週末の消費者物価指数、そして15日FOMCまで気が抜けません。
米国はブラックアウト期間入り、当局者からの発言は聞かれなくなります。
今週もありがとうございました。
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谷本 憲彦
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