【おかわり】ヒンデンブルグ・オーメン連灯 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・英消費者物価指数[前月比]0.0%(予想0.2%  前回0.5%)

・ユーロ圏消費者物価指数[前月比]-0.1%(予想-0.1%  前回-0.1%)

・米MBA住宅ローン申請指数-3.9%(前回2.8%)

・米住宅着工件数153.4万件(予想160.0万件  前回165.0万件)

・米建設許可件数163.5万件(予想161.0万件  前回159.4万件)

・米EIA原油在庫 原油323.3万バレル減 クッシング98万バレル減

 

ニュース、要人発言

ブラード・セントルイス連銀総裁

「FOMCの選択肢を考慮すれば、資産購入ペース縮小は2022年第1四半期に終了するのが好ましい」

FOMC議事録

「最近のインフレ上昇は一時的の可能性高い」

「資産購入ペース縮小の決定と利上げ時期は関連付けない」

「大半は今年の資産購入ペース縮小開始が適切と判断」

「インフレ下押し圧力の再現リスクを幾人かが指摘」

 

市況

東京前営業日比

 

08/18  15:15

08/19  07:00

円換算

ドル円

109.64

109.79

+0.15

NY金

1,793.60

1,789.45

-5

NY白金

1,005.20

994.15

-34

(時間は東京タイム)

 

今朝3時に公表されたFOMC議事録からは、労働市場に対する緩みとインフレ目標の達成が明記されており、中途半端な印象となっています。

公表直後にドル円は109円台半ばまで下落、ユーロドルは1.17台中盤にまで上昇するなどドル安の反応が見られました。

ドル売りが一巡するとすぐに買い戻され、ユーロドルは再び年初来安値近くにまで下落。

ドル円も109円80銭近辺にまで戻しています。

 

株式

ダウ:34,960.69ドル(-382.59)

ナス:14,525.91(-130.27)

 

 

議事録公開後に下げ幅を広げています。

7月28日に続き、8月18日にも「ヒンデンブルグ・オーメン」が点灯しました。

 

債券

米10年債利回り:1.257%(-0.005)

実質金利:-1.065(+0.002)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.322、前日より0.007低下しています。

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

8/12

1,751.80

-1.060

8/13

1,778.20

-1.102

8/16

1,789.80

-1.105

8/17

1,787.80

-1.067

8/18

1,784.40

-1.065

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利はマイナス1.065%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。

現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。

 

原油

NY原油9月物は、1.13ドル安の65.46ドルにて終了。

 

 

株価の大幅下落が上値を抑え、3カ月ぶり安値です。

 

貴金属

<前日内部要因>

8月18日金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Aug-21

6,305

982

-2

Oct-21

6,310

1,573

-5

Dec-21

6,310

1,793

-8

Feb-22

6,314

5,978

-70

Apr-22

6,315

14,705

-112

Jun-21

6,312

19,429

-1

合計

 

44,459

-198

 

昨日の金は、17円高6,312円にて終了。

一部4月限買い玉が降りた以外、大きな動きは見られませんでした。

 

<金市況>

昨晩のNY金12月物は、3.40ドル安の1,784.40ドルにて終了。

今朝の国内金は6円安6,306円で終了しています。

 

 

ドル高や株安が圧迫しています。

 

SPDR:1,015.10トン(-2.04トン)

 

浪風語録「ETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

 

白金

<前日内部要因>

8月18日白金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Aug-21

3,577

175

+6

Oct-21

3,579

1,208

-7

Dec-21

3,582

2,014

-12

Feb-22

3,578

4,541

+2

Apr-22

3,578

14,919

+90

Jun-21

3,562

18,188

+427

合計

 

41,045

+506

 

昨日の白金は、27円安3,589円にて終了。

金を上回る出来高、取組も大きく増加。

3,500円台で再び買いが入ったと思われます。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金10月物は、2.60ドル高の996.40ドルにて終了。

今朝の国内白金は32円安3,530円で終了しています。

 

 

一時1,000ドルを越える場面も見られましたが、株安が上値を抑えています。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。

4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。

 

<会員様>

 

原油の底割れと株安、VIX指数も上昇しています。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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